マスターオーガニック・コーディネーターについて

CBT・オンライン試験在宅受験可実務経験・学歴が必要
民間資格

マスターオーガニック・コーディネーター(FOS)とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

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マスターオーガニック・コーディネーター(FOS)の概要

「マスターオーガニック・コーディネーター(上級)」は、内閣府認可の一般財団法人職業技能振興会(FOS)が認定する民間資格で、オーガニック関連資格体系の最上位に位置づけられています。「有機JASの検定員と同レベルの総合的な知識を持ち、オーガニック商品の生産・製造に活かすことができる」専門家の育成を目的としています。

有機JAS検定員とは、有機JAS認証を行う登録認証機関に所属し、生産者や事業者が本当に有機JAS基準を満たしているかを審査する専門職です。この資格は、そうした検定員に匹敵する知識レベルを民間資格として認定するものです。

試験の出題範囲と形式

出題科目は「安心・安全な暮らしの基礎知識」「JAS法概論」「有機JAS概論」「食品以外のオーガニック商品の基準」「オーガニックの世界的枠組み」「拡大するオーガニック・マーケット」の6分野で、下位資格と共通するテーマを、より深いレベルで問われます。特徴的なのは、約20問の試験のうち約10問が200〜400字の記述式解答である点で、単純な暗記では対応できない設計になっています。

記述式解答とは、選択肢から選ぶマークシート方式とは異なり、自分の言葉で200〜400字程度の文章を書いて答える出題形式です。知識を暗記するだけでなく、法規制やリスクマネジメントの考え方を自分の言葉で説明できる理解力が求められます。

受験資格・費用

原則として「オーガニック・コーディネーター」資格取得者が受講対象です。講座受講料は通常204,300円(税込)ですが、コーディネーター取得者は150,000円(税込)に割引されます。認定試験受験料は18,000円(税込)で、試験は年3回(3月・7月・11月の最終日曜日11時)実施されます。

下位資格との決定的な違いは「記述式」と「リスクマネジメント」

「オーガニック・コーディネーター(中級)」までは主に知識の理解が問われますが、この最上位資格では、JAS法・食品衛生法・薬事法・景品表示法・不正競争防止法など関連法規を横断的に理解し、「表示違反などのリスクマネジメント」に対応できる自律的な判断力が求められます。記述式解答が課される点も含め、単なる知識試験から一段上の「専門家としての判断力」を測る試験へと質的に変化しているのが特徴です。

難易度・学習時間の目安

★★★★☆ 記述式解答が中心で、暗記だけでなく法規の理解と応用力が問われる

下位資格と同じ6科目をベースにしながら、複数の法律にまたがる知識を整理し、記述式で自分の言葉にまとめる力が求められるため、オーガニック系資格の中では最も学習の負荷が高い位置づけです。合格点は70点以上で、模擬試験を通じた反復学習が重要になります。

合格率の目安:公式な合格率の公表はありませんが、合格点は70点以上とされ、不合格でも合格するまで無料の補習講座(通信指導)でサポートされる仕組みです。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

オーガニック商品の生産・製造現場の責任者

有機JAS検定員に匹敵する知識を活かし、生産・製造の現場で法令順守と品質管理を両立させる立場での活躍が期待できます。表示違反のリスクを事前に見抜く目を養えるのが強みです。

企業のコンプライアンス・法務関連業務

JAS法・薬事法・景品表示法など複数の法規を横断的に理解していることを活かし、オーガニック商品を扱う企業のコンプライアンス担当者として広告表現やパッケージ表示のチェック業務に関わることができます。

講師・アドバイザーとしての独立

資格体系の最上位という位置づけを活かし、企業研修や消費者向けセミナーの講師として活動したり、個人事業主としてオーガニック関連企業へのコンサルティングを行う道も考えられます。

誕生の背景・歴史

「専門家レベル」の知識を認定する最上位資格として

オーガニック市場の拡大とともに、単なる知識習得だけでなく、表示違反などの法的リスクを判断できる専門人材の必要性が高まりました。基礎・初級・中級と積み上げてきた学習の集大成として、有機JAS検定員に匹敵する知識レベルを認定するために設けられたのが、この最上位資格です。

記述式試験を導入した背景

選択式の試験だけでは「知っているか・知らないか」しか測れませんが、記述式解答を導入することで「その知識を使って実際に説明・判断できるか」まで問えるようになります。最上位資格ならではの試験設計として、あえて手間のかかる記述式を採用している点は、資格の信頼性を高める工夫といえます。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

コーディネーター資格を修了し、最上位を目指す人

下位資格である「オーガニック・コーディネーター(中級)」を取得済みの人が、割引された受講料を活用して最上位資格に挑戦するのが典型的なパターンです。

オーガニック関連企業の管理職・専門職

生産・製造・広告制作の現場でリスク管理の責任を持つ立場の人が、法規知識を体系的に整理する目的で取得するケースです。

オーガニック分野で専門家として独立したい人

コンサルティングや講師業として独立を考えている人にとって、資格体系の最上位というわかりやすい肩書きは、対外的な信頼性の裏付けになります。

豆知識:記述式試験という珍しい選択

通信講座型の民間資格では珍しい記述式

在宅で受験できるIBT試験でありながら、約20問中10問が200〜400字の記述式という構成は、通信講座型の民間資格としては珍しい部類に入ります。採点の手間がかかる記述式をあえて導入している背景には、単なる「知識の暗記チェック」で終わらせない狙いがうかがえます。

4段階+専門特化資格という体系の完成形

この資格をもって、職業技能振興会のオーガニック資格ピラミッド(基礎→初級→中級→上級)は一区切りとなります。さらにコスメ分野に特化した「オーガニックコスメマイスター」が並行して用意されており、進みたい専門分野に応じてルートを選べる構成になっている点も、この資格体系ならではの特徴です。

まとめ ― オーガニック分野の「専門家」を目指す最終ステージ

こんな方にとくにおすすめ

  • オーガニック・コーディネーター(中級)を修了し、さらに上を目指したい人
  • オーガニック商品の生産・製造・法務に関わる専門職の人
  • 複数の関連法規を横断的に理解し、リスクマネジメント力を高めたい人
  • オーガニック分野で講師・コンサルタントとして独立を考えている人

取得に向けた第一歩

まずは下位資格「オーガニック・コーディネーター」の取得を目指し、その後この最上位資格へ進むのが王道のルートです。受講料の割引制度も用意されているため、段階を踏んで学習を積み重ねていくことをおすすめします。

公式サイト:マスターオーガニック・コーディネーター公式ページ(職業技能振興会)