薬膳漢方マイスター(JAFA)について

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民間資格

薬膳漢方マイスター(JAFA)とは?

概要・難易度・中医学理論の活かし方を解説

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薬膳漢方マイスター(JAFA)の概要

薬膳漢方マイスターは、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する民間資格です。薬膳・漢方の知識を深め、それを広く伝えられる人材の育成を目的としており、中医学理論をベースに、料理への活用はもちろん美容・健康へのアプローチ、さらには食以外の生活場面での活用法まで幅広く学べる点が特徴です。

中医学とは、中国で発展してきた伝統医学の考え方で、体質や体調に合わせて食材や生薬を選ぶ「薬膳」の理論的な土台になっています。西洋医学とは異なる視点で心身のバランスをとらえる点が特徴です。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、薬膳・漢方の基礎理論、食材や生薬の性質(五性・五味などの分類)、体質に合わせた食事の組み立て方、美容・健康への応用、日常生活での実践的な活用法まで多岐にわたります。試験はJAFAが指定する認定機関(通信講座「formie」など)の講座を受講したうえで、随時在宅のWeb形式で受験する方式です。

受験資格・対象者

受験できるのは、JAFAが指定する認定機関の講座を受講し、その機関が定める方法で申し込んだ人に限られます。JAFAへの直接申し込みは受け付けておらず、受験料は認定機関の講座費用に含まれています。formieの講座ではサブスクプラン(月額3,980円・初回7日間980円)と買い切りプラン(36,300円)が用意され、受験料・認定料も別途ポイント制で案内されています。

「薬膳」を冠する資格は複数団体から出ている

薬膳・漢方関連の資格は、JAFA以外にも複数の団体が独自に認定を行っています。名称も「薬膳コーディネーター」「薬膳調整師」など似た響きのものが多く、資格を検討する際は「JAFA(日本能力教育促進協会)が認定する薬膳漢方マイスター」であることを主催団体名まで含めて確認することが大切です。

※ 薬膳・漢方分野は民間資格が乱立しやすい領域のひとつです。どの団体の資格かによって学習内容の重点(料理寄りか、体質理論寄りか)が異なるため、自分の目的に合った資格を選ぶことが重要です。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 中医学の専門用語に触れるためやや学習が必要なレベル

標準的な学習期間の目安は1か月程度(最短1週間程度)とされていますが、中医学特有の専門用語(五性・五味・気血水など)に初めて触れる人にとっては、他のJAFA系資格よりもやや理解に時間がかかる傾向があります。焦らず教材を繰り返し確認することが合格への近道です。

合格率の目安:公式には合格率は公表されていません。同種のJAFA・formie系資格では、講座内容をきちんと学習すれば十分合格を狙えるとされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

飲食店・カフェのメニュー開発担当

体質や季節に合わせた薬膳メニューを考案する際の理論的な裏付けとして活用できます。「冷え性向け」「疲労回復向け」など目的別の献立提案に説得力を持たせられます。

美容・健康関連のアドバイザー

薬膳・漢方の考え方は食事だけでなく、日々のスキンケアや生活習慣のアドバイスにも応用できます。美容系の仕事をしている人が、東洋医学的な視点を加えることで提案の幅を広げるケースがあります。

SNS・教室での薬膳知識の発信者

体質改善レシピや養生法をSNSやワークショップで発信する際、中医学の理論に基づいた説明ができることは発信内容の信頼性向上につながります。「なんとなく体によさそう」ではなく、五性・五味といった理論的な裏付けを添えて説明できる点は、他の発信者との差別化にもつながります。

介護・福祉分野での食事アドバイザー

高齢者施設や在宅介護の現場でも、体を温める食材・冷やす食材といった薬膳の考え方は、季節ごとの体調管理を意識した献立作りに応用できます。栄養バランスだけでなく体質面からのアプローチを加えられる点は、介護食を考える上でのもう一つの視点として役立ちます。

誕生の背景・歴史

薬膳・漢方への関心の高まりを背景に整備

健康志向の高まりとともに、日本国内でも「体質に合わせた食事」という薬膳の考え方への関心が広がってきました。JAFAはこうした需要を受け、2016年頃までに薬膳漢方マイスターを含む食・飲料分野の複数資格を整備し、認定機関を通じて学べる仕組みを構築しています。

「食」から「暮らし全般」への応用へ

当初は料理への応用が中心だった薬膳の知識も、現在では美容・健康・生活習慣といった食以外の場面にまで応用範囲が広がっています。JAFAの薬膳漢方マイスターも、こうした「食を起点に暮らし全体を整える」という中医学本来の発想を反映した学習内容になっています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

体質改善に関心のある主婦・会社員

冷え性や疲れやすさなど自分の体質の悩みをきっかけに、食事から体調を整える知識を体系的に学びたいという動機で受講する人が多い層です。家族の食事作りに知識を活かしているという声もあります。

美容系の仕事をしている人

エステティシャンやスキンケアアドバイザーなど、美容に関わる仕事をしている人が、東洋医学的な視点を提案の幅に加えるために取得するケースもあります。

薬膳カフェ・教室の開業を目指す人

将来的に薬膳をテーマにしたカフェや料理教室を開きたい人が、メニューや講座内容の理論的な裏付けを得るために取得するケースもあります。

豆知識:身近な食材にも薬膳の考え方が息づいている

「五性」で食材を分類する考え方

薬膳では食材を「熱・温・平・涼・寒」という5つの性質(五性)に分類し、体を温める食材・冷やす食材として使い分けます。生姜やねぎは体を温める食材、きゅうりやトマトは体を冷やす食材とされ、季節や体調に合わせて選ぶという考え方は、普段の食生活にもすぐ取り入れられる知識です。

薬膳は「特別な食材」を使う料理ではない

薬膳と聞くと高級な漢方生薬を使う特別な料理をイメージしがちですが、実際には身近なスーパーで買える野菜・肉・魚も薬膳の考え方に組み込むことができます。薬膳漢方マイスターの学習では、こうした「特別なものではなく日常の延長線上にある」という薬膳の本質的な考え方を理解することが重視されています。

※ 薬膳の知識は体質の傾向をとらえる考え方であり、病気の治療を目的とした医療行為ではありません。体調に不安がある場合は、自己判断に頼らず医療機関に相談することが前提とされています。

まとめ ― 体質を知り、食で暮らしを整える一歩に

こんな方にとくにおすすめ

  • 自分や家族の体質に合わせた食事を体系的に学びたい方
  • 美容・健康の仕事に東洋医学的な視点を加えたい方
  • 薬膳カフェや教室の開業・講師活動を目指している方

取得に向けた第一歩

まずはJAFAが認定する通信講座「formie」などの講座内容を確認し、中医学の基礎用語に少しずつ慣れながら学習を始めるのがおすすめです。似た名前の他団体の資格と混同しないよう、主催団体名を確認したうえで申し込むようにしましょう。

薬膳漢方マイスター
中医学理論から料理への活用、また美容や健康へのアプローチや食以外の活用法まで幅広い知識を持ち、薬膳および漢方を楽しみながら生活に取り入れるプロを目指す資格です。試験概要下記要領にて認定を行います。◆試験の目的薬膳および漢方に関する知識を深め...