チョコレート検定について

CBT・オンライン試験実技試験あり誰でも受験可
民間資格

チョコレート検定とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

チョコレート検定の概要

「チョコレート検定」は、カカオの生態やチョコレートの製造方法・歴史、チョコレートを取り巻くストーリーなど、チョコレートに関する知識を認定する検定試験です。株式会社明治のチョコレート検定委員会が主催する、企業主催としてはユニークな検定です。チョコレートを「食べる」だけでなく、その背景にある文化や歴史を「知る」ことで、日々の楽しみ方がより豊かになるよう設計されています。

カカオとは、チョコレートやカカオマスの原料となる植物で、その実から取れる種子(カカオ豆)を発酵・乾燥・焙煎することでチョコレートの原料になります。

初級・中級・上級の3段階構成

検定は、初級の「チョコレートスペシャリスト」、中級の「チョコレートエキスパート」、上級の「チョコレートプロフェッショナル」という3段階で構成されています。受験資格に制限はなく、チョコレートが好きであれば誰でも、どの級からでも受験できます。

CBT方式での4択問題

試験は全国のテストセンターでCBT方式(コンピュータ受験)で実施され、4択形式の問題が出題されます。初級・中級・上級の一次試験はそれぞれ60分で、例年9月に年1回実施されています。

CBT方式とは、Computer Based Testingの略で、パソコンを使って受験する試験形式です。全国のテストセンターで受験できるため、会場が限られる試験よりも受験しやすいのが特徴です。

上級だけにある「テイスティング試験」

上級(チョコレートプロフェッショナル)では、一次試験(60分)に加えて、東京・大阪の2会場で実施される40分の二次試験「テイスティング試験」があります。実際にチョコレートを味わい、その特徴を評価する力が求められる、企業主催ならではの実践的な内容です。

難易度・学習時間の目安

★★☆☆☆ 初級は合格率9割超だが、上級は二次試験を含め大きく難易度が上がる

合格基準は初級・中級が正答率70%以上、上級の一次試験は正答率75%以上とされています。初級は平均合格率が約92.7%と高く、チョコレート好きであれば気軽に挑戦できるレベルです。中級は約75%前後、上級は一次・二次(テイスティング)を通過する必要があり、平均合格率は約11.5〜23.3%と大きく下がります。

テンパリングとは、チョコレートを溶かして冷やし固める際に、つやや食感を良くするために温度調整を行う工程のことです。チョコレートの製造工程に関する出題範囲に含まれることがあります。

合格率の目安:初級は約93%、中級は約75%前後、上級は約12〜23%とされ、級が上がるほど合格率が大きく下がります。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

ショコラティエ・パティシエ

カカオの選別や焙煎、テンパリングなど製造工程に関する知識は、チョコレートや洋菓子を作る専門職にとって基礎となる知識です。商品開発や品質管理の場面でも役立ちます。

チョコレート専門店・洋菓子店のスタッフ

チョコレートの歴史や産地、種類についての知識は、お客様への商品説明やギフト選びのアドバイスに活かせます。バレンタイン時期など、需要が高まる時期の接客にも役立ちます。

ホテル・カフェ・食品メーカーでの企画・開発

ホテルやカフェ、食品メーカーでチョコレートを使った商品企画・メニュー開発を行う際にも、検定で得た知識が企画の説得力を高める材料になります。

誕生の背景・歴史

2016年:明治グループ創業100周年を記念して創設

チョコレート検定は、明治グループ創業100周年と明治ミルクチョコレート発売90周年を記念し、2016年9月に第1回試験が実施されました。「カカオ、チョコレートの奥深い世界に触れてもらい、チョコレート文化を深化させる」ことを目的に創設された検定です。

毎年9月実施で延べ約21,000人が受験

その後、検定は毎年9月に実施され続け、累計の延べ受験者数は約21,000人にのぼるとされています。大手食品メーカーが単独で主催する検定としては、継続的に実施され一定の認知を得ている例といえます。回を重ねるごとに、チョコレート好きの間で少しずつ知名度を高めてきた検定といえるでしょう。

明治ミルクチョコレートとは、株式会社明治が発売しているロングセラーの板チョコレートで、日本の家庭用チョコレートを代表する商品の一つです。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

チョコレートが好きで知識を深めたい方

普段からチョコレートを楽しんでいる方が、カカオの生態や歴史といった背景知識を体系的に学びたいという理由で、初級から挑戦するケースが多く見られます。

製菓・カフェ業界で働く方

パティシエやカフェスタッフなど、チョコレートを扱う仕事をしている方が、専門知識の証明として中級・上級を目指すこともあります。

テイスティング能力を試したい方

知識だけでなく、実際にチョコレートを味わって評価する力を試したいという方が、上級のテイスティング試験を目指すこともあります。

豆知識:チョコレート検定をめぐる雑学

合格すると「認定カード」や「名刺」がもらえる

合格者には、運転免許証サイズの合格認定カード、100枚組の合格認定名刺、直径19mmの合格認定バッジが贈られます。さらに、明治が主催する体験イベント「Hello, Chocolate LESSON」への参加資格も得られるとされ、合格後の特典が充実しているのも特徴です。

大手食品メーカーが単独で主催する珍しい検定

多くの検定が業界団体や協会によって運営される中、チョコレート検定は大手食品メーカーである明治が単独で主催している点が珍しい特徴です。企業が自社の歴史やブランドへの理解を広めながら、業界全体のチョコレート文化を盛り上げる取り組みとも言えそうです。

まとめ ― チョコレートの奥深い世界に触れる検定

こんな方にとくにおすすめ

  • チョコレートが好きで、もっと詳しく知りたい方
  • パティシエ・ショコラティエなど製菓関係の仕事をしている方
  • カフェ・洋菓子店での接客に知識を活かしたい方
  • テイスティング能力を試してみたい方

取得に向けた第一歩

まずは合格率の高い初級(チョコレートスペシャリスト)から挑戦してみるのがおすすめです。チョコレートの歴史やカカオについての知識を学ぶことで、普段食べているチョコレートの見え方が変わってくるはずです。中級・上級へとステップアップすれば、テイスティングを含むより専門的な世界にも触れられます。年に一度の試験に向けて学習を進める過程そのものも、チョコレートへの理解を深める良い機会になるでしょう。

チョコレート検定 公式ホームページ
チョコレート検定の実施概要を確認するにはこちら。【主催】株式会社 明治