歩き方インストラクター資格(JIA)とは?
概要・難易度・取得後に活かせる仕事を解説
歩き方インストラクター資格(JIA)の概要
歩き方インストラクター資格は、一般社団法人日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する、ウォーキング(歩行)に関する知識を測定する資格です。JIAの公式ページでは「ウォーキング資格」とも案内されており、歩行の仕組みや効果、正しいフォームなどの知識を有していることを証明する資格とされています。
※ 「歩き方」という名称から実技を想像しがちですが、試験は在宅受験の筆記形式で、ウォーキングに関する知識を問う内容とされています。実際に人に歩き方を指導する際には、この知識を土台としつつ、実技的な指導力を別途磨いていく必要があるといわれています。
受験資格 ― 制限なし・在宅受験が可能
歩き方インストラクター資格の受験資格には、年齢や学歴などの制限は設けられていないとされています。インターネットを通じた在宅受験の形式が採用されており、会場に出向く必要がなく、自宅で試験に挑戦できる点が特徴といわれています。
試験内容 ― ウォーキングの歴史から靴選びまで幅広く出題
試験では、ウォーキングとは何か、その歴史、効果、カロリー消費、歩行中の身体の動き、筋肉と神経、筋肉とエネルギー、心臓と酸素供給、服装と持ち物、靴の選び方、準備運動など、歩行にまつわる幅広い知識が出題されるとされています。合格基準は70%以上の評価とされています。
※ 準備運動は出題範囲のひとつとされ、ウォーキング前後のストレッチや、けがの予防に関する知識も含まれるといわれています。ただ歩くだけでなく、安全に継続するための知識までカバーしている点が、この資格の特徴とされています。
試験はいつでも受験可能・受験料は10,000円
現在は試験期間・申込期間の設定がなく、いつでも検定試験を受けられる仕組みになっているとされています。申し込み後1週間以内に問題が郵送され、返送後は10日前後で合否が確認できるといわれています。受験料は10,000円(税込)です。
難易度・学習時間の目安
歩き方インストラクター資格は実技試験がなく、知識を問う筆記(在宅)試験のみで構成されているとされています。歩くという日常的な動作がテーマであるため、基礎的な身体の仕組みを押さえれば理解しやすく、学習時間の目安は数週間程度とされることが多いようです。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
ウォーキングイベントの講師・カルチャースクール講師
地域のウォーキングイベントやカルチャースクールで、参加者に正しい歩き方や歩行の効果を伝える講師活動にこの資格の知識が活かせるとされています。健康志向の高まりから、シニア層向けのウォーキング講座は各地で需要があるとされ、月数回の講座運営で講師報酬を得ている人もいるといわれています。
フィットネストレーナー・パーソナルトレーナーの専門知識強化
すでにフィットネストレーナーとして活動している人が、有酸素運動としてのウォーキング指導の専門性を高める目的で取得することもあるとされています。ランニングよりも身体への負担が少ないウォーキングは、初心者や高齢の顧客層に勧めやすく、指導メニューの幅を広げる要素になるといわれています。
介護・福祉施設でのレクリエーション指導
高齢者施設でのレクリエーションや機能訓練の一環として、歩行に関する知識を活かす場面もあるとされています。介護職員が歩行の仕組みや正しいフォームの知識を持つことで、利用者の転倒予防や健康維持のサポートに役立てられるといわれています。介護業界は人手不足が続く一方、専門知識を持つスタッフへの評価は高まりやすい傾向にあるとされています。
誕生の背景・歴史
ウォーキングブームと健康志向の高まり
日本では2000年代以降、メタボリックシンドローム対策や生活習慣病予防への関心の高まりとともに、手軽に始められる運動としてウォーキングが注目されるようになったとされています。特別な道具や施設を必要とせず、誰でもすぐに始められる運動として、幅広い世代に浸透してきたといわれています。
※ メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積に加えて、高血圧・高血糖・脂質異常のうち2つ以上を併せ持つ状態を指す言葉です。生活習慣病のリスクを高めるとされ、ウォーキングのような有酸素運動が予防・改善に役立つといわれています。
指導者育成の必要性から生まれた資格
ウォーキングが健康法として広がる一方で、誤ったフォームによるひざや腰への負担も指摘されるようになったとされています。正しい知識を持って指導できる人材を増やす目的で、JIAのような団体が歩き方インストラクター資格を整備してきたといわれています。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
健康維持・ダイエット目的で歩く習慣を深めたい人
自分自身の健康維持やダイエットのために日常的にウォーキングをしている人が、より効果的な歩き方を学びたいという理由で受験するケースが多いとされています。正しい知識を身につけることで、同じ時間歩いても効果を高めたいというニーズに応える資格といわれています。
地域でウォーキング講座を開きたいシニア層
定年後の第二の活動として、地域のウォーキングサークルやイベントで講師を務めたいというシニア層が取得を目指すこともあるとされています。在宅受験で取得しやすいことから、新たな学びに挑戦したい人にも選ばれやすい資格といわれています。
フィットネス・介護業界の専門職
フィットネストレーナーや介護職員など、すでに身体に関わる仕事をしている人が、歩行に特化した専門知識を補強する目的で取得することもあるとされています。既存の資格や実務経験に、歩き方インストラクター資格の知識を組み合わせることで、指導の説得力を高めたいという狙いがあるといわれています。
豆知識:歩行にまつわる意外な事実
正しい歩行フォームは筋肉と神経の連携でできている
人間の歩行は、無意識に行っているように見えて、実際には多くの筋肉と神経が連携して成り立つ複雑な動作とされています。試験科目に「筋肉と神経」「筋肉とエネルギー」が含まれているのも、こうした身体の仕組みへの理解を重視しているためといわれています。歩幅がわずかに変わるだけでも、消費カロリーや身体への負担が変化するとされ、奥が深いテーマとされています。
認定カード・認定証は別途発行制
JIA認定資格に共通する仕組みとして、合格後の認定カードと認定証は、それぞれ5,500円の別料金での発行となっているとされています。受験料に加えて認定証発行費用がかかる点は、事前に把握しておくとよいといわれています。
まとめ ― 歩くことを知識で支える資格
こんな方にとくにおすすめ
- 健康維持・ダイエットのために正しい歩き方を学びたい方
- 地域でウォーキング講座を開きたい方
- フィットネストレーナー・介護職員として専門知識を補強したい方
- 在宅で資格取得を目指す方
取得に向けた第一歩
歩き方インストラクター資格は、受験資格に制限がなく、在宅受験で挑戦できる資格です。まずは指定テキストでウォーキングの歴史や身体の仕組み、正しいフォームの基礎知識を学び、いつでも申し込める試験に向けて準備を進めることが第一歩とされています。最新の試験情報は、日本インストラクター技術協会の公式サイトで確認できます。
公式サイト:歩き方インストラクター資格 公式サイト(JIA)
