DELE(スペイン語検定)について

筆記試験誰でも受験可
公的資格

DELE(スペイン語検定)とは?

概要・難易度・スペイン語の国際資格を解説

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DELEの概要

DELE(デレ)は、スペイン教育・職業訓練省の名義で、インスティトゥト・セルバンテスが授与する、スペイン語の運用能力を証明する公式資格です。問題作成・採点はサラマンカ大学が担います。世界中で実施され、日本でもセルバンテス文化センター東京をはじめ複数の都市で受験できます。スペイン語圏で広く通用し、一度取得すれば生涯有効な、スペイン語検定の国際標準です。

インスティトゥト・セルバンテスとは、スペイン語とスペイン語圏の文化を世界に広める、スペインの公的機関です。各国に文化センターを持ち、DELEの実施を担っています。

CEFRに対応した6レベル

試験は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に準拠したA1・A2・B1・B2・C1・C2の6レベルに分かれています。各レベルとも、聞く・読む・書く・話すの4技能を総合的に評価します。前提条件なく、自分のレベルに合った級を直接選んで受験できます。

子ども・若者向けの版もある

原則として年齢制限はなく、誰でも受験できます。11〜17歳の若い世代向けには、DELE para escolares(学齢者向けDELE)も用意されています。大人から子どもまで、自分に合った形でスペイン語力を証明できます。

スペイン語圏の広さ:スペイン語は、スペインだけでなく中南米の多くの国で公用語とされ、世界で4億人以上が話すとされます。DELEは、その広大なスペイン語圏で通用する公式資格です。

難易度・学習時間の目安

★★★☆☆ レベルを選んで受験するため、入門のA1から最上級のC2まで、自分の実力に合わせて挑戦できます。

難易度は受験レベルによって異なります。A1・A2は学習を始めて間もない人でも挑戦でき、B1・B2は日常やある程度専門的な場面での運用力、C1・C2は高度なスペイン語が求められます。留学では大学によってB1〜B2程度が目安とされます。4技能をまんべんなく鍛えることが合格の鍵となります。

評価の目安:合否は受験したレベルごとに判定されます。読解・聴解・作文・口頭の各グループで一定の基準を満たすことで合格となります。

SIELEとの違い

スペイン語の国際資格には、DELEのほかに「SIELE(スペイン語国際評価検定)」もあります。SIELEはインスティトゥト・セルバンテス、サラマンカ大学、メキシコ国立自治大学、ブエノスアイレス大学が共同で開発した、コンピューターで受験する試験です。DELEが生涯有効な「級」を取得する試験であるのに対し、SIELEは有効期限5年のスコア形式で、いつでも受験でき結果も早く出るという違いがあります。じっくり実力を証明したいならDELE、スピーディーにスコアを取得したいならSIELE、と目的で選ぶとよいでしょう。

取得後に活かせる場面・関連する進路

スペイン・中南米への留学

スペインや中南米の大学への留学で、スペイン語力の証明としてDELEが使えます。スペイン語圏の幅広い国で通用するため、留学先の選択肢を広げる資格です。

スペイン国籍取得・移住

スペインの国籍取得(帰化)申請では、一定レベルのDELEが語学要件として用いられます。移住や長期滞在を考える人にとって、生涯有効なDELEは重要な証明になります。

就職・専門分野

スペイン語を使う企業や国際機関、観光・貿易などの分野で、スペイン語力を客観的に示せます。世界で多くの人が話す言語だけに、スペイン語の公式資格はキャリアの強みになります。

※ 日本国内には、一般財団法人日本スペイン協会が実施する民間検定スペイン語技能検定もあります。DELEがスペイン教育省名義の国際的な公式資格であるのに対し、スペイン語技能検定は日本国内での学習指標として活用されている検定で、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。

誕生の背景・歴史

1989年に始まった公式資格

DELEは1989年に始まり、スペイン政府がスペイン語能力を公式に証明する制度として整えてきました。国の名義で授与され、由緒あるサラマンカ大学が採点を担うことで、その信頼性が支えられています。

世界に広がるスペイン語の標準資格に

スペイン語話者が世界中に広がる中、その能力を測る共通の物差しとして、DELEは国際的な地位を確立しました。CEFRに対応していることで、世界中で通用するレベル表示となり、スペイン語学習者の目標として定着しています。

生涯有効:DELEのディプロマには有効期限がありません。一度取得すれば、何年経ってもスペイン語力の証明として使えます。

どんな人が、どんな目的で受験しているのか

スペイン語を学ぶ学生・社会人

大学や語学学校でスペイン語を学ぶ人が、学習成果を公式に示すために受験します。レベル別なので、自分の進度に合わせて目標を設定しやすいのが魅力です。

留学・移住を目指す人

スペインや中南米への留学・移住を目指す人が、必要な語学要件を満たすために受験します。国籍取得の要件にもなるため、長期的な人生設計の中で活用されています。

スペイン語圏の文化を愛する人

スペイン・中南米の音楽・サッカー・文学・旅などに惹かれ、その言葉を深く理解したい人も挑戦します。情熱的な文化に触れる楽しさが、学習を続ける原動力になります。

豆知識:4億人の言語の証明書

「世界で2番目に話者が多い母語」

スペイン語は、母語話者の数で世界第2位ともいわれる、極めて話者の多い言語です。それだけ活躍の場が広いということでもあり、DELEで証明できるスペイン語力は、英語に次ぐ「使える語学」として、人生の選択肢を大きく広げてくれます。

名門サラマンカ大学が採点

DELEの問題作成・採点を担うのは、スペイン最古の大学の一つである名門サラマンカ大学です。歴史ある学術機関が品質を保証しているからこそ、世界中で信頼される資格となっています。学びの権威に裏打ちされた検定だといえます。

まとめ ― スペイン語力を世界基準で証明する

こんな方にとくにおすすめ

  • スペイン・中南米への留学を目指す方
  • スペイン国籍取得・移住を考えている方
  • スペイン語を使う仕事・国際的なキャリアを考えている方
  • 生涯有効のスペイン語資格を取得しておきたい方

受験に向けた第一歩

まずは公式サイトで、自分の実力に合うレベル(A1〜C2)と、日本での試験会場・実施月を確認しましょう。セルバンテス文化センターなどが実施しています。実施月は限られるため、早めに目標レベルを定め、4技能をバランスよく鍛える学習計画を立てるのがおすすめです。

公式サイト:DELE 公式サイト(インスティトゥト・セルバンテス)