眼鏡作製技能士になるには?2022年新設の国家資格を解説

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メガネ店で、視力を測り、顔に合わせて調整し、最適な一本を仕立ててくれる専門家。その技能を認める国家資格が「眼鏡作製技能士」です。じつはこれ、2022年に生まれたばかりの、とても新しい国家資格です。「どんな資格?」「どうやってなるの?」と気になる人も多いはず。この記事では、メガネのプロである眼鏡作製技能士になる道を、その新しさの背景も含めて解説します。

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眼鏡作製技能士とは:2022年生まれの国家資格

眼鏡作製技能士について
「眼鏡作製技能士」とは?眼鏡の視力測定・フィッティング・レンズ加工技能を国が認定する国家資格(技能検定)です。2022年新設・HOA指定試験機関実施。学科はCBT方式・合格基準は学科70%・実技60%以上。

眼鏡作製技能士は、視力の測定やレンズの加工、フレームのフィッティングなど、眼鏡作製に関する技能を認定する国家資格です。技能検定制度の一つで、合格すると「眼鏡作製技能士」を名乗れます(名称独占)。所管は厚生労働省、試験は公益社団法人日本眼鏡技術者協会が担っています。

この資格の最大の特徴は、その新しさです。じつは日本には長らく、メガネの専門家を認める国家資格がありませんでした。欧米では以前から眼鏡士の資格制度があったのに対し、日本では2022年になって、ようやく技能検定「眼鏡作製技能士」として初めて国家資格化されたのです。それまでは民間資格の「認定眼鏡士」がその役割を担っていましたが、2022年に国家資格へと移行しました。メガネは、見え方という健康に関わるものを扱うだけに、その専門性を国が認める仕組みが、ついに整ったわけです。

1級・2級と、試験の内容

眼鏡作製技能士には、1級と2級の2つの等級があります。それぞれの位置づけを、下の表にまとめました。

レベル
2級眼鏡作製の基礎知識・技能。眼鏡店の標準的な業務に対応
1級特殊な矯正や老眼対応、眼科医との連携、後進の指導まで

2級は、眼鏡店で標準的な業務をこなせる基礎レベル。1級になると、特殊な度数の矯正や、難しいケースへの対応、眼科の専門医との連携、後輩の指導まで担える、上級のレベルです。試験は、学科試験と実技試験で構成されます。とくに実技は、「視力の測定」「フィッティング」「レンズ加工」の3つの科目からなり、実際に手を動かす技能が問われます。メガネ作りは、知識だけでなく、細やかな手作業と、お客さんに合わせる感覚が欠かせない仕事。だからこそ、実技がしっかり課されるのです。

眼鏡作製技能士の仕事

眼鏡作製技能士は、メガネ店で、どんな仕事をするのでしょうか。「メガネを売る人」というイメージを超えた、専門的な仕事です。

まず、お客さんの見え方を測定します。視力を調べ、どんな度数が合うかを見極めます。次に、顔の形や鼻・耳の位置に合わせて、フレームを丁寧に調整(フィッティング)します。そして、選んだレンズを、フレームに合わせて加工します。さらに、使い始めたあとのアフターケアまで担います。単にメガネを販売するのではなく、一人ひとりの目と顔に合った「最適な見え方」を仕立てる――それが、眼鏡作製技能士の仕事です。見え方は、日々の暮らしの快適さや、目の健康に直結します。だからこそ、確かな専門知識と技術が求められるのです。

なかでも、意外と奥が深いのが「フィッティング」です。同じメガネでも、少し傾いていたり、鼻当ての位置がずれていたりするだけで、見え方や掛け心地は大きく変わります。長時間かけても疲れず、ずり落ちず、そして正しくレンズの中心を通して見える――そんな状態に仕上げるには、顔立ちや骨格を見極める目と、細やかな手の感覚が要ります。「メガネが合わない」と感じるとき、その原因が度数ではなく、じつはフィッティングにあることも少なくありません。一人ひとりの顔に合わせて微調整するこの技術こそ、眼鏡作製技能士の腕の見せどころなのです。

眼鏡作製技能士になるには

では、眼鏡作製技能士になるには、どうすればよいのでしょうか。基本は、メガネ店で働きながら、技能を身につけて挑戦する道です。

一般的には、眼鏡店に就職して実務経験を積み、受験資格を得て技能検定に挑戦します。まず2級を取り、さらに経験を重ねて1級を目指す、という段階的な流れです。すでにメガネ店で働いているスタッフが、自分の技能を証明するために取得する動きも広がっています。眼鏡専門の学校で学ぶルートもあります。いずれにせよ、現場での実務経験が、この資格の土台になります。メガネという身近なものを扱いながら、人の見え方を支える――手に職をつけて、長く専門性を活かせる仕事です。

※ 受験に必要な実務経験の年数や、合格率などは、制度が2022年に始まったばかりで、まだデータが限られています。等級の要件も含め、挑戦する際は日本眼鏡技術者協会の公式情報で最新を確認してください。

国家資格化が持つ意味

眼鏡作製技能士が国家資格になったことには、大きな意味があります。それは、メガネの専門家の社会的な位置づけが、はっきりしたことです。

高齢化が進むなかで、見え方に悩みを抱える人は増えています。老眼や、見えにくさへの対応など、質の高い眼鏡作製の専門家が、これまで以上に求められています。パソコンやスマートフォンを長時間使う人が増え、目の負担への関心も高まっています。国家資格ができたことで、眼鏡技術者の技能が公に認められ、その信頼が高まることが期待されています。お客さんにとっても、有資格者がいる店は、安心して相談できる目印になります。まだ生まれたばかりの資格だからこそ、これから取得すれば、メガネのプロとしての確かな一歩を、早くから踏み出せます。

持ち帰り豆知識:日本にようやくできた”メガネの国家資格”

意外に思うかもしれませんが、日本には2022年まで、メガネ作りの専門家を認める国家資格がありませんでした。欧米では、オプティシャンと呼ばれる眼鏡士の資格制度が、以前から整っていたのに対し、日本は長らく、民間資格に頼ってきたのです。

そんななか、2022年に眼鏡作製技能士が誕生し、第一期の合格者が生まれました。私たちが毎日かけているメガネ。その一本一本を、確かな技術で仕立てるプロを、国が正式に認めるようになったのは、じつはごく最近のことなのです。新しい資格だけに、これから受ける人が、業界の未来をつくっていく――そんな期待も込められた、生まれたての国家資格です。

まとめ:見え方を支える、新しい国家資格

眼鏡作製技能士は、2022年に新設されたばかりの、メガネ作りの国家資格です。それまで民間資格だった認定眼鏡士から移行し、日本で初めての国家資格となりました。1級・2級があり、学科に加えて視力測定・フィッティング・レンズ加工の実技が問われます。なるには、メガネ店で実務経験を積み、技能検定に挑戦するのが基本の道です。

メガネを通じて人の見え方を支える仕事に興味があるなら、最初の一歩は、眼鏡店の仕事や、この資格の受験要件を調べてみること。まずは眼鏡店で働きながら、視力測定やフィッティングの技術を、現場で身につけていくのが実際的な道です。生まれたばかりの資格だからこそ、いち早く取得すれば、メガネのプロとしての専門性を、他店に先んじて確かな形で示せます。なお、受験資格や合格率は、制度が始まって日が浅くまだデータが限られているので、挑戦の前に日本眼鏡技術者協会の公式情報で最新を確認してください。

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