INFA国際エステティシャンについて

実技試験あり筆記試験実務経験・学歴が必要
民間資格

INFA国際エステティシャンとは?

概要・難易度・ヨーロッパで評価される理由を解説

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INFA国際エステティシャンの概要

INFA国際エステティシャンは、国際エステティック連盟INFA(本部ベルギー)が認定する、エステティシャンの国際資格です。日本ではINFA JAPAN(国際エステティック連盟・日本支部)が窓口となり、国際ライセンス取得に向けた講座を提供しています。

INFAとは「International Federation of Aestheticians(国際エステティック連盟)」の略称で、1978年に設立された、エステティック教育を専門に行う国際組織です。

試験の出題範囲と形式

国際試験は年2回実施され、合格者には国際資格を証明する「エステティック・パスポート」が授与されます。さらに85点以上の高得点を取得した成績優秀者には「ゴールドマスター」の称号が与えられる仕組みもあり、単なる合否だけでなく成績によるランク分けがある点が特徴です。

エステティック・パスポートとは、INFAの国際試験合格者に発行される認定証のことで、EU加盟国を中心に技術者としての身分証明の役割を果たします。

受験資格・対象者

国際パスポート受験資格を得るには、実務経験2年以上かつ高卒以上のエステティシャンを対象とした、144時間の講習(講義・実技を含む)を受講し、修了試験に合格する必要があります。まったくの未経験者がいきなり挑戦できる資格ではなく、一定の実務経験を積んだ人がキャリアの節目で目指す資格という位置づけです。

EUの統一資格制度としての評価

INFAはエステティック発祥の地とされるヨーロッパのベルギーに本部を置き、EU(欧州連合)統一の資格制度としてヨーロッパで高く評価されています。日本国内のみで通用する資格ではなく、国際的な就労を視野に入れる人にとって実利のある資格といえます。

他の国際資格との違い

エステの国際資格には、スイスに本部を置くCIDESCOも存在します。CIDESCOが専門学校での長期カリキュラム修了や実務経験3年以上を軸にしているのに対し、INFAは実務経験2年以上・144時間の講習という比較的取り組みやすい設計になっている点が違いのひとつです。両者は審査基準や本部の所在地が異なるため、目指す国や条件に応じて選び方が変わってきます。

難易度・学習時間の目安

★★★★☆ 実務経験2年以上を前提に、144時間の講習と国際試験合格が必要

受講の前提として実務経験2年以上・高卒以上という条件があるため、駆け出しのエステティシャンがすぐに挑戦できる資格ではありません。144時間という講習時間は、実務で身につけた技術を国際基準に照らして体系的に学び直す機会にもなります。国際試験は年2回のみの実施のため、計画的なスケジュール管理も必要です。

合格率の目安:公式な合格率は公表されていませんが、144時間の講習受講と修了試験の合格が受験資格の前提となるため、一定の準備期間を経て挑む試験です。

ゴールドマスターとは、INFA国際試験で85点以上の成績を収めた合格者に与えられる称号のことで、技術力の高さを示す特別な評価です。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

ヨーロッパ諸国での就労を目指すエステティシャン

INFAを高く評価するヨーロッパ諸国を中心に、国際資格を持つ技術者として働く道が開けます。海外就労のハードルを下げる実利的な資格として活用されています。

外資系エステティックサロンのスタッフ

日本国内であっても、ヨーロッパ系の技術やブランドを扱うサロンでは、INFA国際資格の保有が採用や指名時の評価材料になることがあります。

スクール講師・INFA認定校のインストラクター

ゴールドマスターの称号を得るなど高い評価を受けた技術者は、INFA認定校で後進を指導する立場に進むケースもあります。国際基準の指導ができる講師としての需要があります。

誕生の背景・歴史

1978年:ヨーロッパでの教育組織として発足

INFAは1978年、エステティック発祥の地とされるヨーロッパのベルギーで設立されました。世界で唯一とされるエステティック教育専門の国際組織として、加盟各国の教育水準を統一する役割を担ってきたとされています。

1986年:日本支部INFA JAPANの設立

日本では1986年、大阪でINFA JAPAN(国際エステティック連盟・日本支部)が設立されました。以来、日本国内のエステティシャンがヨーロッパ基準の国際資格に挑戦できる窓口として、講座の提供や試験運営を続けています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

数年の実務経験を積み、次のステップを考える人

サロン勤務で経験を積んだ後、自身の技術を国際基準で見直したい、次のキャリアステップにつなげたいと考えるエステティシャンが、主な受講層です。

海外での活躍を視野に入れる人

将来的に海外で働く、あるいは海外のブランドと関わる仕事をしたいという目標を持つ人にとって、EU統一基準の資格は具体的な準備のひとつになります。

他の国際資格とあわせてキャリアの幅を広げたい人

CIDESCOなど他の国際資格と組み合わせて、複数の国際基準に精通したエステティシャンとしての強みを築きたいと考える人にも選ばれています。

豆知識:成績優秀者だけの称号「ゴールドマスター」

単なる合格では終わらない評価の仕組み

多くの資格試験が「合格・不合格」の二択で判定されるのに対し、INFAの国際試験は85点以上の高得点者に「ゴールドマスター」という特別な称号を与える仕組みを持っています。合格した先にもうひとつの目標が用意されていることで、受験者のモチベーションを高める効果があるとされています。

ベルギー本部への登録という国際色の強さ

国際試験の受験には、受験料に加えてベルギー本部への登録料が別途必要になるとされています。試験の運営が海外の本部と直結している点は、日本国内で完結する多くの民間資格とは一線を画す、国際資格ならではの特徴です。

INFA認定校が全国に広がっている

INFA JAPANの認定校は大阪だけでなく、東京や三重など全国各地に広がっています。地方在住のエステティシャンでも通いやすい認定校を見つけやすい環境が整ってきており、国際資格への挑戦が特定の地域に偏らない点も、この資格の間口の広さにつながっています。認定校ごとにカリキュラムの進め方や通学ペースに違いがあることもあるため、複数校を比較してから申し込む人も少なくありません。

まとめ ― ヨーロッパ基準の技術を証明する国際資格

こんな方にとくにおすすめ

  • 実務経験2年以上を活かして次のキャリアステップを目指したい方
  • ヨーロッパでの就労や国際的な活躍を視野に入れている方
  • 複数の国際資格を組み合わせて専門性を高めたい方

取得に向けた第一歩

まずはINFA JAPANが提供する144時間の国際パスポート受験資格取得講座について、実務経験や学歴の条件を満たしているかを確認するところから始まります。年2回の国際試験のスケジュールに合わせて、講習の受講計画を立てるとよいでしょう。受験料に加えてベルギー本部への登録料も必要になるため、費用面も事前に問い合わせて把握しておくと安心です。

公式サイト:INFA JAPAN(国際エステティック連盟・日本支部)