スピリチュアルタロット士(JAAMP)とは?
概要・難易度・タロット占いの実践的な学び方を解説
スピリチュアルタロット士(JAAMP)の概要
スピリチュアルタロット士(JAAMP)は、一般財団法人日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が認定するタロット占いの資格です。タロットカードの意味を五感を使って読み解き、スピリチュアルな視点からアドバイスできる知識を身につけます。
※ スピリチュアルとは、目に見えない霊的・精神的なものを重んじる考え方のこと。この資格では、カードの意味を論理的に覚えるだけでなく、直感的な読み取りも重視されます。
試験の出題範囲と形式
出題範囲は、タロットカードの種類、19世紀に成立した「トートタロット」の知識、オラクルカードとの併用方法、タロット占い特有の用語です。試験は在宅受験形式で、申込み後1週間以内に問題が郵送され、解答を返送すると10日ほどで結果が届きます。
※ オラクルカードとは、タロットカードと似た形式のカードですが、あらかじめメッセージ性の強い言葉やイラストが描かれており、より直感的に使えるのが特徴です。
受験資格・合格基準
受験資格に制限はなく、誰でも申し込めます。受験料は10,000円(税込)で、合格基準は70%以上の評価です。試験期間・受付期間の制限がなくなり、通年でいつでも受験できる運用になっています。
「スピリチュアルタロットアドバイザー」からの名称変更
この資格はかつて「スピリチュアルタロットアドバイザー」という名称で運用されていましたが、現在は「スピリチュアルタロット士」に改称されています。名称変更後も試験範囲や合格基準に変わりはなく、より専門家としての印象が伝わりやすい名称に整理された形です。
難易度・学習時間の目安
公式サイトに具体的な合格率の公表はありませんが、78枚のカード一枚一枚に正位置・逆位置それぞれの意味があるため、暗記量は決して少なくありません。市販のタロット解説書やオンライン講座を使って、体系的に学習時間を確保するのが合格への近道です。学習時間の目安は20〜40時間程度と考えられます。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
タロット占い師
対面やオンラインで、依頼者の悩みに合わせてカードを引き、アドバイスを行う仕事に直結します。恋愛・仕事・人間関係など、幅広いテーマの相談に対応しやすいのがタロット占いの強みです。
イベントやマルシェでの出張占いブースなど、比較的始めやすい活動形態が多いのも特徴で、副業からスタートして徐々に活動の場を広げていく人も少なくありません。
カウンセラー・セラピストの補助メニュー
すでにカウンセリング業務を行っている人が、対話の糸口としてタロットを取り入れることで、相談者が自分の気持ちを言語化しやすくなる効果が期待できます。
「今の気持ちに近いカードを引いてみましょう」という導入は、相談者が自分の内面を客観視するきっかけになりやすく、言葉だけのカウンセリングよりも本音を引き出しやすいとされています。
コンテンツ制作・SNS発信
タロットカードの意味や占い方を解説する動画・記事コンテンツを制作する仕事にも活かせます。カードの図柄は視覚的にも映えるため、SNSとの相性がよいジャンルです。
誕生の背景・歴史
15世紀イタリアで生まれたカード
タロットカードの起源は15世紀のイタリアで貴族の遊戯用に作られたカードにさかのぼるとされています。当初は占いではなくカードゲームとして使われていましたが、18世紀頃から占術としての意味づけが本格化していきました。
資格としての整備と名称変更
こうした長い歴史を持つタロット占いの知識を体系化し、より多くの人に普及させる目的でJAAMPが資格化したのが本資格です。「スピリチュアルタロットアドバイザー」から「スピリチュアルタロット士」へと改称され、現在の形になりました。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
タロット占いが趣味で、実践してみたい人
もともとタロットカードを集めていた人や独学で占っていた人が、知識を体系立てて確認するために受験するケースが多く見られます。
副業として占い師デビューを目指す人
在宅ワークとの相性がよく、オンライン占いサービスやイベント出店を通じて副業からスタートしたい人にも選ばれています。
カウンセリング業務の幅を広げたい人
すでにカウンセラーやセラピストとして活動している人が、対話のきっかけづくりとしてタロットを取り入れるために追加取得するケースも見られます。
豆知識:タロットカードにまつわる意外な話
78枚の内訳と大アルカナ・小アルカナ
タロットカードは78枚で構成され、「愚者」「運命の輪」など象徴的な意味を持つ22枚の大アルカナと、トランプの原型にあたる56枚の小アルカナ(数札40枚と人物札16枚)に分かれています。大アルカナは人生の大きな転機、小アルカナは日常的な出来事を象徴するとされています。
※ 大アルカナ・小アルカナとは、タロットカード78枚を分類する呼び方。「アルカナ」はラテン語で「秘密」を意味する言葉に由来するといわれています。
トートタロットという特殊な体系
本資格の出題範囲にも含まれる「トートタロット」は、20世紀の神秘思想家アレイスター・クロウリーが監修したタロットデッキで、古代エジプトの神々のモチーフを取り入れた独特の絵柄が特徴です。一般的なタロットとは異なる象徴体系を持つため、上級者向けの学びとしても知られています。
完成までに5年もの歳月がかけられたとされるトートタロットは、占星術や数秘術、カバラといった複数の神秘思想を融合させた体系を持つといわれ、一般的なウェイト版タロットとはまったく異なる読み方を楽しめる点も魅力の一つです。
逆位置は「悪い意味」とは限らない
タロット占いというと「逆位置=不吉」というイメージを持たれがちですが、実際には逆位置を「意味が弱まった状態」や「内面に隠れた状態」として解釈する流派も多く、単純な吉凶だけでは語れない奥深さがあります。この解釈の幅広さも、資格を通じて体系的に学ぶ意義の一つです。
まとめ ― カードの声に耳を澄ませる仕事
こんな方にとくにおすすめ
- タロット占いが好きで、体系的な知識を身につけたい方
- 在宅・オンラインで占い師としての副業を始めたい方
- カウンセリングの対話ツールとしてタロットを取り入れたい方
取得に向けた第一歩
まずは公式サイトで最新の受験要項を確認し、申込みをするところから始まります。大アルカナ・小アルカナの基本的な意味を先に押さえておくと、在宅受験の解答もスムーズに進められます。
公式サイト:スピリチュアルタロット士(JAAMP) 公式
