アンガーカウンセラー(JAAMP)について

在宅受験可筆記試験誰でも受験可
民間資格

アンガーカウンセラー(JAAMP)とは?

概要・難易度・怒りの感情との付き合い方を解説

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アンガーカウンセラー(JAAMP)の概要

アンガーカウンセラーは、一般財団法人日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が認定する民間資格です。怒りという感情のクセや本質、感情管理の考え方を理解していることを証明し、取得後は講師やカウンセラーとして活動できます。

※ よく似た名前の資格に「アンガーコントロール士資格」がありますが、こちらはJIA(日本インストラクター技術協会)が認定する別の資格です。アンガーカウンセラーはJAAMP(日本メディカル心理セラピー協会)が認定する資格で、主催団体が異なりますのでご注意ください。

試験の出題範囲と形式

試験は在宅受験形式です。申し込みから1週間以内に試験問題が郵送され、自宅で解答して返送する流れになっています。出題範囲は「後悔しない怒り方」「怒りを溜め込まない考え方」「イライラの解消方法」「怒りを抑制する方法」「気持ちを効果的に伝える方法」など、感情との付き合い方を軸にしたテーマです。到着後10日前後で合否結果照会から結果を確認できます。

アンガーマネジメントとは、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングの総称です。1970年代にアメリカで生まれた考え方で、教育・医療・ビジネスなど幅広い分野に応用されています。

受験資格・対象者

受験資格に年齢・学歴・実務経験などの制限はありません。以前は試験期間・申込期間が定められていましたが、現在は制度が見直され、いつでも申し込み・受験ができるようになっています。

資格ならではの特徴

アンガーマネジメント関連の資格は複数の団体が発行していますが、この資格は「怒りを我慢する・抑え込む」のではなく、「怒りという感情の仕組みを理解し、上手に付き合う」という視点を重視している点が特徴です。感情表現の技術そのものよりも、感情との向き合い方を学ぶ内容といえます。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ 誰でも挑戦しやすい入門レベル

合格基準は70%以上の評価とされています。公式テキストの内容に沿って学習すれば十分対応できる難易度で、特別な予備知識は不要です。在宅受験のため、自分のペースでじっくり取り組めます。

合格率の目安:公式な合格率は公表されていませんが、合格基準は70%以上の得点とされています。基本的な内容を理解していれば十分に届く水準です。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

カウンセラー・講師としての活動

個人セッションや企業向けのアンガーマネジメント研修講師として活動する道があります。感情コントロールに悩む人へのアドバイスや、職場の人間関係改善の研修などで資格を活かすケースがあります。

管理職・人事担当者としての応用

部下への指導やハラスメント防止の観点から、管理職や人事担当者が自身のスキルアップのために取得するケースもあります。感情的にならずに冷静にフィードバックする技術は、マネジメント業務に直結します。

保育・教育現場での応用

子どもや保護者と接する保育士・教員などが、感情的になりやすい場面での対応力を高める目的で学ぶこともあります。自分自身の怒りだけでなく、子どもの怒りの感情への向き合い方を考えるヒントにもなります。

接客業・サービス業でのクレーム対応

接客業やコールセンターなど、クレーム対応の機会が多い職種でも、感情をコントロールする知識は役立ちます。相手の怒りを受け止めながら自分の感情を消耗させすぎないための考え方は、日々の業務ストレスを軽減するヒントにもなります。

誕生の背景・歴史

1970年代のアメリカで生まれたアンガーマネジメント

アンガーマネジメントという考え方は、1970年代のアメリカで、認知行動療法をベースに生まれました。当初はドメスティックバイオレンスや軽犯罪者への矯正プログラムとして使われていましたが、その効果が認められ、次第に教育・医療・福祉・ビジネスなど幅広い分野に応用されるようになりました。

日本での資格化と広がり

日本でもアンガーマネジメントの考え方が知られるようになるにつれ、複数の団体がそれぞれの切り口で関連資格を整備してきました。JAAMPのアンガーカウンセラーもその一つで、日常生活や職場での感情管理に役立つ実践的な知識を、誰でも学べる形にまとめたものといえます。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

職場の人間関係に悩んでいる方

上司・部下・同僚との関係の中で、感情的になってしまう自分を変えたいという動機で学ぶ人が多く見られます。感情の仕組みを理解することで、冷静な対応がとりやすくなったという声もあります。

子育て中の保護者

子どもについ怒ってしまうことに悩む保護者が、自分の感情をコントロールする方法を学ぶために受験するケースもあります。家庭内での実践を目的に取得する人も少なくありません。

カウンセラー・コーチとして専門性を広げたい方

既に他の心理系資格を持つ方が、感情管理という専門分野を追加するために取得することもあります。クライアントの相談内容に応じて、対応できるテーマを広げる目的です。

豆知識:怒りにまつわる意外な事実

怒りは「6秒」でピークを過ぎる

アンガーマネジメントの世界でよく知られる考え方に、「怒りの感情のピークは長くても6秒ほどしか続かない」というものがあります。カッとなった瞬間に反射的に言葉を発するのではなく、6秒間だけやり過ごすことで、衝動的な言動を減らせるとされています。この資格の出題範囲にある「後悔しない怒り方」にも通じる考え方です。

怒りは「1次感情」の後に出てくる「2次感情」

アンガーマネジメントでは、怒りは単独で生まれる感情ではなく、その前に「悲しい」「不安」「疲れた」「寂しい」といった1次感情があり、それが十分に処理されずに怒りという2次感情に変換されると考えられています。怒りの裏側にある本当の感情に気づくことが、感情管理の第一歩とされています。

1次感情・2次感情とは、感情心理学で使われる分類です。悲しみや不安、疲労感などの「そのままの気持ち」が1次感情、それが表に出るときに姿を変えた怒りが2次感情とされ、アンガーマネジメントの基礎理論の一つになっています。

アンガーマネジメントは矯正プログラムから生まれた

意外に知られていない歴史として、アンガーマネジメントは当初、ドメスティックバイオレンスの加害者や軽犯罪を犯した人向けの矯正プログラムとして開発されたという経緯があります。そこから効果が認められ、一般の職場や家庭、教育現場でも活用される汎用的な感情管理スキルへと広がっていきました。「怒りをこじらせた人のための特別な訓練」から「誰もが身につけられる日常スキル」へと役割が変化してきた点は、この資格の学習内容を理解するうえで興味深い背景です。

まとめ ― 怒りとの上手な付き合い方を学ぶ資格

こんな方にとくにおすすめ

  • 職場や家庭で感情的になりやすい自分を変えたい方
  • 部下や子どもへの接し方を見直したい管理職・保護者の方
  • カウンセラー・コーチとして感情管理の専門性を広げたい方

取得に向けた第一歩

在宅受験で受験資格の制限もないため、思い立ったときにインターネットから申し込めます。まずは公式サイトで出題範囲やテキストを確認し、日常の中で怒りの感情を意識的に観察することから始めるとよいでしょう。似た名前の資格と混同しないよう、主催団体名(JAAMP)も確認しておくと安心です。

公式サイト:アンガーカウンセラー® 公式サイト(日本メディカル心理セラピー協会 JAAMP)