ITセキュリティマネージャー(JAFA認定)について

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民間資格

ITセキュリティマネージャー(JAFA認定)とは?

概要・難易度・サイバー攻撃対策の基礎知識を解説

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ITセキュリティマネージャー(JAFA認定)の概要

ITセキュリティマネージャーは、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する民間資格です。IT専門用語の基礎から、実際に起きているサイバー攻撃の種類、その対策方法、企業のリスク管理の考え方までを体系的に学び、ITセキュリティの知識を広く指導できる人材であることを証明します。

サイバー攻撃とは、ネットワークやコンピューターに不正に侵入し、情報の窃取・改ざん・システム停止などを引き起こす攻撃行為全般のことです。

試験の出題範囲と形式

JAFAが認定する教育機関(通信講座のformieなど)のカリキュラムに沿って学習します。出題範囲は、IT専門用語の基礎知識、フィッシングやランサムウェアなど代表的なサイバー攻撃の手口、パスワード管理やアクセス制御といった基本的な対策、組織としてのリスク管理の考え方などです。試験は認定機関の講座受講後、在宅のWebシステムで随時受験する形式です。

※ この資格名から「情報処理安全確保支援士」のような高度な国家資格を連想する人もいますが、実際の出題範囲はITセキュリティの基礎知識であり、両者は難易度・性質ともに大きく異なる点に注意しましょう。

受験資格・申込方法

JAFAへの直接申し込みはできず、指定の認定教育機関の講座に申し込んだ人だけが受験できます。受験料は単独では設定されておらず、認定機関の講座費用に含まれる形になっています。

この資格ならではの特徴

ITセキュリティは専門用語が多く、IT部門の担当者でなければとっつきにくい分野です。この資格は、専門家でなくても「最低限押さえておくべきセキュリティの考え方」を短期間で学べるように設計されている点が特徴です。高度な技術者育成ではなく、組織全体のセキュリティ意識を底上げすることを目的としています。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ IT初心者でも学びやすい。標準学習時間は約1ヶ月

標準的な学習期間は1ヶ月程度とされ、受験回数の制限もありません。パソコン操作に慣れていない人でも、基礎から順を追って学べる内容になっており、無理なく取り組める難易度です。

※ この資格はITセキュリティの「基礎知識の証明」であり、情報処理安全確保支援士やCISSPのような高度なセキュリティ専門職としての実務能力を直接保証するものではない点に注意しましょう。

合格率の目安:公式には非公開。認定機関の講座内容に沿って学習すれば十分に合格を狙えるレベルとされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

中小企業の総務・情報システム担当者

専任の情報システム部門を持たない企業では、総務担当者がセキュリティ対策も兼務することが多く、基礎知識を体系的に身につけておくことで社内のセキュリティルール整備に役立てられます。

社内研修の講師・担当者

標的型メール訓練や情報セキュリティ研修を社内で企画する際、専門用語をかみ砕いて説明できる知識があることで、研修の効果を高められます。

ITサポート・ヘルプデスク担当者

社員からの問い合わせに対応する立場として、フィッシングメールの見分け方やパスワード管理の基本を説明できると、現場での信頼につながります。

フリーランス・個人事業主

クライアントとのデータのやり取りが増える中、自分自身の情報管理体制を見直し、取引先に安心感を伝える材料として資格を活用する人もいます。

PTA・地域コミュニティの運営者

学校のPTAや町内会でSNSグループ・オンライン名簿を運用する機会が増えており、個人情報の取り扱いや不審なリンクへの注意喚起など、基本的なセキュリティ知識を運営メンバーに周知する役割にも活かせます。

誕生の背景・歴史

サイバー攻撃の増加という社会的背景

2010年代後半以降、ランサムウェアによる被害や個人情報の大規模流出事件が相次いで報道されるようになり、大企業だけでなく中小企業にとってもITセキュリティ対策が経営課題として認識されるようになりました。この社会的な危機感の高まりが、専門家以外にも基礎知識を広める資格が求められる土壌になりました。

JAFA認定資格としての位置づけ

JAFAは実用的なスキルを幅広く認定する団体で、ITセキュリティマネージャーは「専門的なIT知識はないが、最低限のセキュリティ意識は持ちたい」という幅広い層のニーズに応える形で用意された資格です。難解な技術解説ではなく、日常業務で実践できる知識に重点が置かれています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

非IT部門からセキュリティ担当を任された会社員

専門部署がない会社で急にセキュリティ関連の業務を任され、基礎から体系的に学び直したいと考える人が受講するケースが多く見られます。

子どもや家族にネットリテラシーを教えたい保護者

家庭内でスマートフォンやSNSを使う機会が増える中、子どもに安全なネットの使い方を伝えるための知識を得たいと考える保護者が学ぶこともあります。

IT業界への転職を考える異業種出身者

未経験からIT関連職への転職を目指す人が、基礎知識を証明する第一歩として取得を目指すケースもあります。

豆知識:ITセキュリティまわりの意外な話

世界で最初のコンピューターウイルスは1980年代生まれ

世界初のコンピューターウイルスとされる「ブレイン」は1986年にパキスタンの兄弟によって作られたもので、当時はフロッピーディスク経由で感染を広げていました。インターネットが普及する以前から、ウイルスという脅威そのものは存在していたことになります。

パスワードの父も「複雑な文字列」を後悔していた

大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた複雑なパスワードのルールを1980年代に提唱した米国標準技術研究所の元職員は、後年「あの推奨は間違いだった」と発言し話題になりました。複雑さより長さを重視する考え方が、現在のセキュリティの主流になりつつあります。

まとめ ― セキュリティの「基礎体力」をつけるために

こんな方にとくにおすすめ

  • 非IT部門からセキュリティ担当を任された会社員
  • 社内研修でセキュリティ教育を担当する人
  • IT業界への転職を目指す異業種出身者

取得に向けた第一歩

まずはJAFAが認定する教育機関の講座内容を確認し、身近なサイバー攻撃の手口とその対策を自分の言葉で説明できるようになることを目標に学習を進めましょう。学んだ知識は資格取得だけで終わらせず、自分自身のパスワード管理や社内のセキュリティルールの見直しに実際に活かしてみることで、確かな理解として定着していきます。ITセキュリティの世界は攻撃手口も対策技術も日々更新されるため、資格取得後もニュースや専門メディアで最新の脅威情報を追い続ける習慣を持つことが、長く役立つ知識につながります。

ITセキュリティマネージャー
IT専門用語から、実際のサイバー攻撃の種類、対策、リスク管理の方法までをしっかりと身につけ、実践できる、現代のITセキュリティの専門家を目指す資格です。試験概要下記要領にて認定を行います。◆試験の目的ITセキュリティに関するレッスン開催や、...