イタリアンコーディネーター(JLESA)について

在宅受験可誰でも受験可
民間資格

イタリアンコーディネーター(JLESA)とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

スポンサーリンク

イタリアンコーディネーター(JLESA)の概要

イタリアンコーディネーターは、一般社団法人日本生活環境支援協会(JLESA)が認定する民間資格です。調理師免許のような実技系の国家資格ではなく、イタリア料理の食材やメニュー構成、食材同士の組み合わせ方についての知識を問う検定で、「コーディネート力」を証明するタイプの資格です。

一般社団法人日本生活環境支援協会(JLESA)とは、食・美容・ペットなど暮らしに身近なテーマの民間資格を多数認定している団体のこと。「和菓子パティシエ」「パイソムリエ」など、同じフォーマットの資格を複数運営しています。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、イタリア料理の食材やその作り方、メニューの構成や選び方、食材同士の組み合わせ方が中心です。具体的には、パンチェッタ・生ハム・サラミ・ポルチーニ・トマト・アーティチョークといった代表的な食材の使い方、各種パスタやドルチェ、カフェとの相性に関する知識が問われます。

パンチェッタとは、豚バラ肉を塩漬けにして熟成させたイタリアの加工肉のこと。ベーコンに似ていますが燻製をしない点が特徴で、パスタ料理などによく使われます。

受験資格・対象者

受験資格に制限はなく、誰でも挑戦できます。イタリア料理が好きな方、レストランや料理教室で働く方、メニュー開発に関わりたい方まで、対象は幅広く設定されています。

在宅受験という試験スタイル

この資格も在宅受験方式で、会場に行く必要はありません。インターネットで申し込むと1週間以内に試験問題が郵送され、解答して返送するとおおむね10日ほどで合否が確認できます。受験料は10,000円(税込)で、認定カード・認定証を希望する場合は別途5,500円が必要です。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ 入門レベル ― イタリア料理に親しみがあれば十分挑戦できます

合格基準は70%以上の得点とされています。在宅受験のため資料を見ながら解答でき、イタリア料理店での食事経験や自炊経験がある方なら、知識と実感を結びつけながら学べます。

※ 指定の通信講座(SARAスクールジャパン・諒設計アーキテクトラーニングなど)を通じて学習してから受験するルートが案内されていますが、検定のみの受験も可能とされています。

合格率の目安:公式には合格率が公表されていません。合格基準は70%以上の得点とされ、在宅受験・資料参照可という形式のため、しっかり調べながら取り組めば十分に届く水準といえます。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

イタリアンレストラン・料理教室での講師活動

取得後は、イタリアンレストランや料理教室の講師として活動するという道が想定されています。食材の背景を語れる講師は、生徒からの信頼を得やすい傾向があります。

この資格の名称には「コーディネーター」という言葉が使われていますが、実際にはメニュー構成や食材の知識を体系的に学ぶ内容であり、必ずしも「現場でのコーディネート業務」に直結する専門資格ではない点には注意が必要です。あくまで知識ベースの検定であることを理解した上で活用しましょう。

メニュー開発・レシピ作成

飲食店やケータリングでメニューを考える際、食材の組み合わせやコース構成の知識は直接役立ちます。季節に合わせたイタリア料理メニューの提案にも応用できます。

食材管理・仕入れ担当

生ハムやポルチーニなど、輸入食材を扱う店舗では、食材の特徴や保存方法を理解していることが仕入れ判断に役立ちます。食材知識は、コスト管理と品質管理の両面で活かされます。

誕生の背景・歴史

イタリア料理人気の高まりを背景に

イタリアンコーディネーターは、JLESAが手がける「暮らしに身近なテーマを在宅受験型の資格にする」という一連の取り組みのひとつとして生まれました。日本でのイタリア料理人気の定着を背景に、専門学校に通わなくても体系的に学べる資格として位置づけられています。

通信講座との連携で広まった経緯

SARAスクールジャパンや諒設計アーキテクトラーニングといった通信講座会社の講座と組み合わせて案内されることが多く、講座受講から検定合格までを一体的に進める流れが一般的になっています。

※ 講座を運営する通信講座会社と、検定・認定証発行を担うJLESA本体は別組織です。講座を受けずに検定のみ受験することもできます。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

イタリア料理が好きで知識を深めたい人

イタリア料理を食べるのも作るのも好きで、食材や歴史的な背景まで含めて体系的に理解したいという方が中心的な受験層です。旅行で訪れたイタリアの食文化をもっと深く知りたいという動機で受験する人もいます。

飲食業界で働く人

すでにイタリアンレストランやカフェで働いている方が、接客やメニュー説明の質を高める目的で取得することもあります。感覚的に覚えていた食材知識を、資格取得を通じて整理し直すことができます。

教室開講・副業を考える人

将来的にイタリア料理教室や講師業を始めたい人にとって、認定資格は生徒への信頼材料になります。小規模から副業的に始めたい人にも取り組みやすい規模感です。

豆知識:同じ「パスタ」でも地方で驚くほど違う

イタリアには地域ごとに固有のパスタ文化がある

日本で「イタリア料理」と一括りにされがちですが、実際のイタリアでは南北で気候や食材が大きく異なり、それぞれの地方に固有のパスタや料理スタイルが根づいています。北部は生パスタとバターベースのソース、南部は乾燥パスタとオリーブオイル・トマトベースのソースが中心といわれ、同じ国の中でも地域色がはっきり分かれているのが特徴です。

「アルデンテ」はもともと歯ごたえを表す言葉

パスタの茹で加減を表す「アルデンテ」は、イタリア語で「歯に対して」という意味の言葉が語源とされています。芯が少し残るくらいの硬さを指す言葉ですが、もともとは食感そのものを表現するための言い回しだったという背景を知ると、パスタの茹で方ひとつにも文化的な奥行きを感じられます。

まとめ ― イタリア料理の知識を仕事にも趣味にも

こんな方にとくにおすすめ

  • イタリア料理が好きで、食材や歴史の知識を体系的に整理したい方
  • 飲食業界でメニュー説明や商品開発の質を高めたい方
  • 将来的にイタリア料理教室や講師業を考えている方

取得に向けた第一歩

まずは公式サイトで最新の試験範囲・受験料を確認しましょう。在宅受験で資料を見ながら取り組めるため、実際にイタリア料理を食べたり作ったりしながら知識を紐づけて学ぶのもおすすめです。独学に不安があれば、指定の通信講座を活用する方法もあります。

公式サイト:イタリアンコーディネーター資格認定試験 公式サイト(JLESA)