タロットカード士(JFTA)について

在宅受験可筆記試験誰でも受験可
民間資格

タロットカード士(JFTA)とは?

概要・難易度・タロット占い師としての活かし方を解説

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タロットカード士(JFTA)の概要

タロットカード士は、一般社団法人日本占い師協会(JFTA)が認定する民間資格です。タロットの歴史、正位置と逆位置の読み方、大アルカナ・小アルカナの意味、必要な道具、使用前の注意点、実際の占い方、ウエイト版タロットの成立などを体系的に学べます。78枚のカードそれぞれに込められた象徴を読み解き、相談者の悩みに答える技術を身につける資格です。

JFTAとは、Japan Fortune-telling Association(一般社団法人日本占い師協会)の略称です。占い師の育成・資格認定を目的とした団体で、タロットや水晶占い、西洋占星術など多彩な占術ジャンルの資格試験を運営しています。

大アルカナ・小アルカナという「2層構造」を理解する

タロットカードは全78枚で構成され、「愚者」「魔術師」「死神」などの象徴的な絵柄を持つ22枚の大アルカナと、トランプの原型に近い56枚の小アルカナに分かれています。この資格の試験では、大アルカナの持つ深いメッセージ性と、小アルカナが表す日常的な状況の両方を読み解く力が問われます。カードの意味を暗記するだけでなく、正位置・逆位置による意味の変化まで理解することが求められる点が特徴です。

受験資格・試験形式

受験資格は特になく、誰でも申し込みできます。試験は在宅受験方式で、申し込み後1週間以内に問題が郵送され、解答を返送してから10日前後で合否が確認できる仕組みです。受験料は10,000円(税込)で、合格基準は70%以上の評価とされています。以前は試験期間が定められていましたが、現在は通年でいつでも受験できるようになっています。

正位置・逆位置とは、カードを引いたときの向きのことです。正位置はカードが持つ本来の意味をそのまま表しますが、逆位置になると意味が弱まったり、正反対の意味を帯びたりするとされ、より繊細な読み取りが必要になります。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 78枚のカードの意味を覚える暗記量はあるが、実技試験がなく挑戦しやすい。

試験範囲はタロットの歴史・正位置と逆位置・大アルカナと小アルカナ・必要な道具・使用前の注意点・占い方・ウエイト版の成立といった知識問題が中心で、実技試験はありません。78枚のカードの意味を一枚ずつ覚える必要があるため暗記量はやや多めですが、当協会が指定する認定講座(SARAスクールジャパンの通信講座、諒設計アーキテクトラーニングのW資格取得講座など)を利用すれば、体系立てて学習を進められます。学習時間の目安は1〜2ヶ月(30〜50時間程度)です。

合格率の目安:公式な合格率は非公開ですが、合格基準は70%以上の評価とされており、在宅受験で問題を解いて返送する形式のため、しっかり学習すれば十分に狙えるレベルです。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

対面・オンラインでのタロット占いセッション

資格取得後は、自宅サロンやカフェの一角、オンライン鑑定サービスなどでタロット占いのセッションを提供できます。恋愛・仕事・人間関係の相談に、カードの組み合わせから具体的なアドバイスを導き出す形が一般的で、対面・オンラインいずれのスタイルでも需要があります。

イベント出演・占いブースでの活動

タロットはカードを実際に引くビジュアルの分かりやすさから、フリーマーケットやイベントの占いブースでも人気のコンテンツです。街頭やショッピングモールの占いコーナーに出演し、単発の相談に応じる活動をする人も多く見られます。

タロット講座・ワークショップ講師

カードの意味やスプレッド(カードの並べ方)の読み方を教える講座・ワークショップの講師として活動する道もあります。「自分でも占えるようになる入門講座」は、タロットに興味を持つ初心者から根強い人気があります。

