チーズソムリエ(JSFCA)について

在宅受験可誰でも受験可
民間資格

チーズソムリエ(JSFCA)とは?

概要・難易度・活かし方を解説

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チーズソムリエ(JSFCA)の概要

チーズソムリエは、一般社団法人日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定する民間資格です。チーズの定義・熟成・栄養・成分から、ヨーロッパや日本のチーズの歴史、チーズと食材の組み合わせまでを体系的に学べる内容になっています。

※ この資格は「チーズソムリエ」という名称の資格が他団体からも認定されているため、本記事では主催団体のJSFCAを明記して区別しています。一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定するチーズソムリエ(JAFA認定)とは認定団体・出題内容が異なる別の資格ですのでご注意ください。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、チーズの定義・熟成の仕組み・栄養成分、パルメザンチーズとグラナパダーノの関係といった具体的なチーズの知識、ヨーロッパおよび日本のチーズの歴史、チーズの保存方法・食べ方・作り方、チーズと相性のよい食材の組み合わせなど多岐にわたります。試験は在宅受験形式で、申込み後1週間以内に問題一式が郵送され、解答後は付属の封筒で返送する流れです。

グラナパダーノとは、イタリア原産のハードタイプチーズで、パルメザンチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)と製法が似ていることから、両者の違いが試験でも問われるポイントとされています。

受験資格・対象者

受験資格に年齢・学歴・実務経験などの制限はなく、誰でも受験できます。受験料は10,000円(税込)で、試験期間や受付期間の縛りがなく、いつでも申込みができる通年受付のスタイルです。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ 在宅受験・誰でも挑戦しやすいレベル

合格基準は70%以上の得点とされており、チーズの種類・熟成・産地といった基本を押さえておけば、初心者でも十分に合格を狙える難易度です。日頃からチーズを食べ比べている方であれば、実感を伴いながら学習を進めやすいテーマといえます。

合否の結果は、解答が協会に到着してからおよそ10日ほどで確認できます。試験期間が定められていないため、自分のペースでじっくり学んでから挑戦できる点も安心材料です。

合格率の目安:公式の合格率は公表されていませんが、合格基準は70%以上とされ、在宅受験のため落ち着いて取り組めば十分に合格を狙えるレベルです。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

チーズ専門店・飲食店での接客・提案

チーズ専門店やレストランのスタッフが、産地・熟成度・食感の違いを踏まえてお客様に合ったチーズを提案する場面で知識を活かせます。ワインとチーズの組み合わせ提案など、接客の付加価値を高める場面でも役立ちます。

乳製品メーカーでの商品開発

チーズの製法や熟成の仕組みを理解していることは、乳製品メーカーでの新商品開発や品質管理の場面でも土台となる知識になります。近年のチーズ消費量の増加を背景に、新しい商品企画に関わる機会も増えています。

チーズをテーマにした講師・レシピ開発

資格取得後は、チーズの選び方や楽しみ方をテーマにしたセミナー・料理教室の講師として活動したり、チーズを使ったレシピ開発のアドバイザーとして活動したりする道も開けます。ワイン会やチーズ会の企画・運営を任されるケースもあります。

SNS・ブログでの食のコンテンツ発信

チーズの産地や熟成度の違いを正しい知識にもとづいて発信できることは、SNSやブログでの食レポ・食コンテンツ発信の信頼性を高めるうえでも役立ちます。「なんとなくおいしい」ではなく、その理由を言語化できる強みになります。

誕生の背景・歴史

紀元前3500年ごろ:偶然生まれたチーズの原型

チーズの起源は紀元前3500年ごろと考えられており、人類最古の食品のひとつとされています。古代アラビアの商人が羊の胃袋で作った水筒に乳を入れて砂漠を旅していたところ、胃袋に残っていた酵素の働きで乳が分離し、白い塊と透明な液体になっていた、というのがチーズ誕生の逸話として伝えられています。

明治時代以降:日本での本格的なチーズ製造の始まり

日本には仏教伝来とほぼ同じ頃に乳製品の知識が伝わり、「蘇」と呼ばれる乳製品が栄養食として用いられていたとされています。現在私たちが食べているような西洋型のナチュラルチーズは、1875年(明治8年)に北海道の開拓使七重開墾場でアメリカ人技術者エドウィン・ダンがチェダーチーズの製法を指導したことが始まりとされています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

チーズ専門店・レストランで働く方

接客時にチーズの特徴を正しく説明できるようになりたい、という目的で取得を目指す方が多く見られます。

料理教室・食のコンテンツ発信者

チーズを使ったレシピや食べ比べ企画を発信したい方が、内容に説得力を持たせるために資格取得を目指すケースがあります。

趣味としてチーズを深く楽しみたい方

ワインと同様、チーズも産地や熟成度によって味わいが大きく異なる奥深い食品です。趣味として食べ比べを楽しむ延長で、体系的な知識を身につけたいという方も取得しています。

豆知識:チーズにまつわる意外なエピソード

チーズの名前は「生まれた村」に由来することが多い

世界には数千種類ものナチュラルチーズがあるといわれていますが、その名前の多くは、そのチーズが作られている、あるいは最初に作られた村や地方の名前に由来しています。例えばフランスの代表的なチーズ「カマンベール」は、ノルマンディー地方のカマンベール村が名前の由来とされています。

日本のチーズ消費量は3年連続で過去最高を更新

日本国内のチーズ消費量は2015年度から2017年度まで3年連続で過去最高を更新したと報告されています。もともと乳製品を日常的に食べる文化がそれほど古くない日本において、チーズがここまで食卓に浸透してきた背景には、明治期の開拓使による製法指導から続く長い普及の歴史があります。

チーズ専門家の資格は世界にもいろいろある

チーズにまつわる資格は日本国内だけでも複数の団体が認定しており、例えば「チーズプロフェッショナル協会」には「コムラード・オブ・チーズ」という資格があります。同じ「チーズを学ぶ資格」でも、主催団体によって出題範囲や難易度、テイスティングの有無などに違いがあるため、資格を選ぶ際は主催団体まで確認することが大切です。

まとめ ― チーズの世界を、産地から語れるようになる資格

こんな方にとくにおすすめ

  • チーズ専門店・レストランで接客に活かしたい方
  • 乳製品メーカーで商品開発に携わりたい方
  • チーズを使ったレシピ発信・講師活動をしたい方
  • 趣味としてチーズの知識を深めたい方

取得に向けた第一歩

まずは公式サイトで最新の試験要項を確認し、通信講座を利用するかどうかを検討するとよいでしょう。スーパーやチーズ専門店で気になるチーズを1つずつ食べ比べてみることも、産地や熟成度への理解を深める第一歩になります。ハードタイプ・セミハードタイプ・フレッシュタイプなど、まずは大まかな分類から意識してみると学習がスムーズに進みます。

公式サイト:チーズソムリエ資格認定試験(JSFCA)