デコレーションインストラクター資格について

在宅受験可筆記試験誰でも受験可
民間資格

デコレーションインストラクター資格とは?

概要・難易度・活かし方をわかりやすく解説

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デコレーションインストラクター資格の概要

デコレーションインストラクター資格は、一般社団法人日本インストラクター技術協会(JIA)が主催する民間資格です。「デコ資格」という通称でも案内されており、デコレーションの基礎、デコ文化の成り立ち、デコレーションの種類、道具の種類と使い方といった知識を体系的に身につけていることを認定します。

ここでいう「デコ」は、スマートフォンケースや小物にラインストーンや樹脂パーツで装飾する「デコレーション」を指し、盛りデコやクリスタライズデコなど、技法やジャンルが多岐にわたるのが特徴です。

※ 「デコレーションデザイナー」など類似名称の他団体資格も存在しますが、本資格はJIAが独自に認定する民間資格であり、主催団体・認定内容が異なります。混同しないよう注意してください。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、デコレーションの基礎、デコレーション文化、デコレーションの種類、道具の種類と使い方などの知識が問われます。ラインストーンや樹脂パーツ、接着剤の扱い方といった実践的な内容も含まれます。

試験は在宅受験形式です。申込みから1週間以内に問題が郵送され、解答を返送してから10日前後で合否が確認できます。自宅で制作しながら学べる分野のため、実践と並行して知識を身につけやすい試験形式といえます。

受験資格・対象者

年齢・学歴・実務経験などの制限はなく、誰でも受験できます。受験料は10,000円(税込)、合格基準は70%以上の評価で、試験期間の縛りがなく随時受験が可能です。

合格後は認定証・認定カードをそれぞれ5,500円(税込)で申請発行できます。ハンドメイド作品の販売ページや教室のプロフィールに「JIA認定」の肩書きとして記載する人が多いようです。協会が専用テキストを販売しているわけではないため、学習は市販のデコレーション技法書やパーツ選びの実践を組み合わせて進める形になります。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 実際に制作しながら学べるが、道具や技法の名称は整理して覚える必要あり

道具の種類や技法ごとの名称・特徴を覚える必要があるため、20〜30時間程度の学習時間を見込んでおくと安心です。実際に手を動かして作品を作りながら学ぶことで、知識と技術の両方が身についていきます。

合格率の目安:公式な合格率は公表されていませんが、70%以上の評価が合格基準とされています。出題範囲をひととおり押さえておけば十分に到達可能な水準です。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

自宅・カルチャースクールでの講師活動

取得後は「デコレーションインストラクター」として、自宅教室やカルチャースクールでデコ講座を開く際の肩書きに活用できます。単なる作品制作の技術だけでなく、文化的な背景や道具の知識まで説明できる点が強みになります。

ハンドメイド作品の制作・販売

体系的な知識を持つことは、ハンドメイドマーケットでの作品販売やオーダーメイド制作を行う際の信頼材料にもなります。パーツの耐久性や接着剤の選び方といった実務的な知識は、購入者から「壊れにくいか」を聞かれたときの説明にも直結します。

SNS・ブログでの発信活動

デコ作品の制作過程や道具の使い方をSNSやブログで発信する際、専門知識に基づいた説明ができることは大きな強みになります。

誕生の背景・歴史

JIAの趣味・教養関連資格群のひとつとして誕生

デコレーションインストラクター資格は、教える力・伝える力を軸に資格認定を行う日本インストラクター技術協会(JIA)が展開する資格群のひとつです。JIAは心理・カウンセラー系からビジネススキル系、趣味・教養系まで、100を超えるジャンルの資格を扱う団体として知られています。

「デコ電」から広がったデコ文化の系譜

日本のデコ文化のルーツは、1997年頃のPHS時代にさかのぼるとされる「デコ電(デコレーション携帯電話)」にあります。2000年前後にラインストーンや大きなストラップで携帯電話を飾るスタイルが芸能人の間で流行し、瞬く間に広がりました。その後、樹脂粘土でスイーツを模した「スイーツデコ」が2003年頃から登場し、2008年頃には定着していきます。スマートフォンの普及とともにデコ電ブームは落ち着きましたが、デコレーションという技術・文化そのものは形を変えながら受け継がれてきました。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

ハンドメイドが好きな人

もともとデコ作品を作るのが趣味だった方が、知識を体系化してレベルアップしたいという理由で受験するケースが多く見られます。「感覚で貼っていたパーツの配置に統一感が出ず、なんとなく素人っぽく見えていた」という人が、バランスや道具の使い分けを体系的に学び直し、作品の完成度が上がったという声もあります。

デコ講座を開きたい人

自宅やカルチャースクールでデコ講座を開きたいという方が、知識の裏付けとして取得するケースも多く見られます。

ハンドメイド作品を販売したい人

マーケットアプリなどで作品を販売している方が、専門知識を持つことを示す肩書きとして取得することもあります。

豆知識:デコ文化にまつわる意外な話

「デコ電」は芸能人の携帯披露から火がついた

デコ電のブームが一気に広がったきっかけのひとつは、歌手や女優などの芸能人がテレビや雑誌で自身の携帯電話を披露したことでした。ラインストーンや大きなパーツで飾った携帯電話が「かわいい」と話題になり、若者を中心に一大ブームへと発展しました。

クリスタライズデコとは、専用のラインストーンやスワロフスキーなどを敷き詰めるように貼り付けていく、華やかな装飾技法のひとつです。細かな作業になるため、専用の道具や接着剤の知識が欠かせません。

令和になって「平成デコ文化」が再燃

一度は落ち着いたデコ電・デコ文化ですが、近年は「推し活」の広がりとともに、うちわやグッズを飾る手段として再び注目されています。100円ショップでデコ用パーツが手に入りやすくなったことも、再燃を後押ししている要因のひとつとされています。

「盛りデコ」は日本独自の美意識から生まれた

試験範囲にも含まれる「盛りデコ」は、パーツを立体的に重ねて豪華さを演出する技法で、海外のシンプルなデコレーション文化と比べても独特の発展を遂げたとされています。限られたスペースにどれだけ華やかさを詰め込めるかを追求するスタイルは、携帯電話という小さなキャンバスの制約から生まれた、日本ならではの美意識のひとつともいえます。

まとめ ― デコの「好き」を教える力に変える資格

こんな方にとくにおすすめ

  • デコレーションの技術や文化を体系的に学びたい方
  • 自宅やカルチャースクールでデコ講座を開きたい方
  • ハンドメイド作品の制作・販売に知識の裏付けを持たせたい方

取得に向けた第一歩

まずは公式サイトで出題範囲を確認し、実際にデコ用の道具を揃えて簡単な作品を作ってみるところから始めるとよいでしょう。手を動かしながら道具の名称や使い方を覚えると、知識が実践と結びつきやすくなります。

公式サイト:デコレーションインストラクター資格 公式(日本インストラクター技術協会)