ブライダルコーディネート技能検定について

実技試験あり筆記試験実務経験・学歴が必要誰でも受験可
国家資格

ブライダルコーディネート技能検定とは?

概要・難易度・関連する民間資格との関係を解説

ブライダルコーディネート技能検定の概要

ブライダルコーディネート技能検定は、職業能力開発促進法に基づく国家検定制度のひとつで、2018年に新たに技能検定の対象職種として追加されました。公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が、厚生労働大臣から指定試験機関として指定を受けて実施しています。等級は技能の内容に応じて1級から3級に区分されています。

ブライダルコーディネートとは、結婚式や披露宴の打ち合わせから当日の進行まで、新郎新婦の希望に合わせて式全体を企画・調整する業務のことです。会場・衣装・装花・演出など、さまざまな要素を取りまとめる役割が求められます。

試験の出題範囲と形式 ― 級ごとに異なる構成

3級は学科試験と、映像を見て業務内容を判定する実技試験で構成されています。2級は学科試験(筆記)と、ロールプレイ形式の実技試験で構成され、1級はさらに口述試験が加わります。学科試験は加点法で満点の70%以上、実技試験は減点法で満点の70%以上(3級実技のみ加点法)が合格基準とされています。

技能検定とは、職業能力開発促進法に基づき、働く人の技能を一定の基準で評価し、公的に証明する国家検定制度のことです。ブライダルコーディネートのほか、着付けや調理、美容など多くの職種で実施されています。

受験資格・対象者 ― 級によって条件が異なる

3級はブライダル業界で働きたい人なら誰でも受験できる、入門レベルの級とされています。一方、2級の受験資格は、3年以上の実務経験を持つこと、3級に合格していること、またはアシスタントブライダルコーディネーター検定に合格していること、のいずれかに該当することが条件です。1級はさらに上位の実務経験等が求められるとされ、級が上がるほど現場経験が重視される仕組みになっています。

「ブライダルコーディネーター」という仕事との関係

結婚式場やホテル、専門式場などで打ち合わせを担当する「ウェディングプランナー」「ブライダルコーディネーター」と呼ばれる職種は、特定の資格がなくても就くことができる仕事です。しかし、ブライダルコーディネート技能検定に合格していることは、国家検定として技能を裏付ける材料になり、お客様や職場での信頼につながるとされています。

難易度・学習時間の目安

★★★★☆ 3級は挑戦しやすい一方、2級・1級は実務経験を積んだうえでも合格率が低めの試験です

3級はブライダル業界に興味がある人なら挑戦しやすいレベルとされていますが、出題内容自体は専門的とされています。2級の合格率はおよそ22%から40%程度、1級の合格率はおよそ17%から29%程度とされ、実務経験を積んでいても決して簡単ではない試験といわれています。

合格率の目安:2級の合格率はおよそ22%〜40%程度、1級はおよそ17%〜29%程度とされ、級が上がるほど難易度が高くなる傾向があります。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

結婚式場・ホテルのウェディングプランナー

結婚式場やホテルで新郎新婦との打ち合わせを担当するウェディングプランナーにとって、ブライダルコーディネート技能検定は、企画・進行の知識を国家検定として証明できる資格として活用されています。

ブライダル衣装・フラワーのコーディネーター

衣装選びや装花の提案を行うスタッフにとっても、結婚式全体の流れや他の業務領域への理解を示せることは、新郎新婦への提案力を高める要素になるとされています。

ブライダル業界の研修講師

1級まで取得し実務経験を積んだ人が、ブライダル専門学校やスクールで、これからブライダル業界を目指す人に向けた研修講師として活動する道につながる場合もあるとされています。

誕生の背景・歴史

2018年:技能検定制度への追加

結婚式のスタイルが多様化し、企画・運営に専門的な知識が求められるようになったことを背景に、2018年にブライダルコーディネートが技能検定制度の対象職種として新たに追加されました。それまでブライダル業界には民間資格しかなかった中で、国家検定として技能を評価する仕組みが整ったとされています。

公益社団法人日本ブライダル文化振興協会の役割

公益社団法人日本ブライダル文化振興協会は、2018年7月に厚生労働大臣からブライダルコーディネート職種の指定試験機関として指定を受けました。それ以前から同協会はブライダル業界の人材育成に関する民間資格を運営してきており、その実績が国家検定の運営にもつながったとされています。

公益社団法人とは、不特定多数の利益のための事業を行うことを目的とし、所管官庁の認定を受けた法人のことです。日本ブライダル文化振興協会は、ブライダル業界の人材育成や資格制度の整備をこうした立場から担っているとされています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

ブライダル業界で働き始めた人

結婚式場やホテルに就職したばかりの人が、業界の基礎知識を体系的に学ぶ目的で3級から挑戦するケースがあるとされています。

ウェディングプランナーとして実務経験を積んだ人

すでにプランナーとして数年の実務経験を積んだ人が、自分の技能を国家検定として証明するために2級・1級を目指すケースもあります。

美容・接客業からブライダル業界へ転職したい人

美容師や接客業の経験を持つ人が、ブライダル業界への転職を考える際に、3級からブライダルコーディネートの基礎知識を学ぶケースもあるとされています。

豆知識:アシスタントブライダルコーディネーター検定との関係

アシスタントブライダルコーディネーター検定とは

日本ブライダル文化振興協会には、国家検定であるブライダルコーディネート技能検定のほかに、「アシスタントブライダルコーディネーター検定」という民間資格もあります。この検定に合格していることは、ブライダルコーディネート技能検定2級の受験資格のひとつとして認められているとされ、未経験から国家検定の上位級を目指す際のステップとして位置づけられています。

アシスタントブライダルコーディネーター検定とは、ブライダルコーディネーターのアシスタント業務に必要な基礎知識を認定する民間資格です。実務経験がなくても挑戦しやすく、ブライダルコーディネート技能検定2級の受験資格のひとつにもなっているとされています。

美容ジャンルとブライダルの関わり

結婚式当日には、着付けやヘアメイクなど美容関連のスタッフも数多く関わります。ブライダルコーディネートの知識を持つ美容師やヘアメイクアーティストは、当日の流れ全体を理解したうえで自分の担当業務を進められるという点で、美容ジャンルとも関連の深い検定とされています。

まとめ ― 結婚式を支える企画・運営力を証明する検定

こんな方にとくにおすすめ

  • 結婚式場・ホテルでウェディングプランナーとして働いている方
  • 美容師や接客業からブライダル業界への転職を考えている方
  • ブライダル衣装・フラワーなど関連業務に携わっている方
  • 将来ブライダル業界の研修講師を目指したい方

取得に向けた第一歩

まずは受験資格に制限のない3級から挑戦するのが基本の流れです。実務経験がない場合は、アシスタントブライダルコーディネーター検定など関連する民間資格から学び始める方法もあります。最新の試験日程や受験要項は、日本ブライダル文化振興協会の公式サイトで確認できます。

ブライダルコーディネート技能検定 – 公益社団法人日本ブライダル文化振興協会
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