犬のしつけインストラクター資格(JIA)について

在宅受験可筆記試験誰でも受験可
民間資格

犬のしつけインストラクター資格(JIA)とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

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犬のしつけインストラクター資格(JIA)の概要

犬のしつけインストラクター資格は、一般社団法人日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する民間資格です。基本のコマンドトレーニングから、性格別のしつけ方法、多頭飼育や老犬の管理まで、家庭犬のしつけに関する幅広い知識が問われます。

JIA(日本インストラクター技術協会)とは、生活・趣味・ペット・美容など幅広い分野で「知識を体系的に学び、講師として教えられる」ことを認定する民間資格の発行団体です。同じ枠組みで多数の資格を展開しているのが特徴です。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、アイコンタクトやハンドサインを使ったトレーニング、オスワリ・フセ・マテ・オイデといった基本コマンド、甘噛みの直し方、来客時の対応トレーニング、室内外のトイレトレーニング、散歩の仕方、食糞の改善方法など多岐にわたります。首輪とハーネスの使い分けや知育玩具を使った訓練方法も含まれ、実際の家庭犬のしつけ現場で役立つ知識が中心です。

食糞とは、犬が自分や他の犬の便を食べてしまう行動のことです。子犬期によく見られる行動で、しつけの現場では原因の見極めと改善方法の知識が求められます。

受験資格・受験方法

受験資格に年齢や実務経験の制限はなく、誰でも申し込むことができます。試験は在宅受験形式で、インターネットで申し込むと1週間以内に問題が郵送され、解答を返送してから10日前後で合否が確認できます。以前は試験期間が定められていましたが、現在は期間の制限がなくなり、いつでも受験できる仕組みに変わりました。

性格別・犬種別のしつけ知識が問われる特徴

この資格の特徴は、神経質・臆病・陽気・ハイテンションといった犬の性格タイプ別に、しつけのアプローチを変える視点が出題される点です。小型犬と大型犬の基本しつけの違い、動物病院やトリミングショップでの接し方についても問われるため、単なる「コマンドの教え方」にとどまらない、実践的な視野の広さが求められます。

難易度・学習時間の目安

★☆☆☆☆ 在宅受験・テキスト持ち込み可で取り組みやすい

合格基準は70%以上の評価とされており、在宅受験のため資料を見ながら解答できる点も含めて、比較的取り組みやすい難易度といえます。犬を飼った経験がある方であれば実感を伴って学習しやすく、未経験の方でも基本コマンドから順に押さえていけば対応できる範囲です。

合格率の目安:公式の合格率は公表されていませんが、合格基準は70%以上の評価とされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

自宅・カルチャースクールでのしつけ講師

JIA資格は取得後にインストラクターとして活動できる点が特徴で、自宅やカルチャースクールで犬のしつけ講座を開くことができます。飼い主向けのミニレッスンや個別相談といった形で、実務経験と組み合わせて活動する人が多く見られます。

ペットショップ・トリミングサロンのスタッフ

ペットショップやトリミングサロンでは、来店する犬への基本的な接し方や落ち着かせ方の知識が役立ちます。しつけの基礎知識を持つスタッフとして、来店客への簡単なアドバイスができる点も強みになります。

ドッグシッター・訪問型ペットケアの担当者

留守中の犬の世話を請け負うドッグシッターや訪問型のペットケアでは、飼い主のいない環境でも落ち着いて過ごせるようしつけの知識を活かす場面があります。多頭飼育や老犬管理の知識も、幅広い依頼に対応する際に役立ちます。

保護犬・譲渡団体でのボランティア活動

保護犬を新しい飼い主に引き渡す前段階では、基本的なしつけができているかどうかがその後の生活の落ち着きやすさに直結します。譲渡団体でのしつけサポートやトライアル期間中のアドバイスなど、ボランティア活動の中で知識を活かす人もいます。

誕生の背景・歴史

家庭犬のしつけニーズの高まりから生まれた資格

犬を家族の一員として迎える家庭が増える一方で、「しつけがうまくいかず困っている」という飼い主の声も少なくありません。JIAはこうした需要に応える形で、専門学校や訓練士養成機関に通わなくても、体系的にしつけの知識を学び、証明できる資格として本資格を整備したとされています。

在宅受験制度への移行

JIAが認定する資格の多くは、以前は決められた試験期間内でのみ受験できる仕組みでしたが、現在は年間を通じていつでも申し込める在宅受験制度に統一されています。働きながらでも自分のペースで学習・受験しやすい環境が整えられました。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

愛犬のしつけに悩む飼い主

自分の愛犬のしつけに悩み、体系的に知識を学び直したいという理由で受験する飼い主も多く見られます。トライ&エラーで対応していたしつけを、根拠のある方法に置き換えられる点がメリットとされています。

ペット関連ビジネスへの参入を考える方

将来的にペットシッターや犬の預かりサービスなどの副業・開業を考えている方が、基礎知識の証明として取得するケースもあります。取得後に肩書として名乗れる点が、信頼感づくりに役立てられています。

動物病院・ペット関連企業に勤務する方

動物病院の受付や看護補助、ペット用品店のスタッフなど、日常的に犬と接する仕事に就いている方が、業務知識の幅を広げる目的で取得することもあります。

豆知識:JIA資格に共通する「認定制度」のしくみ

認定証・認定カードは別料金

JIAの資格は、試験に合格しただけでは正式な認定証は届きません。認定証・認定カードをそれぞれ発行してもらうには、別途5,500円の発行料が必要です。名刺や履歴書に資格名を記載する予定がある場合は、あらかじめ発行しておくと安心です。

「訓練士」資格との違い

犬のしつけに関わる資格としては、公益社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)などが認定する「訓練士」資格もよく知られています。訓練士資格が実技や現場経験を重視するのに対し、この資格は在宅受験で知識面の習得を証明する位置づけです。どちらが優れているというより、目指す活動スタイルによって使い分けるとよいでしょう。

※ JIA資格はいずれも在宅受験・受験料10,000円(税込)・合格基準70%以上という共通のフォーマットで運用されています。複数資格に挑戦する際も、申込みから受験までの流れを一度覚えてしまえば戸惑うことは少ないでしょう。

まとめ ― 愛犬との暮らしをもっと心地よく

こんな方にとくにおすすめ

  • 愛犬のしつけに悩み、体系的な知識を身につけたい方
  • ペットシッターや犬の預かりサービスなど副業・開業を考えている方
  • 動物病院やペットショップなど、犬と接する仕事に就いている方
  • 在宅受験で取り組みやすい資格から始めたい方

取得に向けた第一歩

まずは公式サイトで最新の受験要項を確認し、インターネットから申し込みましょう。愛犬と一緒に基本コマンドを練習しながら学習を進めると、知識と実践が結びつきやすくなります。

公式サイト:犬のしつけインストラクター資格 公式サイト(JIA)