つぼ押し士資格(JIA)とは?
概要・難易度・取得後に活かせる仕事を解説
つぼ押し士資格(JIA)の概要
つぼ押し士資格は、一般社団法人日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する、つぼ(経穴)に関する知識を測定する民間資格です。公式サイトでは、主なつぼの名称や位置、効能、経絡などについて確かな知識を持ち、個々の不調や悩みに応じて的確なつぼ押しができる知識と技術を備えている方を認定するものとされ、取得後は自宅やカルチャースクールで講師活動ができるとされています。
※ つぼ(経穴)とは、東洋医学において気や血の流れが集まるとされる体表上の特定のポイントのことです。指圧や鍼灸で刺激することで、体調を整える効果が期待できるとされています。
受験資格 ― 制限なし・在宅受験が可能
つぼ押し士資格の受験資格には、年齢や学歴、実務経験などの制限は設けられていないとされています。インターネットを通じた在宅受験の形式が採用されており、自宅で試験に挑戦できる点が特徴といわれています。
試験内容 ― 東洋医学の理論体系を幅広くカバー
試験では、つぼの基礎知識(定義・種類・見つけ方)やつぼ療法のメリット、つぼの押し方といった実践的な内容に加えて、足・手・頭・顔・上半身のつぼと経絡、任脈と督脈、気・血・水の理論、五臓六腑、さらには漢方薬や鍼灸の知識まで出題されるとされています。つぼの押し方という実践的なテーマでありながら、東洋医学の理論体系まで踏み込んで学ぶ必要がある点が特徴といわれています。合格基準は70%以上の評価とされています。
※ 経絡とは、東洋医学において気や血が体内を巡る通り道とされる概念のことです。経絡上に点在するのがつぼ(経穴)とされ、経絡とつぼの関係を理解することが、正しいつぼ押しの土台になるといわれています。
試験はいつでも受験可能・受験料は10,000円
現在は試験期間・申込期間の設定がなく、いつでも検定試験を受けられる仕組みになっているとされています。申し込み後1週間以内に問題が郵送され、返送後は10日前後で合否が確認できるといわれています。受験料は10,000円(税込)です。
難易度・学習時間の目安
つぼ押し士資格は実技試験がなく、知識を問う筆記(在宅)試験のみで構成されているとされています。ただし、つぼの位置や効能といった実践知識に加えて、気血水・五臓六腑・経絡といった東洋医学特有の理論用語も出題範囲に含まれているため、はじめて東洋医学に触れる人にとってはやや学習範囲が広いといわれています。学習時間の目安は1〜2ヶ月程度とされることが多いようです。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
リラクゼーションサロン・整体院のスタッフ
リラクゼーションサロンや整体院で働くスタッフにとって、つぼの知識は指圧やマッサージ施術の説得力を高める要素になるとされています。「なぜこの部位を押すのか」を経絡やつぼの効能とともに説明できることは、顧客の信頼感につながりやすいといわれています。施術料金はサロンによって幅がありますが、60分5,000円前後からのメニューが一般的とされ、指名客がつくほど収入が安定しやすい業界とされています。
自宅サロン開業・フリーランス施術者
つぼ押し士資格を取得すると、自宅の一室を使ったプライベートサロンを開業する道も選択肢になるとされています。手や足のつぼ押しは特別な設備を必要としないため、比較的少ない初期費用で始められる点が特徴といわれていますが、集客力や技術力の向上が収入に直結するため、継続的な学習が重要とされています。
エステティシャン・アロマセラピストとの兼業
すでにエステティシャンやアロマセラピストとして活動している人が、施術メニューの幅を広げる目的でつぼ押しの知識を取り入れることもあるとされています。ハンドトリートメントやフェイシャルの中につぼ押しを組み込むことで、施術の満足度を高められるといわれています。
誕生の背景・歴史
WHOも効果を認める伝統的な治療法
つぼ療法は世界保健機関(WHO)によって、一定の治療効果が認められているとされる伝統的な健康法です。東洋・西洋・中国など世界各地で独自に発展してきた歴史を持ち、日本でも古くから民間療法として親しまれてきたといわれています。現代では、東洋医学の専門家だけでなく、一般の人がセルフケアとして取り入れる健康法としても広く知られているとされています。
※ 気・血・水とは、東洋医学において人間の体を構成し、健康を左右するとされる3つの要素のことです。「気」は生命エネルギー、「血」は血液とその働き、「水」は血液以外の体液を指すとされ、これらのバランスが崩れると不調が生じると考えられているといわれています。
民間資格としての整備とJIA版の特徴
つぼ押しが手軽なセルフケア・美容健康法として広く実践されるようになるにつれ、正しい知識を体系的に学べる仕組みとして、複数の民間団体がつぼ関連の資格を整備してきたといわれています。JIAが認定するつぼ押し士資格は、実践的なつぼ押しの技術だけでなく、東洋医学の理論体系まで出題範囲に含めている点が特徴とされ、表面的な知識にとどまらない内容になっているといわれています。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
リラクゼーション業界でキャリアアップを目指す人
整体院やリラクゼーションサロンのスタッフなど、すでに施術に携わっている人が、知識面を体系化する目的で取得するケースが多いとされています。つぼの効能を説明できるようになることで、他のスタッフとの差別化につながるといわれています。
自分や家族の健康管理をしたい人
仕事にするかどうかは別として、自分自身や家族の日々の不調を手軽にセルフケアしたいという理由で取得する人も多いとされています。手や足のつぼは特別な道具がなくても押せるため、日常生活にすぐ活かせる知識である点が支持されているといわれています。
東洋医学に興味があり体系的に学びたい人
気血水や五臓六腑といった東洋医学の考え方そのものに興味があり、つぼ押しを入り口として体系的に学びたいという人にも選ばれている資格とされています。在宅受験で取得しやすく、育児や仕事の合間に学習を進める人もいるといわれています。
豆知識:つぼ押しにまつわる意外な事実
手と足には特にツボが集中している
体には数百とも言われる数のつぼが存在するとされていますが、中でも手と足は特にツボが密集している部位とされ、いわゆる「足つぼ」「手つぼ」が健康法として広く知られる理由になっているといわれています。靴を脱ぐだけ、手袋を外すだけで押せる手軽さから、電車の待ち時間やデスクワークの合間などでも実践しやすいセルフケアとして親しまれているとされています。
認定カード・認定証は別途発行制
JIA認定資格に共通する仕組みとして、合格後の認定カードと認定証は、それぞれ5,500円の別料金での発行となっているとされています。受験料に加えて認定証発行費用がかかる点は、事前に把握しておくとよいといわれています。
まとめ ― 東洋医学の知恵を手軽に活かせる資格
こんな方にとくにおすすめ
- リラクゼーション・整体業界で提案力を高めたい方
- 自分や家族の健康管理にセルフケアを取り入れたい方
- 東洋医学の考え方を体系的に学びたい方
- 在宅で資格取得を目指す方
取得に向けた第一歩
つぼ押し士資格は、受験資格に制限がなく、在宅受験で挑戦できる資格です。まずは指定テキストでつぼの位置や効能、東洋医学の基礎理論を学び、いつでも申し込める試験に向けて準備を進めることが第一歩とされています。最新の試験情報は、日本インストラクター技術協会の公式サイトで確認できます。
公式サイト:つぼ押し士資格 公式サイト(JIA)
