データサイエンス数学ストラテジストについて

CBT・オンライン試験誰でも受験可
民間資格

データサイエンス数学ストラテジストとは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

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データサイエンス数学ストラテジストの概要

「データサイエンス数学ストラテジスト」は、公益財団法人日本数学検定協会が運営する民間資格です。データサイエンス戦略において必要な数学的スキル・リテラシーの理解度・習熟度を測定・認定する資格で、「中級」「上級」の2階層があります。受験資格に制限はなく誰でも受験できます。

日本数学検定協会とは、長年「数学検定・算数検定(実用数学技能検定)」を主催してきた公益財団法人。本資格はDX・AI時代に対応する形で2021年に立ち上げた新しい資格で、経済産業省の「MDASH SUPPORTER」(数理・データサイエンス・AI教育プログラムの支援団体)にも認定されています。

試験形式・出題範囲(中級)

試験はIBT形式(オンライン受験、五肢択一)、問題数30問、試験時間90分。24時間365日実施され、随時受験可能です。受験料は7,000円(税込)、合格基準は60%以上(30点中18点以上)。出題範囲は「基礎的数学(確率統計・線形代数・微分積分)」と「実践的数学(機械学習系数学・アルゴリズム系数学・ビジネス系数学)」の2軸で構成されます。中級の難易度目安は「高校1年生程度の基礎数学スキル」とされています。

上級との違い・階層構造

上級は問題数40問・試験時間120分・受験料9,000円(税込)・合格基準70%(28/40点)で、難易度目安は「大学初学年程度の数学」です。資格階層は中級・上級の2段階のみで、「初級」は存在しません。中級が事実上のエントリーレベルとして位置づけられ、中級を経ずに上級だけを受験することも制度上可能です。

項目中級上級
必要レベル目安高校1年生程度の基礎数学大学初学年程度の数学
問題数30問40問
試験時間90分120分
受験料7,000円9,000円
合格基準60%(18/30点)以上70%(28/40点)以上

難易度

★★★☆☆ 普通。中級は数検準2級程度、上級は大学初学年レベルの数学力が必要

中級は「高校1年生程度の基礎数学スキル」「数学検定準2級程度」の難易度とされ、確率統計・線形代数・微分積分の基本を理解していれば挑戦しやすい水準です。ただし「実践的数学」の領域では機械学習系数学・アルゴリズム系数学など応用的な内容も含まれるため、単なる高校数学の復習だけでは対応しきれない側面もあります。

合格率の目安:公式には非公表。2021年開始の比較的新しい資格のため公開データも少ない状況です。

有効期限・受験環境

有効期限なし・随時受験可能

資格の有効期限はなく、更新制度もありません。IBT形式のため申込・受験・結果確認がすべてオンラインで完結し、24時間365日(システムメンテナンス時を除く)随時受験できます。合格するとブロックチェーン技術を活用したデジタル証明「オープンバッジ」が付与され、SNSや電子履歴書、LinkedIn等に貼り付けて視覚的にスキルを証明できます。

※ 電卓・関数電卓・表計算ソフトの使用が許可されているとする情報がありますが、Web検索や参考書の閲覧は不正行為として禁止されています。持ち込み可否の詳細は受験前に公式の受験案内で必ず確認してください。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

データサイエンティスト・データアナリスト

データサイエンス業務の根幹をなす数学的素養(確率統計・線形代数・微分積分)を客観的に証明できる資格として、データサイエンティスト・データアナリスト・データエンジニアを目指す層に有用です。

数字を読んで判断する管理職・企画職

決算資料や統計情報など数字を読んで判断する機会の多い管理職、DX推進担当者、企画・マーケティング職など、データに基づく意思決定が求められる幅広いビジネスパーソンにも役立つ内容です。

誕生の背景・歴史

Society5.0時代のデータ人材不足への対応

国や経済団体は「価値ある新しいものを創造する基盤としての数学」を重視する報告書を相次いで公表しており、Society5.0時代のデータ駆動型社会に対応できる人材育成が急務とされていました。国はデータサイエンス人材を年間約25万人(リテラシーレベルでは50万人)育成することを目標としており、この人材不足に対応する形で資格制度が構想されました。

2021年9月に新設された比較的新しい資格

公式問題集は2021年9月に日経BPから発行され、試験自体は同年9月21日からIBT形式で開始されました。長年数学検定・算数検定を運営してきた実績を持つ団体が、DX・AI時代に対応する新資格として立ち上げた点が特徴です。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

データサイエンス分野を目指す学習者

データサイエンティストを目指す学習者が、機械学習・統計学の前提となる数学的素養を客観的に確認する目的で受験するケースが多いです。まず中級から挑戦し、自信がついたら上級にステップアップする流れが一般的です。

数字に苦手意識を克服したいビジネスパーソン

DX推進の中で「データを正しく読み解く力」の必要性を感じたビジネスパーソンが、数学の基礎から学び直すきっかけとして受験するケースもあります。

豆知識:データサイエンス数学ストラテジストで知っておきたい事実

「初級」が存在しない珍しい階層設計

多くの検定は初級・中級・上級の3段階構成が一般的ですが、本資格は中級・上級の2段階のみで構成され、いきなり中級からスタートする設計になっています。中級自体が「すべての人に必要な基礎数学スキル」として位置づけられています。

数学検定と同じ協会が運営するDX・AI時代の新資格

長年「数学検定」を主催してきた日本数学検定協会が、DX・AI時代に対応する形で2021年に立ち上げた比較的新しい資格であり、経済産業省の「MDASH SUPPORTER」認定団体でもあります。数学教育の実績と最新のデータサイエンス需要を結びつけた資格といえます。

オープンバッジで改ざん困難なデジタル証明

合格するとブロックチェーン技術を活用したデジタル証明「オープンバッジ」が付与されます。紙の合格証だけでなく、改ざんが困難なデジタル証明という点が他の伝統的な検定と一線を画しています。

まとめ ― データサイエンスの土台となる数学力を証明する

こんな方にとくにおすすめ

  • データサイエンティスト・データアナリストを目指す方
  • 機械学習・統計学の前提となる数学的素養を確認したい方
  • 数字を読んで判断する管理職・企画職・DX推進担当者
  • 数学検定のような伝統ある団体が運営する資格で信頼性を重視する方

取得に向けた第一歩

まずは公式問題集(日経BP刊)で出題傾向を確認し、確率統計・線形代数・微分積分の基礎を復習しましょう。24時間365日いつでも受験できるIBT形式のため、準備が整ったタイミングで気軽に挑戦できます。中級合格後は、より高度な上級にステップアップすることで、データサイエンス分野での数学力をさらに明確に証明できます。

公式サイト:日本数学検定協会 データサイエンス数学ストラテジスト公式サイト