コミュニケーションスキルスペシャリスト(JAFA認定)について

在宅受験可誰でも受験可
民間資格

コミュニケーションスキルスペシャリスト(JAFA認定)とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

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コミュニケーションスキルスペシャリスト(JAFA認定)の概要

「コミュニケーションスキルスペシャリスト」は、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する民間資格です。コミュニケーションに関するセミナー開催や、人間関係に悩む人へのアドバイスなどに役立つ基本技術・知識を広く指導できる人材の育成を目的としています。

コミュニケーションスキルとは、話す・聴く・伝えるといった対人関係を円滑にするための技術全般を指します。特定の理論や技法に限定せず、幅広い場面に応用できる基礎力として扱われます。

試験の出題範囲と形式

公式サイトに詳細な出題範囲は明記されていませんが、資格の目的から、話し方・聴き方の基礎理論、対人関係を円滑にするための考え方、コミュニケーションの摩擦が起きやすい場面での対処法などが出題の中心になっているとみられます。

試験はJAFAが指定する認定機関(formieなど)の講座を受講した人のみが対象で、協会への直接申し込みはできません。講座修了後は在宅のWebシステムで随時受験でき、認定機関により即時に合否が判定・通知されます。

受験資格・対象者

年齢・学歴・実務経験などの条件はなく、認定機関の講座に申し込めば誰でも挑戦できます。接客業や人事担当者だけでなく、家庭や友人関係でのコミュニケーションに悩む方まで、幅広い層が受講しています。

特定の技法に偏らない汎用性

コミュニケーション系の資格には、NLP(神経言語プログラミング)やコーチングなど特定の理論体系に基づくものも多くありますが、この資格は特定の流派に絞らず、話し方・聴き方・関係構築といったコミュニケーション全般の基礎を扱う汎用資格である点が特徴です。特定技法を深く学びたい場合は、別途専門資格を検討するとよいでしょう。

※ 「コミュニケーションスキルスペシャリスト」という肩書きは、話し方講師や専門カウンセラーとしての公的な資格を意味するものではありません。あくまで基礎知識の証明であり、実務経験や実績とあわせて活動の裏付けとして活用するのが実態に近い使い方です。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ 在宅受験かつ日常感覚に近い内容で挑戦しやすい

試験は認定機関の講座内容に沿った出題で、在宅受験という性質上、極端に難しいものではありません。専門用語も登場しますが、日常のコミュニケーション経験と結びつけて理解しやすい内容です。学習時間の目安は、講座受講期間を含めて1ヶ月前後が一般的とされています。

接客業や営業職などですでに対人経験が豊富な方は、実感を伴いながら短期間で理解が進みやすいでしょう。逆に理論から学ぶ場合は、身近な会話の場面に置き換えながら復習するのがおすすめです。

合格率の目安:公式な合格率は公表されていませんが、認定機関の講座を修了したうえでの在宅受験という性質上、比較的合格しやすい資格とされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

接客業・営業職

お客様との会話や商談の場面で、相手の話をしっかり聴き、伝えたいことを的確に伝える力は、接客業や営業職に直結するスキルです。クレーム対応の質を高める土台としても活用できます。

人事・研修担当者

社内研修やコミュニケーション講座の企画・運営に携わる人事担当者にとって、体系的な知識を持っていることは講座設計の説得力を高めます。管理職向けの1on1研修などにも応用できます。

家庭・友人関係での実践

仕事に直結させず、家族や友人との関係をより良くしたいという理由で学ぶ人も多くいます。すれ違いが起きやすい会話のパターンを知ることで、日常のコミュニケーションが楽になったという声もあります。

誕生の背景・歴史

「コミュニケーション」という言葉の語源

コミュニケーションという言葉は、ラテン語の「communicare(共有する・共通のものにする)」に由来するとされています。単なる情報の伝達ではなく、相手と何かを「共有する」行為であるという語源の意味は、現代のコミュニケーション論でも重視される考え方です。JAFAの資格も、一方的な話術ではなく、相手との相互理解を重視する内容として整備されています。

日本における「話し方教室」文化の広がり

日本では戦後、企業の新人研修や営業研修の一環として「話し方教室」「弁論術」を学ぶ文化が広まりました。高度経済成長期には、電話応対や接客マナーとセットでコミュニケーション研修が普及し、その延長線上に現在の民間資格・検定文化があるとされています。JAFAの資格も、こうした研修文化を誰でも手軽に学べる形にアップデートしたものと位置づけられます。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

接客・営業経験を体系化したい社会人

感覚的にこなしてきた接客・営業のコミュニケーションを、理論として体系的に整理したいという方が取得するケースが目立ちます。後輩指導の場面で説明しやすくなったという声もあります。

人間関係の悩みを解消したい層

職場や家庭での人間関係にすれ違いを感じている方が、原因を客観的に理解するために学ぶこともあります。感情的に反応する前に、コミュニケーションのパターンとして状況を捉え直せるようになったという変化が語られます。

セミナー講師・研修講師を目指す方

将来的にコミュニケーション関連のセミナーや講座を開きたいと考える方が、その裏付けの一つとして取得するケースもあります。資格そのものより、講座設計の土台として知識を活用する例が多く見られます。

豆知識:コミュニケーションにまつわる意外な物語

「メラビアンの法則」が独り歩きした話

コミュニケーション研修でよく引用される「話の内容が7%、口調・声が38%、見た目や表情が55%を占める」という「メラビアンの法則」は、実は心理学者アルバート・メラビアンが1970年代に行ったごく限定的な実験結果が拡大解釈されたものだといわれています。メラビアン自身も「言葉の内容と態度が矛盾している場合の実験結果であり、あらゆるコミュニケーションに当てはまるわけではない」と説明していますが、「見た目が9割」という分かりやすいフレーズだけが独り歩きして広まった経緯があります。

「傾聴」はカウンセリングだけの技術ではない

相手の話を評価せずに受け止める「傾聴」は、もともと心理カウンセリングの分野で発展した技法ですが、現在ではビジネスコミュニケーションの基本スキルとしても広く取り入れられています。1on1ミーティングや部下面談が重視される近年のマネジメント論でも、傾聴は欠かせない要素として扱われており、カウンセリングとビジネス研修の垣根を越えて広まった珍しい技法だといえます。

まとめ ― 「伝える力」より「共有する力」を鍛える

こんな方にとくにおすすめ

  • 接客業・営業職で対人スキルを体系化したい方
  • 人事・研修担当者としてコミュニケーション講座を企画したい方
  • 職場や家庭の人間関係に悩んでいる方
  • 将来セミナー・講座を開きたいと考えている方

取得に向けた第一歩

JAFAが指定する認定機関の通信講座に申し込むことが、資格取得への最初の一歩です。特定の技法だけを深掘りするのではなく、コミュニケーション全般の基礎を幅広く学びたい方に向いています。まずは自分が「誰との」「どんな場面での」コミュニケーションを改善したいのかを整理してから講座内容を確認すると、学びを実践につなげやすくなります。

参考リンク:JAFA「コミュニケーションスキルスペシャリスト」ページ