チーズプロフェッショナル資格認定試験について

CBT・オンライン試験実技試験あり筆記試験誰でも受験可
民間資格

チーズプロフェッショナル資格認定試験とは?

概要・難易度・取得後に活かせる仕事を解説

チーズプロフェッショナル資格認定試験の概要

チーズプロフェッショナル資格認定試験は、チーズに関する専門知識やテイスティング能力を測り、チーズの魅力を正しく伝える「チーズプロフェッショナル」の呼称資格を認定する民間資格です。NPO法人チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)が実施しており、チーズの種類や製法、保存方法、提供方法などを体系的に学べる資格として知られています。

NPO法人チーズプロフェッショナル協会(C.P.A.)とは、チーズの積極的な摂取を普及啓蒙し、チーズに関する専門知識を持つ「チーズプロフェッショナル」を養成・認定することを目的に活動している非営利団体です。

一次試験・二次試験の2段階構成

試験は一次試験と二次試験の2段階で構成されているとされています。7月に実施される一次試験はCBT方式で全国の指定会場で受験でき、チーズの教本や基本講習会の講義内容、チーズに関する常識的な事項などが出題範囲とされています。一次試験に合格すると、10月に実施される二次試験に進めるとされています。

CBT方式とは、Computer Based Testingの略で、会場のパソコンを使って解答する試験方式のことです。全国の指定会場で実施されるため、希望する都道府県内で受験しやすいという特徴があります。

二次試験はブラインドテイスティングと論述

二次試験では、チーズの種類を判別するブラインドテイスティングや、お客様にチーズを提案・販売する場面を想定した実務的な論述問題が出題されるとされています。会場は東京・大阪の2か所のみとされ、知識だけでなく現場で活かせる実践力が求められる試験といわれています。

受験資格 ― 協会への入会が必要

チーズプロフェッショナル資格認定試験そのものに学歴や実務経験などの受験資格は設けられていないとされていますが、試験を受けるためにはチーズプロフェッショナル協会の会員になる必要があるとされています。また、初心者向けには「エントリーチーズプロフェッショナル」という入門段階が用意されており、こちらは基本講習会の受講などの条件が設けられているとされています。

難易度・合格率の目安

★★★★☆ チーズの専門知識に加え、テイスティング能力や実務的な提案力まで求められる本格的な資格です

一次試験・二次試験それぞれの合格率

チーズプロフェッショナル資格認定試験の合格率は、一次試験が50%前後、二次試験が30%程度とされています。両方を突破して資格を取得できる割合は、単純計算でおおよそ2割程度にとどまるとされており、難易度は決して低くないといわれています。一次試験はCBT方式のため過去問対策が中心となりますが、二次試験のブラインドテイスティングは実際にさまざまなチーズを食べ比べる経験を積むことが対策の鍵になるとされています。

合格率の目安:一次・二次を通して最終的に合格できるのはおおよそ2割程度とされ、知識だけでなくテイスティングの経験量が合否を左右するといわれています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

チーズ専門店・アンテナショップのスタッフ

チーズ専門店やデパートのチーズコーナーで働くスタッフにとって、チーズプロフェッショナルは商品の特徴や保存方法、おすすめの食べ方などをお客様に的確に説明するための知識の裏付けになるとされています。試食販売の場面でも、テイスティングの経験が活かされるといわれています。

レストラン・ワインバーのホールスタッフ

レストランやワインバーでチーズプレートを提供する際、チーズとワインの組み合わせ(ペアリング)を提案できることは、お客様の満足度を高める接客スキルの一つとされています。ソムリエの資格とあわせて取得することで、より幅広い提案ができるようになるといわれています。

食品メーカー・輸入商社の担当者

チーズの輸入や販売を手がける商社・メーカーの担当者にとって、チーズの製法や産地、品質の見分け方に関する専門知識は、商品選定や取引先との商談において説得力を持たせる材料になるとされています。

ペアリングとは、料理や食材と飲み物(ワインなど)の組み合わせを工夫し、互いの風味を引き立て合わせることです。チーズとワインのペアリングは代表的な組み合わせの一つとされています。

誕生の背景・歴史

チーズプロフェッショナル協会の設立

NPO法人チーズプロフェッショナル協会は、チーズが持つ栄養価や食文化としての価値を広く伝え、正しい知識を持ってチーズを扱う人材を育てることを目的に設立されたとされています。設立以降、チーズプロフェッショナル資格認定試験や、より入門的な内容のC.P.A.チーズ検定などを通じて、チーズに関する知識の普及に取り組んでいるとされています。

チーズ文化の広がりと資格の役割

日本国内でも輸入チーズの種類が増え、専門店やレストランでナチュラルチーズを扱う機会が広がってきたとされています。こうした流れの中で、チーズの正しい知識を持つ「伝え手」を育てる資格として、チーズプロフェッショナル資格認定試験が位置づけられてきたといわれています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

チーズ専門店で働く人・開業したい人

チーズ専門店で働く人や、将来的にチーズショップの開業を考えている人が、専門知識を客観的に証明する手段として取得を目指すケースが多いとされています。

ソムリエ・飲食業に携わる人

ソムリエや唎酒師などの資格を持つ飲食業従事者が、ワインや日本酒に合わせる食材としてのチーズの知識を深めるために、追加で取得を目指すこともあるとされています。

チーズが好きで深く学びたい愛好家

仕事に直結しなくても、チーズが好きで知識を深めたいという愛好家が、自分の楽しみとして資格取得に挑戦することもあるとされています。テイスティングを通じてさまざまなチーズに出会えることも、学習を楽しく続けられる理由の一つといわれています。

豆知識:関連資格との違い

ソムリエ・唎酒師との関係

ソムリエはワイン、唎酒師は日本酒に関する専門資格ですが、いずれも「食材と飲み物のペアリング」を提案する役割が共通しているとされています。チーズプロフェッショナルを併せて取得することで、ワインや日本酒に合わせるチーズの提案までできるようになり、提案できる幅がさらに広がるといわれています。

C.P.A.チーズ検定との違い・ステップアップ

チーズプロフェッショナル協会では、より入門的な内容の「C.P.A.チーズ検定」も実施しているとされています。チーズプロフェッショナル資格認定試験はその上位に位置づけられる本格的な資格とされており、まずはチーズ検定でチーズの基礎知識を身につけ、その後にチーズプロフェッショナル資格認定試験へステップアップするという進み方も紹介されています。

C.P.A.チーズ検定とは、チーズプロフェッショナル協会が実施する、一般の方でも受験しやすい入門レベルのチーズに関する検定です。チーズプロフェッショナル資格認定試験に比べて、より基礎的な知識を中心に出題されるとされています。

まとめ ― チーズの魅力を伝える専門資格

こんな方にとくにおすすめ

  • チーズ専門店やデパートのチーズコーナーで働いている方
  • レストランやワインバーでチーズを提供する方
  • ソムリエ・唎酒師など飲食関連の資格を持っている方
  • チーズが好きで専門知識を深めたい方

取得に向けた第一歩

まずはチーズプロフェッショナル協会への入会を検討し、基本講習会やC.P.A.チーズ検定などを通じてチーズの基礎知識を身につけることが第一歩とされています。一次試験に向けては教本での学習、二次試験に向けてはさまざまなチーズを実際に食べ比べてテイスティングの経験を積むことが、合格への近道といわれています。