プロフェッショナルベビーシッター(JAFA認定)とは?
概要・難易度・取得後の活かし方を解説
プロフェッショナルベビーシッター(JAFA認定)の概要
「プロフェッショナルベビーシッター」は、一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定する民間資格です。現代の保育を取り巻く状況や歴史、ベビーシッターとして必要な基礎知識、0歳児から小学生までの発達段階に応じたお世話の実践力までを学び、「子どもを安心して預けられる保育の専門家」を目指す内容になっています。
※ ベビーシッター関連の資格には、当サイトで紹介している「認定ベビーシッター資格」(全国保育サービス協会認定)など、他団体が発行するものも複数存在します。本記事ではJAFA認定であることを明記して区別しています。
試験の出題範囲と形式
出題範囲は、現代保育の状況と歴史、ベビーシッターの基礎知識、他の保育資格でも必要とされる基礎教養、0歳児から小学生までの発達特性、実践的なお世話の技能など多岐にわたります。座学の知識だけでなく、年齢ごとの発達段階に応じた具体的な関わり方まで扱う点が特徴です。
試験はJAFAが指定する認定機関の講座を受講した人のみが対象で、協会への直接申し込みはできません。講座修了後は認定機関のWebシステムから在宅で随時受験できます。
受験資格・対象者
年齢・学歴・実務経験の条件はなく、認定機関の講座に申し込めば誰でも挑戦できます。受験料は認定機関の講座費用に含まれており、再受験料は認定機関ごとに異なります。
他のベビーシッター系資格との違い
ベビーシッターに関連する資格は複数の団体から発行されており、実務経験を前提とするものや、実技講習を含むものなど、資格ごとに性質が異なります。JAFA認定のプロフェッショナルベビーシッターは、認定機関の通信講座と在宅試験で完結する仕組みで、実務未経験からでも基礎知識を体系的に学べる入門的な位置づけです。実際の就業には、認定機関や派遣先によって別途研修・実技講習が求められる場合がある点も押さえておくとよいでしょう。
難易度・学習時間の目安
試験は在宅受験かつ講座内容に沿った出題のため、極端に難しい試験ではありません。講座内容を一通り理解していれば十分に合格が狙える水準とされています。学習時間の目安は、講座の受講期間を含めて数週間程度が一般的です。
子育て経験がある方や、保育・教育関連の仕事に携わったことがある方であれば、実体験と結びつけながら学べるため理解が進みやすい内容です。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
ベビーシッター・訪問保育スタッフ
依頼先の家庭で子どもを預かる仕事において、年齢に応じた発達の特徴を理解していることは保護者からの信頼につながります。基礎知識を持っていることの証明として活かせます。
保育園・学童保育の補助スタッフ
正職員としてではなく、パートやアルバイトとして保育の現場に関わる際にも、基礎知識を持っていることは採用面でのアピール材料になります。子どもとの関わり方に自信を持って臨めるようになります。
子育て中の保護者・親族のサポート役
仕事に直結しなくても、孫や親族の子どもを預かる機会が多い方が、発達段階に応じた関わり方を学ぶために取得することもあります。安全面への配慮や声かけの工夫など、実践的な知識が役立ちます。
誕生の背景・歴史
共働き世帯の増加とベビーシッター需要の広がり
日本では共働き世帯の増加や保育園の待機児童問題を背景に、ベビーシッターという保育サービスへの需要が徐々に広がってきました。企業による福利厚生としてのベビーシッター利用補助が導入されるなど、社会的な後押しも進んでいます。JAFA認定のプロフェッショナルベビーシッターも、こうした需要の高まりを背景に整備された資格の一つです。
在宅で学べる講座制度の広がり
JAFAは認定機関との連携により、通信講座と在宅受験を組み合わせた資格取得の仕組みを整えてきました。子育てや仕事で忙しい方でも隙間時間で学べるこの形式は、ベビーシッターという「子育てと両立しながら目指せる仕事」の性質とも相性が良い制度です。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
ベビーシッターとして働きたい方
未経験からベビーシッターの仕事を始めたい方が、基礎知識を身につけていることを示すために取得するケースが目立ちます。派遣会社への登録時に、学習意欲や基礎知識をアピールする材料になります。
子育て中の保護者
自分自身の子育てに活かす目的で、発達段階に応じた関わり方や保育の基礎知識を体系的に学び直す方もいます。我流の子育てを見直すきっかけとして活用されています。
保育・教育関連の仕事を目指す学生や転職希望者
保育士など他の保育資格の取得を目指す前段階として、基礎教養を学ぶ目的で取得する方もいます。関連する複数の資格に共通する知識を先取りできる点がメリットです。
豆知識:ベビーシッターの仕事にまつわる意外な話
ベビーシッターの歴史は貴族社会にまでさかのぼる
子どもの世話を専門の人に任せるという習慣は、実は古くヨーロッパの貴族社会における「ナニー(乳母・養育係)」の存在にさかのぼるといわれています。ナニーは単なる子守りではなく、教育やしつけも担う専門職として重んじられていました。現代のベビーシッターも、単に子どもを預かるだけでなく、発達段階に応じた関わり方の専門知識を持つ点で、こうした歴史的な役割を受け継いでいるといえます。
海外ではベビーシッターが「ファーストジョブ」の定番
アメリカなど海外の一部の国では、10代の学生が近所の家庭でベビーシッターのアルバイトをするのが「初めての仕事」の定番として広く定着しています。日本ではまだベビーシッターという仕事の認知度がそこまで高くありませんが、共働き世帯の増加とともに、今後さらに身近な仕事として広がっていく可能性がある分野です。
まとめ ― 子どもの成長に寄り添う専門知識を
こんな方にとくにおすすめ
- 未経験からベビーシッターの仕事を始めたい方
- 保育園・学童保育の補助スタッフとして働きたい方
- 自分の子育てに活かす保育知識を学びたい保護者
- 保育士など他の保育資格取得の前段階として学びたい方
取得に向けた第一歩
JAFAが指定する認定機関の講座に申し込むことが、資格取得への最初の一歩です。まずは公式サイトで講座内容や受講料を確認し、自分の目的(就業準備・子育てへの活用・他資格への橋渡しなど)に合っているかを見極めるとよいでしょう。
公式サイト:プロフェッショナルベビーシッター(JAFA)
