ルノルマンカード占いアドバイザー(JFTA)とは?
概要・難易度・タロットとの違いを解説
ルノルマンカード占いアドバイザー(JFTA)の概要
ルノルマンカード占いアドバイザーは、一般社団法人日本占い師協会(JFTA)が認定する民間資格です。36枚のカードを使い、日常的な出来事や具体的な状況を読み解く「ルノルマンカード」の歴史・成り立ちから、実際のリーディング技術までを体系的に学べる内容になっています。タロットと混同されがちなカードですが、両者の違いを正しく理解して使い分ける力が問われるのが特徴です。
※ JFTAとは、Japan Fortune-telling Association(一般社団法人日本占い師協会)の略称です。占い師の育成・資格認定を目的とした団体で、タロットや数秘術、宿曜占星術など多彩な占術ジャンルの資格試験を運営しています。
試験の出題範囲
出題範囲は、ルノルマンカードとは何かという基礎知識から、カードが生まれた歴史的背景、タロットカードとの構造上の違い、36枚それぞれのカードが持つ意味・見方まで幅広く問われます。とくに「タロットカードとの違い」は頻出のテーマで、象徴を深く解釈するタロットに対し、ルノルマンカードは日常の具体的な出来事を端的に示す点が理解のポイントになります。
※ ルノルマンカードとは、36枚のカードを使う占いカードの一種です。1枚1枚が「家」「犬」「太陽」のような具体的なモチーフを表し、複数枚を組み合わせて日常の出来事を読み解くのに向いています。
受験資格・試験形式
受験資格に制限はなく、誰でも申し込みできます。試験は在宅受験方式で、申し込み後1週間以内に問題が郵送され、解答を提出してから10日前後で合否が確認できます。受験料は10,000円(税込)、合格基準は70%以上の評価です。以前は試験期間が定められていましたが、現在は年間を通じていつでも受験できます。
象徴ではなく「具体性」を読むカード
ルノルマンカード最大の特徴は、抽象的な象徴を深読みするのではなく、複数枚の組み合わせから「いつ」「誰が」「どうなる」といった具体的な状況を導き出すリーディングスタイルにあります。恋愛や仕事の行方を、比較的ストレートな言葉で伝えられるため、タロットとは異なる実用性の高さが評価されている占術です。
難易度・学習時間の目安
1枚ごとの意味を覚えるだけでなく、隣り合うカードの組み合わせによって解釈が変化する点が、この占術の難しさであり面白さでもあります。カード単体の意味を暗記する段階から、複数枚を関連づけて読む段階へとステップアップする必要があるため、80〜120時間程度の学習を見込んでおくと安心です。
※ 組み合わせリーディングとは、複数のカードを並べて、隣接するカード同士の関係性から意味を読み解く手法です。ルノルマンカードでは1枚単体よりも組み合わせの解釈が重視されます。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
ルノルマンカード占い師
個人セッションやイベント出店で、ルノルマンカードを使った鑑定を行う占い師として活動できます。具体的な状況を読み解くカードの特性から、「今月中に結果が出るか」「あの人からいつ連絡が来るか」といった直近の悩みに答えやすく、リピーターがつきやすい占術ともいわれています。
タロット占い師の「もう一つの引き出し」として
すでにタロット占い師として活動している人が、より具体的な答えを求める相談者向けにルノルマンカードを併用するケースも多く見られます。象徴的で抽象度の高いタロットの結果を、ルノルマンカードで補足して伝えるという使い方です。
オンライン鑑定師・SNS発信者
36枚という限られた枚数で構成されるため、SNSの短い投稿やライブ配信でのスピード鑑定とも相性がよく、オンラインを中心に活動する占い師からも支持されている占術です。
誕生の背景・歴史
18世紀末:ドイツのボードゲームがルーツ
ルノルマンカードの直接的なルーツは、18世紀後半のドイツで流行した「希望のゲーム」というボードゲーム用のカードにあるとされています。1799年に発売されたこのカードが、現在の36枚構成のルノルマンカードの原型になったといわれています。
19世紀:伝説の占い師マリー・ルノルマンの名を冠して
カードの名前の由来となったマリー・アン・アデレード・ルノルマンは、ナポレオン時代のフランスで活躍した実在の占い師です。興味深いことに、本人がこのカードを使っていたという記録はなく、彼女の死後に「ルノルマン」の名を冠したカードデッキとして発売されたのが現在の形とされています。
※ マリー・ルノルマンとは、フランス革命からナポレオン一世の時代に活躍した実在の占い師です。フランスでは史上最も偉大な占い師の一人とされ、その名声にあやかってカードデッキが後世に発売されました。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
具体的な答えを求める相談に応えたい占い師
「結果が出るのはいつ頃か」「相手の本音はどうなのか」など、具体的な答えを求める相談者に対応したいという理由で、タロットに加えてルノルマンカードを学ぶ占い師が多くいます。
タロットとは違う占術に挑戦したい人
タロットカードをすでに学んでいる人が、次のステップとして異なる読み方をするカード占術に挑戦する目的で取得するケースも見られます。同じカード占いでも思考法が異なるため、占術の幅を広げたい人に選ばれています。
ヨーロッパの歴史的な占術に興味がある人
ナポレオン時代のフランス、伝説の占い師といった歴史的な背景そのものに惹かれ、実用性だけでなく物語としての面白さを求めて学び始める人もいます。
豆知識:ルノルマンカードにまつわる意外な事実
「ルノルマンカード」なのにルノルマン本人は使っていなかった
名前の由来となったマリー・ルノルマンが、実際に現在のルノルマンカードを使っていたという記録は残っていません。彼女はトランプやタロット、数秘術など複数の占術を組み合わせて占っていたとされており、現在のカードは彼女の死後、その名声にあやかって発売されたものだといわれています。「本人が使っていなかった名前の由来を持つ占具」というのは、占術史のなかでもやや珍しいエピソードです。
ボードゲームから占いカードへの転身
ルノルマンカードの原型は、もともと「希望のゲーム」というすごろくに似たドイツのボードゲームでした。遊戯用のカードが、時代を経て占いの道具として使われるようになったという成り立ちは、タロットカードが元々トランプ遊びの延長線上にあったのと似た経緯をたどっています。
まとめ ― 「今」を映す、実用的な36枚のカード
こんな方にとくにおすすめ
- すでにタロットを学んでおり、具体的な鑑定ができる占術を加えたい方
- 抽象的な象徴読みより、具体的な状況を伝える占いに興味がある方
- ヨーロッパの歴史的な占術の成り立ちに関心がある方
- SNSやオンラインでスピード感のある鑑定を発信したい方
取得に向けた第一歩
まずは36枚のカードそれぞれの基本的な意味を一覧で把握し、身近な出来事に当てはめて練習してみるのがおすすめです。基礎が固まったら、JFTAの公式サイトから受験を申し込み、在宅で自分のペースで試験に取り組めます。
