姓名判断アドバイザー(JFTA)とは?
概要・難易度・画数と五格の読み解き方を解説
姓名判断アドバイザー(JFTA)の概要
姓名判断アドバイザーは、一般社団法人日本占い師協会(JFTA)が認定する民間資格です。氏名の画数から「五格」と呼ばれる指標を導き出し、性格・運勢・相性を読み解く姓名判断の知識と技能を証明します。生年月日を使う占術と違い、名前という後天的に選べる要素を扱うため、命名・改名相談という実務的なニーズに直結しやすいのが特徴です。
なお、姓名判断の資格は他の団体からも提供されており、一般財団法人日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が認定する「姓名鑑定士」という資格もあります。
※ JFTAとは、Japan Fortune-telling Association(一般社団法人日本占い師協会)の略称です。占い師の育成・資格認定を目的とした団体で、姓名判断のほか、四柱推命や水晶占い、タロットなど多彩な占術ジャンルの資格試験を運営しています。
「画数」という数値化されたロジックが土台
姓名判断の大きな特徴は、氏名の漢字の画数という誰の目にも明確な数値情報を出発点にしている点です。生まれ持った星や生年月日ではなく、名前という「後から選び直せる」要素を扱うため、赤ちゃんの命名や会社名・屋号の検討、改名相談など、具体的な意思決定に直結しやすい占術といえます。数値をもとに理屈立てて説明できることから、他の占術に比べて「感覚ではなく理論」という印象を持たれやすいのも特徴です。
受験資格・試験形式
受験資格は特になく、誰でも申し込みできます。試験は在宅受験方式で、申し込み後1週間以内に問題が郵送され、解答を返送してから10日前後で合否が確認できる仕組みです。受験料は10,000円(税込)で、合格基準は70%以上の評価とされています。試験期間・受験申込み期間の制限は撤廃されており、現在は通年でいつでも受験可能です。
※ 五格とは、氏名の画数から算出する「天格・人格・地格・外格・総格」という5つの指標のことです。それぞれ先天運・中心となる性格・若年期の運勢・対人関係・晩年運といった異なる意味を持ち、これらを総合して姓名の吉凶を判断します。
難易度・学習時間の目安
試験範囲は姓名判断とは何かという基礎知識から、画数の取り方と五格の出し方、霊意と霊数について、天格の運勢などが問われます。漢字によっては画数の数え方に旧字体・新字体の違いなどの例外があり、正確な数え方を覚える必要がありますが、実技試験はなく知識問題が中心です。当協会が指定する認定講座(SARAスクールジャパン、諒設計アーキテクトラーニング)を利用すれば、画数の数え方のルールを体系的に学べます。学習時間の目安は1〜2ヶ月(40〜60時間程度)です。
取得後に活かせる仕事・関連する職種
命名・改名相談の提供
資格取得後は、赤ちゃんの命名相談や、結婚・独立などをきっかけにした改名相談に対応できます。名前という一生関わるテーマだけに、他の占術よりも依頼者との関係が深くなりやすく、命名後も相談を継続するリピーターにつながりやすい分野です。
会社名・屋号・芸名の鑑定
個人名だけでなく、開業する店舗の屋号や会社名、芸能活動の芸名など、法人・ビジネス領域での姓名判断ニーズもあります。験担ぎとしてだけでなく、覚えやすさや印象づくりの観点からアドバイスを求められることも多く、ビジネス系の相談に強みを持つ占い師として活動する道もあります。
セミナー・ワークショップ講師
画数の数え方や五格の意味を教えるセミナー・ワークショップの講師として活動する道もあります。「自分の名前を鑑定してみる」というテーマは参加のハードルが低く、占いに馴染みのない層への入り口としても人気を集めやすいテーマです。
誕生の背景・歴史
古代中国の五行思想がルーツ
