アロマオイル士資格(JIA)とは?
概要・難易度・取得後に活かせる仕事を解説
アロマオイル士資格(JIA)の概要
アロマオイル士資格(JIA)は、一般社団法人日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する、精油(エッセンシャルオイル)やアロマに関する知識を測定する民間資格です。精油の種類や特徴・効果、スキンケアやマッサージオイルの作り方、アロマトリートメントに関する知識まで、実践に近い内容が問われる資格とされています。
※ 精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花や葉、樹皮などから抽出した香り成分を凝縮した天然の油のことです。同じ「アロマオイル」という呼び方でも、合成香料が含まれる製品とは区別されるとされています。
受験資格 ― 制限なし・在宅受験が可能
アロマオイル士資格(JIA)の受験資格には、年齢や学歴などの制限は設けられていないとされています。インターネットで申し込み、自宅で試験問題を受け取って解答する在宅受験の形式が採用されています。
試験内容 ― 香りの基礎から製作実践まで
試験では、アロマとは何かという基礎知識から、人と香り・嗅覚とリラックスの関係、精油とハーブについて、四季それぞれのアロマの楽しみ方、エッセンシャルオイルとフレグランスオイルの違い、精油の種類・特徴・効果、スキンケアへの応用、マッサージオイルの作り方、アロマトリートメントの知識まで幅広く問われるとされています。座学だけでなく、実際にオイルを作る際の知識まで含まれる点が特徴といわれています。
試験はいつでも受験可能・受験料は10,000円
現在は試験期間・受験申込み期間の設定がなく、いつでも検定試験を受けられる仕組みになっているとされています。申し込み後1週間以内に問題が郵送され、返送後10日前後で合否確認ができるとされています。受験料は10,000円(税込)です。
難易度・学習時間の目安
アロマオイル士資格(JIA)は実技試験がなく、知識を問う筆記(在宅)試験のみで構成されているとされています。精油の名前や香りの系統ごとの特徴・効果を覚える暗記の要素が中心で、香りに親しみのある人であれば取り組みやすいといわれています。学習時間の目安は1〜2ヶ月程度とされることが多いようです。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
アロマサロン・リラクゼーションサロンのセラピスト
アロマトリートメントを提供するサロンでは、精油の知識をもとにお客様の体調や好みに合わせた香りを選べるセラピストが求められるとされています。アロマオイル士の知識は、カウンセリングから施術、アフターケアの説明まで一連の流れに説得力を持たせる場面で活かしやすいといわれています。サロンによっては未経験者採用も多く、資格を持っていることが採用時のアピール材料になるケースもあるとされています。
エステサロン・美容業界のスタッフ
エステサロンでは、フェイシャルやボディトリートメントの施術にアロマを取り入れるケースが多いとされています。アロマオイル士資格の知識は、精油の香りと効果を組み合わせたメニュー提案や、お客様への説明の場面で役立てられているといわれています。
雑貨店・アロマ専門店の販売スタッフ
アロマ雑貨や精油を扱う専門店では、商品知識をもとにお客様に合った香りを提案できるスタッフが重宝されるとされています。アロマオイル士資格を持つスタッフは、精油の効果や使い方を根拠を持って説明できるため、接客の質を高める要素として活用されているといわれています。自宅でアロマ雑貨の販売やハンドメイド商品の制作を副業として行う人もいるとされています。
誕生の背景・歴史
紀元前4,000年、古代エジプトから続く香りの歴史
植物の香りを暮らしや儀式に取り入れる文化は、紀元前4,000年頃の古代エジプトまで遡るとされています。ミイラを作る際の防腐剤として没薬(ミルラ)やシダーウッドといった植物が用いられたほか、神殿では薫香をたいて神々を祭る宗教儀式にも使われていたといわれています。アロマオイル士資格の試験範囲にも、こうした香りの歴史的背景の理解が含まれているとされています。
「アロマテラピー」という言葉の誕生
「アロマテラピー」という言葉自体は、1930年頃にフランスの調香師ルネ=モーリス・ガットフォセが「アロマ(芳香)」と「テラピー(療法)」を組み合わせて作った造語とされています。ガットフォセは実験中に大やけどを負った際、とっさに手元にあったラベンダー精油を患部に塗ったところ経過が良かったという逸話が残っており、これをきっかけに精油の研究にのめり込み、1937年に著書『Aromatherapie』を著したとされています。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
アロマが趣味で知識を体系化したい人
もともとアロマが好きで精油を集めていた人が、我流の知識を体系的に整理し直すために取得するケースが多いとされています。
美容・サロン業界でのスキルアップを目指す人
すでにエステサロンやリラクゼーションサロンで働いている人が、施術メニューの幅を広げるために取得するケースもあるとされています。
自宅・家族のセルフケアに活かしたい人
仕事にするつもりはなく、自宅での香りの楽しみ方や、家族の体調に合わせたアロマケアに活かしたいという理由で学ぶ人もいるとされています。
豆知識:香りにまつわる意外な事実
精油とフレグランスオイルは別物
「アロマオイル」とひとことで言っても、植物から抽出した天然の精油(エッセンシャルオイル)と、香料を化学的に配合したフレグランスオイルは性質が異なるとされています。アロマオイル士資格の試験でもこの違いが出題範囲に含まれており、香りだけでなく成分や製法の違いまで理解しておく必要があるといわれています。
認定証・認定カードは別途発行制
JIA認定資格に共通する仕組みとして、合格後の認定カードと認定証は、それぞれ5,500円の別料金での発行となっているとされています。両方合わせると11,000円、受験料10,000円と合わせて2万円程度が資格取得の総費用の目安になるといわれています。
まとめ ― 香りの知識で暮らしと仕事の両方に活かせる資格
こんな方にとくにおすすめ
- アロマが好きで知識を体系的に学びたい方
- エステ・リラクゼーション業界でスキルアップを目指す方
- 自宅や家族のセルフケアに香りの知識を活かしたい方
取得に向けた第一歩
アロマオイル士資格(JIA)は、受験資格に制限がなく在宅で挑戦できる資格です。まずは公式サイトで最新の試験範囲を確認し、代表的な精油の種類と効果から学び始めるのがおすすめです。
公式サイト:アロマオイル士資格 公式サイト(JIA)
