
チョコレート検定は、お菓子メーカーの株式会社明治が主催する民間検定です。受験資格はなく、初級・中級・上級の3段階から選んで受けられ、飛び級も認められています。受験を考える人がまず迷うのは「どの級から受けるか」という点でしょう。この記事では、級ごとのレベルと選び方、上級だけにある実技試験、そしてチョコレート知識の活かし方を解説します(検定の詳しい概要は、記事末のリンク先にまとまっています)。
何級から受ける?まずは初級から
チョコレート検定は、株式会社明治が主催する検定で、カカオやチョコレートの歴史・産地・製法・種類・味わい方といった知識を認定します。級は初級・中級・上級の3段階です。
受験資格はなく、どの級からでも受けられます。中級を経由せずに、いきなり上級を受験する「飛び級」も可能です。ただし初心者の入り口としては、基礎知識を体系的に学べる初級から始めるのが順当です。ここで土台を固めておくと、上位の級の内容にも進みやすくなります。
級ごとのレベルと選び方
3つの級には、それぞれ名称がついています。レベルの目安を、下の表にまとめました。
| 級 | 名称 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 初級 | チョコレートスペシャリスト | 基礎から知識を身につけたい人 |
| 中級 | チョコレートエキスパート | もう一歩踏み込んだ知識を得たい人 |
| 上級 | チョコレートプロフェッショナル | 実技を含む本格的な内容に挑みたい人 |
初級は「チョコレートスペシャリスト」で、基礎的な知識を問う入門レベルです。中級の「チョコレートエキスパート」は、初級より一歩踏み込んだ内容が問われます。この初級と中級は、同時に受ける「併願」ができるため、まとめて挑戦することもできます。上級の「チョコレートプロフェッショナル」は、その名のとおりプロレベルの知識が求められ、後述するように実技試験も課されるのが特徴です。目的に合わせて、無理のない級を選ぶとよいでしょう。
※ 級の名称・合格基準・試験形式(現在はパソコンで受けるCBT方式)・実施時期・受験料は、年度によって変わることがあります。合格率などの数値は、公式に一律で示されているわけではありません。検定の詳しい概要は記事末のリンク先(固定ページ)にまとまっています。受験の際は、公式サイトで最新情報を確認してください。
上級には”テイスティング”の実技がある
初級・中級と、上級との大きな違いが、この実技試験の有無です。上級を選ぶ前に、押さえておきたいポイントです。
初級と中級は、パソコンで受ける学科試験(CBT方式)のみで、合格の目安はおおむね7割の正答とされます。一方、上級は一次の学科試験に加えて、二次で「テイスティング」の実技試験があります。実際にチョコレートを味わって、その味の特徴を見分ける力が問われる内容です。上級を目指す場合は、知識の暗記だけでなく、産地や製法の違うチョコレートを食べ比べて、味の違いを言葉にする経験を積んでおくと役立ちます。初級・中級には実技がないため、まずは学科中心で挑戦できます。
チョコレート知識の活かし方
検定で身につく知識は、どんな場面で活かせるのでしょうか。日常の場面から、仕事の場面まで、幅があります。
まず日常の場面では、カカオの産地や品種、カカオ含有率の違いを知っておくと、パッケージの表示から味の傾向をある程度推測できるようになります。バレンタインや贈り物を選ぶ際にも、商品の背景を踏まえて選べます。仕事の面では、製菓・販売・カフェなどの業務で、接客時の商品説明や提案の引き出しになるでしょう。ただし、正直な位置づけをお伝えすると、この検定は就職に直結する国家資格や業界必須の民間資格とは性格が違います。あくまで「チョコレートの知識を体系的に学んだ証」であり、業務知識の裏づけや、趣味・教養として深めるための検定と考えるのが実態に近いといえます。
持ち帰り豆知識:明治が主催する、企業発の検定
チョコレート検定の特徴的な点は、お菓子メーカーである明治が、自ら主催している検定であることです。検定は通常、業界団体や第三者の協会が実施することが多いのですが、この検定は、チョコレートを製造している企業自身が運営しています。
検定が始まったのは2016年で、明治グループの創業100周年と、明治ミルクチョコレートの発売90周年を記念して開設されました。長年チョコレートを製造してきた企業が、自社の知識を体系化して一般向けに公開している検定、という点で、他の食品系の検定とは成り立ちが少し異なります。
まとめ:目的に合わせて級を選ぶ
チョコレート検定は、株式会社明治が主催する、チョコレートの知識を認定する民間検定です。初級・中級・上級の3段階があり、受験資格はなく、飛び級も可能です。何級から受けるかは、基礎から順に学びたいなら初級、より踏み込んだ知識を得たいなら中級、実技を含む本格的な内容に挑みたいなら上級と、目的に合わせて選ぶのが目安です。上級だけテイスティングの実技試験があるのが、他の級との大きな違いです。
初心者は初級から始め、必要に応じて中級・上級へ進むのが順当な流れです。公式のテキストが市販されているため、独学でも取り組めます。なお、検定の詳しい概要や受験形式は、下のリンク先(固定ページ)にまとまっています。級の構成や実施時期は変わることがあるので、受験の前に公式サイトで最新情報を確認してください。

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