名前で運命を占うという発想自体は、およそ3000年前の中国にさかのぼるといわれ、五行思想をもとに数字に意味を持たせる考え方が源流にあるとされています。ただし、現在日本で広く使われている「画数から五格を算出する」という体系的な姓名判断は、もっと後年になって日本独自に発展したものです。
1929年:熊崎健翁による体系化と「名前ブーム」
現在の姓名判断の基礎を作ったのは、易学者の熊崎健翁(1882〜1961)です。新聞記者としての経験を経て1928年に鑑定団体「五聖閣」を設立し、1929年に女性誌『主婦の友』で「熊崎式姓名学」を発表、著書『姓名の神秘』が大きな反響を呼びました。その後1934年の『姓名大全』で五格判断と81数の霊意が体系化され、現在に至るまで日本の命名文化の基礎となっています。神社仏閣や出版物、家庭裁判所の資料などでも参照される「熊崎式」は、姓名判断における事実上の標準といわれるほど浸透しました。
どんな人が、どんな目的で取得しているのか
これから出産・命名を控えている人
自分の子どもの名前を画数の面からも検討したいという理由で学ぶ人が一定数見られます。プロとして活動しなくても、家族や友人の命名相談に応じられる知識を持ちたいという動機で受験するケースも多くあります。
複数の占術資格をまとめて取得したい人
JFTAには姓名判断以外にもタロット・手相・数秘術・四柱推命など多彩な資格が用意されているため、まず姓名判断アドバイザーを取得してから他の占術資格にも挑戦し、鑑定の幅を広げていく人も少なくありません。生年月日系の占術と組み合わせることで、より多角的な鑑定ができるようになります。
開業・独立を控えたビジネスパーソン
独立開業を考えている人が、屋号や会社名を検討する際の判断材料として学ぶケースもあります。占い師としてではなく、自分自身のビジネスに活かす目的で資格取得を目指す人も一定数存在します。
※ 霊数とは、姓名判断において1から81までの数字それぞれに割り当てられた吉凶の意味のことです。五格で算出した数字をこの霊数表に照らし合わせることで、それぞれの運勢の傾向を読み解きます。
豆知識:姓名判断にまつわる意外な話
芸能人の「改名」の裏に姓名判断あり
芸能界では、デビュー前後に芸名を姓名判断で検討したり、人気が伸び悩んだ時期に改名して再スタートを切ったりする話がしばしば話題になります。画数の吉凶を根拠に名前を変えるという発想は、姓名判断が単なる娯楽ではなく「運を変えるための実践的な手段」として捉えられてきたことを表す一例です。
現在の日本の命名の8割以上が「熊崎式」の影響下にある
熊崎健翁が体系化した五格判断法は、その後の姓名判断の流派に大きな影響を与え、現在も日本の命名実務の大部分が熊崎式またはその派生の考え方をベースにしているといわれています。私たちが赤ちゃんの名前を考えるときに何気なく「画数がいいから」と口にする感覚は、およそ100年前に一人の易学者が体系化した理論に由来しているのです。
まとめ ― 名前という一生の贈り物に知識で寄り添う
こんな方にとくにおすすめ
- 命名・改名相談など実用的なテーマの占いを身につけたい方
- 数値をもとに理屈立てて説明できる占術を学びたい方
- 在宅受験で完結する占い資格から占い師デビューしたい方
- 複数の占術資格を組み合わせて活動の幅を広げたい方
取得に向けた第一歩
まずはJFTAの公式サイトで試験概要を確認し、独学で挑むか指定の通信講座(SARAスクールジャパン・諒設計アーキテクトラーニング)を利用するかを検討しましょう。五格の基本的な考え方は書籍でも学べますが、画数の正確な数え方や霊数の実践的な読み解き方は講座のカリキュラムで学ぶ方が身につきやすい傾向があります。取得後は四柱推命占術士や数秘術鑑定士など、他のJFTA認定資格と組み合わせて鑑定の幅を広げるのもおすすめです。
