TOEFL iBT®テストについて

CBT・オンライン試験誰でも受験可
民間資格

TOEFL iBT®テストとは?

概要・スコアの見方・活用のメリットを解説

TOEFL iBT®テストの概要

TOEFL iBT®テスト(Test of English as a Foreign Language Internet-Based Test)は、主に海外の大学・大学院への留学で求められる英語力測定テストです。ETS(Educational Testing Service)が開発・運営しており、特にアメリカの大学・大学院への進学を目指す方にとって、最も重要な英語力証明のひとつとなっています。

iBTとは「Internet-Based Test(インターネットを使った試験)」の略です。スコアはリーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能それぞれと、合計スコア(0〜120点)で示されます。「合格・不合格」ではなく「現在の英語力の位置」を数値で把握できるスコア型の試験です。

どんな人のための試験?

受験資格は特になく、誰でも受験できます。主に「アメリカ・カナダをはじめとする英語圏の大学・大学院への留学を目指す方」「英語圏での研究・学術活動を希望する方」「TOEFLスコアが求められる機関・プログラムへの応募を考える方」が受験する試験です。

「アカデミックな英語力を、国際的に通用する形で証明したい」という方にとって、TOEFL iBT®テストは最も信頼性の高い選択肢のひとつといえるでしょう。

試験の受け方

試験はCBT方式(コンピューターを使って受験)で実施されます。リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4セクションで構成され、約3時間かけて実施されます。スピーキングはマイクに向かって話すコンピューター採点方式です。

CBT方式(コンピューター受験)とは、コンピューター画面上で問題を読み、マイクやキーボードを使って解答する形式のこと。スピーキングもコンピューターに向かって話す形式なので、「人前で話すのが苦手」という方にとっては、IELTSの対面形式より取り組みやすいと感じる場合もあるようです。

受験資格や試験内容は変更される場合があります。お申し込み前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

「アカデミック英語」に特化した出題内容

TOEFL iBT®テストの問題は、大学の講義・教科書・アカデミックなディスカッションを題材とした内容が中心です。「海外の大学・大学院で実際に授業を受け、論文を書き、ディスカッションに参加できる英語力があるかどうか」を測ることを目的としています。

難易度・スコアの目安

★★★★☆ やや高い ― アカデミックな英語4技能が問われる、本格的な英語力が必要な試験です

結論からいうと、TOEFL iBT®テストは「大学・大学院レベルの英語力が求められる、難易度の高い試験」です。特に日本人が苦手とするスピーキングとライティングのセクションへの対策が、スコアアップのカギになるといわれています。

目安となるスコアレベル

  • 61〜79点:基礎的なアカデミック英語力がある状態の目安
  • 80〜99点:多くの英語圏の大学学部への入学要件として求められることが多いスコアの目安
  • 100点以上:有名大学・大学院や高難度のプログラムで求められることがあるスコアの目安

※ スコアの要件は学校・プログラムによって異なります。必ず志望先の最新要件をご確認ください。

「スピーキング・ライティング対策」が合格のカギ

日本人受験者がTOEFL iBT®テストで苦労しやすいのが、スピーキングとライティングのセクションです。特にスピーキングは準備時間が短く、瞬時に英語で論理的に話す力が求められます。「インプットだけでなく、アウトプット練習を積み重ねる」ことが、スコアアップへの近道になるでしょう。

取得後に活かせる場面・関連する試験

TOEFL iBT®のスコアは、「海外の高等教育機関・研究機関でのアカデミックな活動に必要な英語力の証明」として、世界中の大学・大学院で広く認められています。

スコアを活かしやすい場面

  • アメリカ・カナダをはじめとする英語圏の大学・大学院への出願
  • 英語圏での研究活動・学術プログラムへの参加申請
  • 奨学金・交換留学プログラムへの応募要件として

※ TOEFLはアメリカの大学・大学院への進学で特に強い試験です。英国・オーストラリアなどへの留学にはIELTSが求められることも多いため、志望先の地域・大学の要件を事前に確認することが重要です。

関連する試験にも目を向けてみよう

  • IELTS:英国・豪州などへの留学・移住で広く使われる英語力測定テスト
  • 実用英語技能検定(英検):日本国内で広く認知されている英語4技能の級別検定

※ TOEFLとIELTSは「海外留学のための英語力証明」という点で似ていますが、主に受け入れ先の国や大学の方針によって使い分けられます。どちらも受け付ける学校も増えているため、志望先の要件を確認のうえ選択しましょう。それぞれの記事も準備が整い次第、このサイトでご紹介していく予定です。

誕生の背景・歴史

TOEFLは1964年にETSが開発し、以来60年以上にわたって世界中の高等教育機関で英語力証明のスタンダードとして活用されてきました。現在のiBT形式は2005年から導入され、インターネットを通じた実施により世界各地での受験が可能になっています。

「アカデミックな英語」の基準をつくってきた試験

TOEFLは、「大学・大学院で実際に必要な英語力とは何か」を問い続け、その基準を世界に提示してきた試験です。長年の実績と信頼性から、世界160カ国以上・11,500以上の機関がTOEFLスコアを受け入れています。

どんな人が、どんな目的で受験しているのか

  • 海外大学・大学院への進学を目指す学生・社会人 ― 入学要件スコアを取得したい人
  • アメリカ・カナダへの留学を希望する方 ― 現地校が求めるスコアをクリアしたい人
  • 研究者・アカデミック系キャリアを目指す方 ― 国際的な研究活動への参加に向けて英語力を証明したい人
  • グローバルな英語力証明が必要な方 ― 世界的な認知度の高い試験を選んだ人

共通する動機は「海外の最高レベルの学びに挑戦したい」という思い

共通しているのは、「海外の大学・大学院で学び、自分の可能性を広げたい」という強い志です。目標スコアを達成した瞬間は、海外への一歩を踏み出す大きな自信になるでしょう。

こんな人におすすめ・こんな人にはやや物足りないかも

  • おすすめな人:アメリカをはじめとする英語圏の大学・大学院への進学を目指している人/アカデミックな英語4技能を証明したい人/コンピューター形式の試験に抵抗がない人
  • やや物足りないかもしれない人:日本国内での就職・昇進に英語力を活かしたい人(その場合はTOEICが有利な場面が多いです)/対面でのスピーキング形式を希望する人

豆知識:合格点なし・スコアは120点満点

試験時間が3時間を超えることもある「耐久レース」的な試験

TOEFL iBT®テストは、4セクション合わせて約3時間の長丁場の試験です。集中力・体力・時間管理も合否(目標スコア達成)に影響するため、「本番を想定した時間管理の練習」を試験対策に組み込んでおくことが大切だといわれています。

スコアは2年間有効

TOEFL iBT®テストのスコアは受験日から2年間有効です。留学や進学を計画している場合は、出願のタイミングに合わせて受験時期を逆算して計画を立てることが重要になります。

まとめ ― 「海外の学び」に挑戦するための英語力証明

TOEFL iBT®テストは、「海外の大学・大学院で学び、世界に通用するキャリアを築きたい」という方にとって、最も重要な英語力証明試験のひとつです。

「アカデミックな英語の実力」が、世界の扉を開く

読む・聞く・書く・話すすべてのアカデミック英語力が問われるTOEFL iBT®テストで目標スコアを達成することは、「海外の大学・大学院でやっていける英語力がある」という強い自信の証明になります。その自信が、海外での新しい学びとキャリアへの大きな出発点になるでしょう。

「海外の最高レベルの学びに挑戦したい」――そう思ったときの目標として、TOEFL iBT®テストはきっと頼れる存在になってくれるでしょう。