放射線取扱主任者とは?種類と、エックス線作業主任者との違い

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放射線取扱主任者は、放射性同位元素(RI)や放射線発生装置を使用する事業所で選任が義務づけられている国家資格です。放射性同位元素等規制法(RI規制法)にもとづく資格で、原子力施設・研究機関・医療機関・工業分野などの現場で選任が求められる、業界内の位置づけが確立した資格です。エックス線作業主任者とは、対象範囲・法律の根拠が異なる別の資格です。この記事では、この資格の性格、種類、エックス線作業主任者との違い、なり方に絞って解説します(資格の概要は、記事末のリンク先にまとまっています)。

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放射線取扱主任者とは?

放射線取扱主任者は、放射性同位元素等規制法(RI規制法、旧・放射線障害防止法)にもとづく国家資格で、放射性同位元素(RI)や放射線発生装置を使用する事業所で、選任が義務づけられている主任者です。この資格は、原子力規制委員会が実施する国家試験に合格し、講習を受けることで取得できます。原子力施設、大学・研究機関、医療機関、工業分野の非破壊検査業など、放射線を業務で扱う多くの事業所で、選任が必要とされています。第1種・第2種・第3種の3つの種類があり、扱える放射線・放射性同位元素の範囲が種類ごとに異なります。上位の第1種は、扱える範囲が最も広く、大規模な放射線施設での選任にも対応する資格です。

種類の違い

放射線取扱主任者は、第1種・第2種・第3種の3種類で、扱える範囲が異なります。第1種は、放射性同位元素と放射線発生装置の両方を扱う事業所で選任できる、最も範囲の広い資格です。第2種は、密封された放射性同位元素を扱う事業所で選任できる資格で、扱える範囲は第1種より限定的です。第3種は、講習の受講だけで取得できる資格で、扱える範囲はさらに限定されます。第1種・第2種は国家試験に合格したうえで講習を受ける必要があり、第3種は講習のみで取得可能、というのが取得の難度の違いにも反映されています。事業所の規模・扱う放射線の種類に応じて、必要な種類の主任者を選任する仕組みです。

エックス線作業主任者との違い

混同されやすい別の資格として、エックス線作業主任者があります。両者は、法律の根拠・対象範囲が異なる別の資格です。エックス線作業主任者は労働安全衛生法(電離則)にもとづく資格で、対象は工業分野のエックス線装置の使用です。放射線取扱主任者はRI規制法にもとづく資格で、対象は放射性同位元素と放射線発生装置全般を含みます。両者は法律も所管も異なるため、扱う放射線・装置に応じて、必要な資格を選ぶことになります。事業所によっては、両方の資格が必要な場合もあります。放射線取扱主任者(第1種・第2種)は国家試験の難度も高く、放射線分野の資格のなかでも上位の位置づけになる資格です。

※ 試験の実施時期・受験料・合格基準・講習の内容は変わることがあり、細部は要確認です。試験は原子力規制委員会の登録機関(公益財団法人 原子力安全技術センターなど)が実施するのが中心の体制です。資格の概要は記事末のリンク先(固定ページ)にまとまっています。正確な情報は、原子力規制委員会または試験実施機関の公式で確認してください。

なり方と活かし方

第1種・第2種の取得は、まず国家試験に合格し、そのうえで指定講習を受講する2段階の流れです。国家試験は、放射線の物理・化学・生物・測定・法令など、幅広い範囲を扱う本格的な内容で、合格率は種類・年度によって異なりますが、しっかりした学習が必要な水準です。第3種は講習の受講のみで取得可能ですが、扱える範囲が限定的です。活かし方は、原子力施設・研究機関・医療機関・工業分野などで、放射線を扱う事業所の主任者への選任が中心です。選任義務があるため、業界内での需要は安定しています。専門性の高い分野の国家資格として、放射線を扱う業界内でのキャリア形成の指標として活用される資格です。

まとめ:放射線を扱う事業所の主任者の国家資格

放射線取扱主任者は、RI規制法にもとづく国家資格で、放射性同位元素や放射線発生装置を使用する事業所で選任が義務づけられている主任者の資格です。第1種・第2種・第3種の3種類があり、扱える範囲が異なります。第1種・第2種は国家試験合格と講習が必要、第3種は講習のみで取得可能です。エックス線作業主任者(労働安全衛生法)とは、法律の根拠・対象範囲が異なる別の資格です。原子力・研究・医療・工業などの分野で、選任義務がある業界性の高い国家資格です。

放射線を扱う分野で選任される主任者を目指す場合、この資格は該当の事業所での選任要件になる国家資格です。目指す業務範囲に応じて、第1種・第2種・第3種のどれが必要かを確認する流れになります。資格の詳しい概要は、下のリンク先(固定ページ)にまとまっています。制度は変わることがあるので、正確な最新情報は公式で確認してください。

放射線取扱主任者について
「放射線取扱主任者」とは?放射性同位元素や放射線発生装置を扱う施設で放射線障害の防止を監督する国家資格です。第1〜3種があり、施設に必ず選任が必要な必置資格です。

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