ネイチャーゲームリーダーについて

実技試験あり誰でも受験可
民間資格

ネイチャーゲームリーダーとは

ネイチャーゲームリーダーについて

自然と触れ合う体験プログラムを企画・進行する力を身につけられる資格。養成講座の内容や取得後の活動の場をわかりやすく解説します。

概要

ネイチャーゲームリーダーは、公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会が認定する資格で、「ネイチャーゲーム」と呼ばれる自然体験プログラムを企画し、参加者と一緒に進行できる人材であることを示すものです。ネイチャーゲームとは、五感を使って自然を感じる遊びを通じて、自然への理解や愛着を育むプログラムのことを指します。

講座修了によって認定される資格

この資格の大きな特徴は、筆記試験などの選抜試験ではなく、「ネイチャーゲームリーダー養成講座」を修了することで認定・登録される点です。講座では、ネイチャーゲームの考え方や具体的なアクティビティの体験、進行のしかたなどを実践的に学びます。講座を最後まで受講すれば、原則として公認ネイチャーゲームリーダーとして登録される仕組みになっています。

用語メモ:シェアリングネイチャー

「シェアリングネイチャー」とは、自然をともに分かち合いながら体験するという考え方を表す言葉です。日本シェアリングネイチャー協会は、この考え方に基づくネイチャーゲームの普及や、リーダーの養成・登録を行う団体です。

難易度

ネイチャーゲームリーダーは、合格・不合格を判定する試験を伴わない講習型の資格であるため、他の検定資格と比べて取得のハードルは低めです。養成講座は2泊3日または1泊2日の合宿形式で開催されることが多いほか、会場によっては日帰りで参加できる講座もあり、自分の予定に合わせて選びやすくなっています。

講座で求められること

とはいえ、講座中はネイチャーゲームの体験プログラムにすべて参加し、進行役を実際に体験する時間も組み込まれています。座って話を聞くだけでなく、屋外でのアクティビティに積極的に取り組む姿勢が求められるため、体力的な準備や、当日のスケジュールをすべて受講する時間の確保が必要です。

難易度の目安

★★☆☆☆

選抜試験はなく、養成講座をすべて受講することで認定されるため、特別な事前知識がなくても挑戦しやすい資格です。

合格率の目安

取得後の仕事

ネイチャーゲームリーダーを取得すると、地域の自然観察会や子ども向けの野外活動イベント、保育・教育現場でのプログラムなどで、自然体験を企画・進行する役割を担うことができます。ボランティアとして地域活動に参加する人もいれば、保育士や教員など本業の中でネイチャーゲームの考え方を取り入れて活用する人もいます。

他の自然系資格との組み合わせ

自然観察指導員や森林インストラクターなど、他の自然体験系の資格と組み合わせて活動する人も多く見られます。それぞれの資格で得意とする分野が少しずつ異なるため、複数の資格を組み合わせることで、より幅広い年齢層や場面に対応したプログラムを企画できるようになります。

誕生の背景・歴史

ネイチャーゲームは、アメリカの自然教育家ジョセフ・コーネル氏が提唱した自然体験の考え方をもとに、日本に紹介されたプログラムです。日本シェアリングネイチャー協会は、この考え方を広めるための講座を整備し、講座を修了した人をネイチャーゲームリーダーとして認定・登録する制度を作りました。

全国で開催される養成講座

ネイチャーゲームリーダー養成講座は、日本シェアリングネイチャー協会本部だけでなく、各都道府県のシェアリングネイチャー協会(設立準備会を含む)でも開催されています。年間でおよそ60会場ほどで実施され、毎年1,000人前後の新しいリーダーが誕生しているとされています。

ステップアップ講座も用意されている

ネイチャーゲームリーダーを取得した後には、さらに専門性を高めるためのステップアップ講座も用意されており、コーディネーターなど、より広い視点でネイチャーゲームの普及に関わる立場を目指すこともできます。資格取得をきっかけに、長く活動を続けながら学びを深めていける構成になっています。

ジョセフ・コーネル氏とは

ジョセフ・コーネル氏は、自然とのふれあいを通じた教育プログラム「フローラーニング」の考え方を提唱したアメリカの自然教育家です。段階的に感覚を開いていく独自のプログラム構成は、世界各国のネイチャーゲームのベースになっています。

どんな人が向いているか

この資格は、子どもや地域の人たちと一緒に自然の中で過ごす時間を作りたい人に向いています。特別な資格や経験は不要で、誰でも養成講座に申し込むことができるため、自然が好きな人なら気軽にチャレンジしやすい資格といえます。

子育てや地域活動に活かしたい人にも

「子どもと一緒に自然遊びを楽しみたい」「地域の子ども会やPTA活動で自然体験イベントを企画したい」といった人にもおすすめです。プログラム自体は特別な道具をほとんど必要とせず、身近な公園や森でも実践できるため、日常生活の中で活かしやすい資格でもあります。一度覚えたアクティビティは繰り返し使えるので、季節や場所を変えながら何度でも楽しめる点も魅力です。

受講料について

養成講座への参加には受講料がかかり、宿泊を伴う講座の場合は宿泊費・食費が含まれた料金設定になっていることが一般的です。料金は開催会場や日程によって異なるため、申し込み前に各会場の案内ページで確認しておくと安心です。

豆知識

ネイチャーゲームのアクティビティには、目を閉じて音を聞く「サウンドマップ」や、自然物を使ったカードゲームなど、年齢を問わず楽しめるものが数多くあります。これらは特別な準備がなくてもすぐに始められるため、家族や友人との外出のときに気軽に取り入れることもできます。

資格の継続には登録更新が必要

ネイチャーゲームリーダーとして活動を続けるには、協会への登録を継続する必要があり、一定期間ごとに更新の手続きが設けられています。長く活動を続けたい場合は、登録状況を確認しながら更新を忘れないようにしておくことが大切です。

まとめ

ネイチャーゲームリーダーは、養成講座を修了することで取得できる、自然体験プログラムの企画・進行に関する資格です。選抜試験がないため挑戦しやすく、子どもから大人まで楽しめるネイチャーゲームを通じて、地域や家庭でのさまざまな自然体験活動に活かすことができます。

まずは養成講座への参加から

興味を持った場合は、まず日本シェアリングネイチャー協会や都道府県のシェアリングネイチャー協会が開催する養成講座の日程を確認し、参加してみることから始めるとよいでしょう。実際にネイチャーゲームを体験してみることで、自分に合う活動の形が見つかりやすくなります。