色彩検定について

筆記試験誰でも受験可
公的資格

色彩検定とは?

概要・難易度・取得後に活かせる仕事を解説

色彩検定の概要

色彩検定は、色のはたらきや配色、色彩心理など、色に関する知識を体系的に学べる文部科学省後援の検定試験です。公益社団法人色彩検定協会(A・F・T)が実施しており、1級から3級、そしてUC級まで、目的やレベルに応じて選べる構成になっているとされています。

文部科学省後援とは、文部科学省が検定試験の内容や運営が教育的に適切であると認め、後援している試験であることを示すものです。色彩検定は、こうした後援を受けている公的資格として位置づけられているとされています。

受験資格 ― 誰でも受験可能、級ごとに内容が異なる

色彩検定には受験資格の制限はなく、誰でも受験できるとされています。3級は色の基本知識、2級はカラーコーディネートや照明の知識、1級は色彩設計・文化・ビジネス・ファッション・環境色彩など幅広い分野を扱うとされ、自分のレベルに応じて挑戦する級を選べる点が特徴です。

試験内容 ― 3級・2級はマークシート、1級は1次・2次試験

3級はマークシート方式で試験時間60分、2級はマークシート方式に一部記述式を含み試験時間70分とされています。1級は1次試験(マークシート方式・80分)と2次試験(記述式・90分)の2段階構成で、より高度な知識と表現力が求められるといわれています。

UC級とは、色覚の多様性や高齢者の見え方、色のユニバーサルデザインなどを学ぶ級のことです。「落とすための試験」ではなく、ユニバーサルデザインの考え方を広く知ってもらうことを目的に新設されたとされ、合格しやすい級といわれています。

級ごとに独立した受験が可能

色彩検定は、3級から順に受験する必要はなく、必要に応じて2級やUC級から受験することもできるとされています。色彩心理やファッション、インテリアなど、自分の興味や仕事に合わせて学習内容を選べる点が魅力といわれています。

難易度・合格率の目安

★★ 2級・3級・UC級は合格率75%以上、1級はやや難易度が高い検定です

2級・3級・UC級は約75%以上、1級は約40%

色彩検定の合格率は、2級・3級・UC級がいずれも75%を超えるとされ、チャレンジしやすい検定とされています。一方、1級は1次・2次試験を通して合格率が約40%程度とされ、出題範囲の広さや記述式の2次試験への対策が必要になるといわれています。

合格率の目安:2級・3級・UC級は75%以上と取り組みやすく、1級は約40%とされています。1級は2次試験が記述式となるため、配色理論を自分の言葉で説明できるようにしておくことが対策のポイントといわれています。

2級からの受験もおすすめされている

色の基本的な知識がある人であれば、3級を経ずに2級から受験することもできるとされています。色彩心理やカラーコーディネートについて、ある程度の知識がある人は、2級から挑戦するのも一つの方法といわれています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

アパレル・ファッション業界の販売・企画担当者

アパレル販売やファッション企画の仕事では、色の組み合わせを考える機会が多いとされています。色彩検定で学ぶ配色理論や色彩心理の知識は、商品の提案やディスプレイの企画など、さまざまな場面で活かせるといわれています。

インテリア・住宅関連の仕事

インテリアコーディネーターや住宅関連の仕事でも、空間の配色を考える際に色彩検定の知識が役立つとされています。照明による色の見え方の違いなど、2級以上で学ぶ内容は、実際の空間づくりに直結する知識といわれています。

Webデザイン・グラフィックデザインの仕事

Webデザインやグラフィックデザインの分野でも、配色のバランスやユーザーに与える印象を考える際に、色彩検定で学ぶ知識が活用できるとされています。UC級で学ぶユニバーサルデザインの視点は、誰にとっても見やすいデザインを考える上で役立つといわれています。

誕生の背景・歴史

色彩知識の体系化と普及

色彩検定は、ファッションやインテリア、デザインなど、さまざまな分野で必要とされる色彩に関する知識を体系的に学べる検定として整備されてきたとされています。文部科学省の後援を受けることで、教育的にも信頼性の高い検定として広く認知されるようになったといわれています。

色彩検定協会(A・F・T)とは、色彩検定の実施や、色彩に関する教育・研究活動を行う公益社団法人です。色彩検定のほか、カラーコーディネーターに関する情報提供なども行っているとされています。

UC級の新設による対象範囲の拡大

近年、色覚の多様性やユニバーサルデザインへの関心が高まる中で、UC級が新設されたとされています。色のバリアフリーという視点が広まることで、色彩検定が対象とする分野も、ファッションやデザインだけでなく、社会全体に関わるテーマへと広がってきたといわれています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

アパレル・インテリア業界で働く人

アパレルやインテリア業界で働く人が、配色やコーディネートの知識を体系的に学ぶために色彩検定を取得することが多いとされています。3級から始めて、業務に必要な範囲まで段階的にステップアップする人が多いといわれています。

デザイン関連の仕事を目指す学生・社会人

デザイン関連の仕事を目指す学生や、転職・スキルアップを考える社会人が、色彩の基礎知識を身につけるために受験することもあるとされています。色彩に関する知識を持っていることを証明できる資格として、ポートフォリオに添える人もいるといわれています。

配色技法とは、色相や明度、彩度といった色の特徴を踏まえて、調和のとれた色の組み合わせを考えるための理論のことです。色彩検定では、3級から1級まで、レベルに応じてさまざまな配色技法を学べるとされています。

豆知識:関連資格との違いとステップアップ

カラーコーディネーター検定試験との違い

カラーコーディネーター検定試験は、商工会議所が実施する、色を扱うビジネス全般に関する知識を問う検定です。色彩検定は、ファッションやインテリアなど、より生活に密着した分野での色の活用に重点を置いている点が異なるとされています。両方を学ぶことで、色に関する知識をより幅広い視点から身につけられるといわれています。

パーソナルカラリスト検定との違い

パーソナルカラリスト検定は、人の肌や髪の色に合わせて似合う色を提案する知識を問う検定です。色彩検定は、配色全般や色彩心理など、より広い範囲の色彩知識を扱う点が異なるとされています。色彩検定で基礎を学んだ後、パーソナルカラリスト検定でより専門的な分野に進むという流れもあるといわれています。

まとめ ― 色の知識を体系的に学べる検定

こんな方にとくにおすすめ

  • アパレル・ファッション業界で働く方
  • インテリア・住宅関連の仕事に携わる方
  • Webデザイン・グラフィックデザインに興味がある方
  • 色に関する知識を体系的に学びたい方

取得に向けた第一歩

まずは3級から、色の基本的な仕組みや配色の考え方を学ぶことが第一歩です。すでに色に関する知識がある人は、2級から挑戦するのもよいでしょう。公式テキストと過去問を使って、色相や配色技法などの基礎をしっかり固めることが、合格への近道とされています。