誕生の背景・歴史

15世紀イタリア:もともとは「占い」ではなく「ゲーム」だった

タロットカードの起源は15世紀のイタリアで誕生した貴族向けのカードゲーム「タロッキ」にあるとされています。当初は現在のトランプに近い、勝敗を競う遊戯用のカードとして使われていたといわれ、占いの道具として使われるようになったのは、それから300年以上あとの18世紀フランスからとされています。「占い専用に作られたカード」ではなく「ゲームが占いに転用された」という成り立ちは、タロットの歴史を語るうえで欠かせないポイントです。

20世紀初頭:現在主流の「ウエイト版」の誕生

現在もっとも広く使われているタロットデザインは、1909年にイギリスで発表された「ウエイト版(ライダー・ウェイト版)」と呼ばれるものです。それ以前のタロットは大アルカナにしか絵柄がなく、小アルカナは数字とスートの記号だけのシンプルなデザインが主流でした。ウエイト版は小アルカナ56枚すべてに情景を描いた絵柄をつけたことで、直感的に意味を読み取りやすくなり、以降のタロット文化の標準デザインとして定着したといわれています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

友人・家族を占うのが好きだった人

もともと趣味でタロットを引いて友人を占っていた人が、我流の解釈に自信が持てず、体系的に学び直したいという動機で受験するケースが多く見られます。正しい知識に裏付けられることで、鑑定内容への自信につながったという声もあります。

イベント出演やSNS発信をしたい人

タロットはビジュアルの分かりやすさから、SNSでの発信や単発のイベント出演と相性がよく、「まずはSNSで無料鑑定を発信して実績を積みたい」という人が受験するケースも増えています。資格があることで、発信内容への信頼性も高まります。

複数の占術資格を組み合わせたい人

JFTAにはタロット以外にも水晶占い・手相・西洋占星術・数秘術など多彩な資格が用意されているため、まずタロットカード士を取得してから他の占術資格にも挑戦し、鑑定の幅を広げていく人も少なくありません。

スプレッドとは、タロットカードを並べるレイアウトのパターンのことです。1枚だけを引いて答えを見る「ワンオラクル」から、10枚を使って複雑な状況を読み解く「ケルト十字」まで、質問の内容に応じて使い分けます。

豆知識:タロットカードと文学・アートの意外なつながり

「死神」のカードは実際の死を意味しない

タロット初心者が最も驚くカードのひとつが「死神」です。絵柄のインパクトから不吉なカードだと誤解されがちですが、実際の占いの解釈では「終わりと再生」「古いものからの脱却」といった意味を持つとされ、必ずしも悪い意味だけではありません。この「絵柄の印象と実際の意味のギャップ」を正しく理解しているかどうかは、タロットカード士の試験でも重要なポイントとして扱われています。

現代アートやファッションにも影響を与えた「タロットの絵柄」

ウエイト版タロットの神秘的で象徴的な絵柄は、占いの世界を超えて現代アートやファッションのモチーフとしても度々取り入れられてきました。海外の高級ブランドがタロットをテーマにしたコレクションを発表した例もあり、タロットは「占いの道具」であると同時に「一つの美術様式」としても評価されている側面があります。

まとめ ― 78枚のカードで人の心に寄り添う占い師へ

こんな方にとくにおすすめ

  • タロット占いが好きで、我流の解釈を体系的に学び直したい方
  • SNS発信やイベント出演でタロット占い師デビューしたい方
  • 在宅受験で完結する占い資格から挑戦したい方
  • 複数の占術資格を組み合わせて活動の幅を広げたい方

取得に向けた第一歩

まずはJFTAの公式サイトで試験概要を確認し、独学で挑むか指定の通信講座(SARAスクールジャパン・諒設計アーキテクトラーニング)を利用するかを検討しましょう。カードの基礎知識は書籍でも学べますが、スプレッドの組み方や実践的なリーディングのコツは講座のカリキュラムで学ぶ方が身につきやすい傾向があります。取得後は水晶占い鑑定士や西洋占星術士など、他のJFTA認定資格に挑戦して鑑定の幅を広げるのもおすすめです。

公式サイト:タロットカード士®資格認定試験(日本占い師協会 JFTA)