犬猫介護アドバイザーについて

在宅受験可誰でも受験可
民間資格

犬猫介護アドバイザーとは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

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犬猫介護アドバイザーの概要

犬猫介護アドバイザーは、一般社団法人日本生活環境支援協会(JLESA)が認定する資格で、老犬・老猫の介護に関する幅広い知識を証明するものです。寝たきり状態への対応や床ずれの予防、食事・排泄の介助など、ペットの介護現場で求められる実務知識が出題範囲となっています。

JLESAとは、日常生活に関わるさまざまな技術について一定水準以上と認められた人に資格を与える団体です。ペット分野だけでなく、住まいや心理サポートなど幅広いジャンルの資格を認定しています。

試験の出題範囲と形式

試験では、寝たきり状態の犬猫への対応、床ずれの予防と処置、目ヤニ・鼻水の手入れ、水分補給や強制給餌の方法、点滴による栄養補給の基礎知識、排泄介助やオムツの活用法、人と動物の共通感染症(人畜共通感染症)の予防、介護マッサージなど、老犬・老猫の介護に直結する実務知識が幅広く問われます。犬種・体格による介護の注意点の違いや、猫特有の介護ポイントもカバーされているのが特徴です。

試験は在宅受験(郵送方式)で実施されます。申し込みから1週間以内に問題が郵送され、回答を返送してから10日前後で合否が確認できる仕組みです。従来は受験期間が決められていましたが、現在は期間の制限がなくなり、いつでも申し込み・受験ができるようになっています。

受験資格・対象者

受験資格に制限はなく、誰でも受験可能です。受験料は10,000円(税込)で、合格基準は70%以上の評価とされています。すでにペットの介護に携わっている方はもちろん、これから老犬・老猫のケアを学びたい飼い主の方にも開かれた試験内容です。

※ この資格は、SARAスクールジャパンや諒設計アーキテクトラーニングなどの通信講座(プラチナコース等)を通じて、課題提出のみで試験免除により取得するルートも用意されています。講座を使うか、直接JLESAに受験申込みをするかは選択できます。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 専門用語は少なめだが、実務知識の範囲は意外と広い

出題内容は日常的な介護動作の延長線上にあるものが多く、専門用語自体は難しくありません。ただし、感染症予防や強制給餌といった専門性の高い項目も含まれるため、飼育経験だけに頼らず、テキストで一通り知識を整理しておくことが合格への近道です。学習時間の目安は30~40時間程度とされています。

合格率の目安:公式な合格率は公表されていませんが、合格基準は70%以上とされており、出題範囲を一通り押さえれば十分に対応できる水準です。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

老犬・老猫ホーム/ペットシッターのスタッフ

近年は「老犬ホーム」「老猫ホーム」と呼ばれる高齢ペット専門の介護施設が増えており、こうした施設のスタッフとして知識を直接活かすことができます。訪問型のペットシッターとして、寝たきりのペットのケアを依頼されるケースでも役立ちます。

動物病院・トリミングサロンのスタッフ

動物病院の入院・預かりスペースでは、高齢で持病を抱えたペットの対応が日常的に発生します。介護の基礎知識があることで、獣医師の指示のもとでの世話や飼い主への説明がスムーズになります。トリミングサロンでシニア犬・シニア猫を扱う際にも安心材料になります。

飼い主として自宅で介護をする方

仕事にするだけでなく、自宅の愛犬・愛猫が高齢になったときに備えて、家庭での介護知識を体系的に学ぶ目的で取得する方も多い資格です。床ずれ予防やオムツの使い方など、突然介護が必要になったときに慌てないための備えになります。

誕生の背景・歴史

ペットの高齢化とシニア世代のペット急増

ペットフードの品質向上や動物医療の発達により、犬猫の寿命は年々延びてきました。その結果、人間と同じように「介護が必要なシニア期」を迎えるペットが急増し、飼い主だけでは対応しきれない介護ニーズが社会問題として顕在化しました。犬猫介護アドバイザーは、こうした背景から生まれた資格のひとつです。

通信講座との連携による普及

この資格は、SARAスクールジャパンが2020年に「犬猫介護プラチナコース」という通信講座を新規開講したことでも知られています。試験に加えて通信講座というルートが用意されたことで、忙しい社会人や在宅の飼い主でも学びやすい環境が整い、資格の認知度が広がっていきました。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

愛犬・愛猫の高齢化に備えたい飼い主

「うちの子がそろそろシニア期に入った」というタイミングで、これから訪れる介護に備えて知識を身につけておきたいと考える飼い主が多く受験しています。実際に介護が始まってから慌てて調べるのではなく、事前に備えることで飼い主自身の不安も軽減されます。

ペット関連の仕事へのキャリアチェンジ志望者

老犬ホームやペットシッター業界への転職・独立を考えている方が、専門知識の証明として取得するケースも見られます。未経験からペット介護の分野に飛び込む際、資格があることで一定の信頼を得やすくなります。

動物病院・施設で働く現職者

すでに動物病院やペット関連施設で働いている方が、現場で得た経験を体系的な知識として整理し直す目的で取得するケースもあります。感染症予防やケアの手順を改めて学び直すことで、日々の業務の質を高める狙いです。

豆知識:ペットの介護とシニア期のちょっとした裏話

犬と猫では「シニア期」の始まる年齢が違う

一般的に犬は7歳前後、猫は10歳前後からシニア期に入るとされていますが、犬種によっても差があります。大型犬は小型犬に比べて老化が早く、5~6歳でシニアケアを意識し始めるべきともいわれています。犬猫介護アドバイザーの出題範囲に「犬種による介護の注意点の違い」が含まれているのは、こうした事情を反映したものです。

「試験期間なし・いつでも受験可」という運営方式は珍しい

民間資格の多くは年に数回の決まった試験日程を設けていますが、この資格はもともとあった受験申込み期間の制限を撤廃し、現在は通年いつでも申し込める方式に切り替わっています。忙しい社会人や在宅で愛犬・愛猫の介護をしながら学びたい人にとって、都合の良いタイミングで受験できる点は大きなメリットです。

老犬・老猫ホームは都市部を中心に急増中

「終の棲家」として愛犬・愛猫を預けられる老犬ホーム・老猫ホームは、ここ10年ほどで都市部を中心に数を増やしてきました。集合住宅住まいで介護スペースの確保が難しい飼い主や、仕事で日中家を空けることが多い共働き世帯からのニーズが背景にあります。こうした施設で働くスタッフにとって、犬猫介護アドバイザーのような体系立った知識は、日々のケアの質を担保するうえで欠かせないものになりつつあります。

まとめ ― 「大切な家族」の最期まで寄り添うために

こんな方にとくにおすすめ

  • 愛犬・愛猫がシニア期を迎え、介護に備えたい方
  • 老犬ホームやペットシッターなど介護系の仕事を目指す方
  • 動物病院やトリミングサロンでシニアペットに接する機会がある方

取得に向けた第一歩

まずはJLESAの公式サイトで試験範囲や申込み方法を確認しましょう。独学に不安がある場合は、SARAスクールジャパンなどの通信講座を利用すると、教材で体系的に学びながら資格取得を目指せます。すでにペットの介護に直面している方は、応急的な対処法から優先して調べておくと安心です。

公式サイト:犬猫介護アドバイザー資格認定試験 公式サイト(JLESA)