日曜大工士資格について

在宅受験可誰でも受験可
民間資格

日曜大工士資格とは?

概要・難易度・DIYの実践知識を仕事につなげる学び方を解説

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日曜大工士資格の概要

日曜大工士®資格は、一般社団法人日本デザインプランナー協会(JDP)が実施する認定試験です。道具の使い方から床材・壁紙・レンガの知識、棚や家具の製作方法まで、DIY(Do It Yourself)に必要な実務知識を証明する民間資格として位置づけられています。

DIYとは「Do It Yourself(自分でやる)」の略で、業者に頼らず自分の手で家具作りや部屋の模様替えなどを行うことを指します。日曜大工はDIYの中でも特に木工・住まいの手直しを中心とした活動です。

試験の出題範囲と形式

試験は在宅受験の郵送方式です。インターネットで申し込むと1週間以内に試験問題が届き、解答を返送してから10日前後で合否が確認できます。出題範囲は、テレビ台や襖・すのこなどのリメイク技術、収納DIY、ハンガーラック・テーブル・ベッドなどの家具製作、賃貸でも壁を傷つけずに柱を立てられるディアウォール活用法など、実践的なテーマが幅広く含まれます。

合格基準は70%以上の評価とされ、受験料は10,000円(税込)です。試験期間・申込期間の制限はなく、随時受験できます。合格後は認定カード・認定証が各5,500円で発行されます。

受験資格・対象者

年齢・学歴・実務経験に関する制限はなく、日曜大工の初心者から経験者まで誰でも受験できます。協会からのテキスト販売はなく、SARAスクールジャパンや諒設計アーキテクトラーニングといった通信講座で学ぶルートが用意されています。

ディアウォールとは、賃貸住宅などで壁や床に穴を開けずに、突っ張り式で柱を立てられるDIY用資材のことです。棚やパーテーションを手軽に設置できることから人気の定番アイテムです。

「日曜大工スペシャリスト」からの改称という歴史

この資格はもともと「日曜大工スペシャリスト」という名称で実施されていましたが、現在は「日曜大工士®」に改称されています。協会によれば、試験範囲や合格基準などの内容に変更はないとされており、名称のみが現代的な響きに整えられた形です。求人票や過去の紹介記事では旧名称が使われている場合があります。DIY関連の資格には、一般社団法人日本DIY・ホームセンター協会が認定するDIYアドバイザーもあり、住まいの修繕相談など接客寄りの知識を重視したい場合はこちらもあわせて確認するとよいでしょう。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 工具経験がなくても動画等で学べば挑戦しやすい

木材のカットや電動ドライバーの扱いなど、多少の実践経験があると理解が早まりますが、YouTubeなどの動画で作り方を学べる時代のため、未経験からでも1〜2ヶ月ほど基礎知識を学べば十分に対応可能なレベルです。

リメイク技術とは、テレビ台や襖(ふすま)といった既存の家具・建具を、塗装や貼り替えによって新しいデザインに作り替える技法のことです。買い替えずに雰囲気を一新できる点が魅力です。

合格率の目安:公式な合格率は非公表ですが、合格基準は70%以上の評価とされ、基礎知識を押さえていれば在宅受験でじっくり取り組めます。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

DIYアドバイザー・ホームセンタースタッフ

ホームセンターの木材加工コーナーやDIY用品売り場では、お客様から「どんな道具を選べばよいか」「この棚はどう作ればよいか」といった相談を受ける場面が多くあります。資格で得た知識は、実務での接客説明の説得力を高めることにつながります。

DIY系ブロガー・YouTuber・SNS発信者

自作の家具やリメイク作品を発信するDIY系インフルエンサーにとって、資格は情報の裏付けとして信頼性を高める材料になります。特に賃貸DIYのノウハウは需要の高いテーマです。

ハンドメイド家具作家

オーダーメイドの棚やテーブルをminneなどで販売する際、体系立てて学んだという裏付けとして資格が役立ちます。木材や素材の知識は、耐久性の高い作品作りにも活かせます。

誕生の背景・歴史

「日曜大工スペシャリスト」として誕生

この資格は当初「日曜大工スペシャリスト」として創設されました。DIYは古くから家庭の趣味として親しまれてきましたが、道具や素材の知識を体系立てて学ぶ機会は限られており、そうした知識を証明する資格として企画されたのが始まりです。

巣ごもり需要とは、外出を控えて自宅で過ごす時間が増えたことにより高まった、住まいや室内で楽しめる商品・サービスへの需要のことです。コロナ禍を象徴するキーワードの一つとされています。

コロナ禍の「第4次DIYブーム」で需要が拡大

2020年以降のコロナ禍では、外出自粛による「巣ごもり需要」を背景に空前のDIYブームが到来し、業界では「第4次DIYブーム」とも呼ばれました。上場ホームセンター各社の売上が軒並み増収となるなど、住まいを自分の手で快適にする文化が一気に広がった時期です。日曜大工士は、こうした社会的なDIY需要の高まりとともに、名称も「日曜大工士®」へと整えられていきました。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

賃貸住宅でDIYを楽しみたい方

壁や床を傷つけずに収納やインテリアを工夫したいという賃貸住まいの方が、ディアウォールなどの活用法を体系的に学ぶために取得しています。

マイホームを自分でメンテナンスしたい方

ちょっとした棚の設置や壁紙の張り替えなど、業者に頼まず自分でできる範囲を広げたいという方が、正しい知識を身につけるために受験しています。

DIYを発信・副業につなげたい方

SNSやブログでDIY作品を発信し、将来的にはオーダーメイド家具の制作や販売につなげたいという方が、知識の裏付けとして資格取得を目指すケースも増えています。

豆知識:DIYブームとディアウォールのうんちく

ディアウォールは発売8年後にブレイクした

賃貸DIYの定番資材として知られる「ディアウォール」は2008年に発売されましたが、当初はほとんど売れなかったといわれています。転機が訪れたのは2016年ごろで、SNSやブログで活用アイデアが口コミで広がり、Amazonランキング大賞のDIY・工具・ガーデン部門で2016年・2017年と2年連続1位を獲得するヒット商品になりました。発売から人気が出るまで8年もかかったというのは、DIYグッズとしては異例のロングテールぶりです。

コロナ禍は「第4次DIYブーム」と呼ばれた

2020年からのコロナ禍では、YouTubeなどの動画で作り方を学べる環境が整ったこともあり、これまでDIY経験のなかった人が新たに挑戦する動きが広がりました。業界ではこれを「第4次DIYブーム」と位置づけており、上場ホームセンター20社の売上合計が前年同期比で約1割増加するなど、数字にもはっきりと表れた出来事でした。

まとめ ― 「自分の手で暮らしをつくる」を後押しする資格

こんな方にとくにおすすめ

  • 賃貸住宅でも工夫してDIYを楽しみたい方
  • DIY系の発信・副業を考えている方
  • ホームセンターなどでDIY接客に携わる方
  • マイホームを自分でメンテナンスしたい方

取得に向けた第一歩

まずはディアウォールなど手軽な資材を使った小さな棚作りから始め、道具の扱いと素材知識を実践的に身につけるのがおすすめです。並行してSARAスクールジャパンなどの通信講座で、床材や壁紙、家具製作の体系的な知識を補うと効率よく準備できます。

公式サイト:日曜大工士認定試験(日本デザインプランナー協会)