AEA認定エステティシャン・AEA上級認定エステティシャンについて

実技試験あり筆記試験実務経験・学歴が必要
民間資格

AEA認定エステティシャン・AEA上級認定エステティシャンとは?

概要・難易度・他団体の資格との関係を解説

AEA認定エステティシャン・AEA上級認定エステティシャンの概要

AEA認定エステティシャン・AEA上級認定エステティシャンは、一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)が認定する資格です。エステティックの専門知識・技術を客観的に示す資格として、AEAでは「AEA認定エステティシャン」を基礎資格、その上位に「AEA上級認定エステティシャン」、さらに上位に「AEA認定インターナショナルエステティシャン」という3段階の資格を設けています。

エステティックとは、フェイシャルやボディに対する手技や機器を用いた、美容を目的とした施術全般のことです。サロンでのトリートメントメニューとして広く提供されています。

試験の出題範囲と形式

AEA上級認定エステティシャンの筆記試験は、マークシート・4択式で100問出題され、美容脱毛に関する一部科目を除くAEAテキストの全科目が出題範囲とされています。筆記試験は年2回(1月・9月頃)、実技試験は年2回(3月・12月頃)実施されるとされ、筆記・実技の両方に合格する必要があります。

受験資格・対象者 ― 実務経験が前提

AEA上級認定エステティシャンの受験資格には、フェイシャルまたはボディに関して2年以上の実務経験または講師経験があること、あるいはAEA認定エステティシャンや他団体の同等資格を取得後、1年以上の実務経験があることなどが定められています。また、AEA認定校で1000時間以上のカリキュラムを修了することでも受験資格が得られるとされ、知識だけでなく現場経験が重視される資格であることがわかります。

「認定エステティシャン」と「上級認定エステティシャン」の違い

「AEA認定エステティシャン」は、エステティックの基礎的な知識・技術を認定する入門レベルの資格です。これに対して「AEA上級認定エステティシャン」は、一定の実務経験を積んだうえで、より専門的な知識・技術を認定する上位資格という位置づけになっています。さらに5年ごとの資格更新制度が設けられており、取得後も最新の知識を維持することが求められるとされています。

AEA(一般社団法人日本エステティック業協会)とは、エステティック業界の発展と、安全で質の高いサービスの提供を目的に活動する団体です。認定資格制度の運営のほか、業界の適正化に向けた取り組みも行っているとされています。

難易度・学習時間の目安

★★★☆☆ 実務経験を積んだうえで挑戦する資格のため、知識の網羅性と実技の精度が問われます

AEA認定エステティシャン資格全体の合格率はおよそ80%程度とされ、現場での実務経験を積んだうえで試験範囲のテキストをしっかり対策していれば、対応しやすいレベルとされています。ただし筆記試験は100問中80%以上の正答が必要とされ、出題範囲も広いため、計画的な学習が求められます。

合格率の目安:AEA認定資格全体の合格率はおよそ80%程度とされていますが、出題範囲が広いため、テキストを使った網羅的な対策が重要とされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

エステティックサロンのエステティシャン

エステティックサロンでフェイシャルやボディのトリートメントを担当するエステティシャンにとって、AEA認定資格は技術と知識を客観的に示す資格として、採用や接客の場面で評価されることがあるとされています。

サロンの店長・教育担当

上級認定エステティシャンまで取得すると、サロン内でスタッフへの技術指導や教育を担う立場として活躍する道につながる場合もあります。実務経験と上位資格を兼ね備えていることが、マネジメント職への評価材料になるとされています。

エステティックスクールの講師

上位資格を取得し実務経験を積んだ人が、これからエステティシャンを目指す人にフェイシャルやボディの技術を教えるスクール講師として活動するケースもあります。

誕生の背景・歴史

1987年:全日本エステティック業連絡協議会としての発足

AEAの前身は、1987年に発足した「全日本エステティック業連絡協議会」です。エステティック業界が拡大していく中で、業界全体の発展や適正化を目的とした団体として活動を始めたとされています。

2002年以降:認定資格制度の整備

2002年にAEAエステティシャン養成制度がスタートし、その後もNPO法人日本エステティック機構や日本エステティック振興協議会の設立に参画するなど、業界団体間で連携しながら認定資格制度を整えてきたとされています。こうした流れの中で、AEA認定エステティシャン・AEA上級認定エステティシャンといった段階的な資格体系が形成されました。

一般社団法人とは、営利を目的としない法人形態のひとつで、法律に基づいて設立される団体です。AEAはこの形態をとり、エステティック業界団体としての活動を行っているとされています。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

エステサロンで実務経験を積んだスタッフ

サロンで一定期間実務経験を積んだエステティシャンが、自分の技術と知識を客観的に証明するために、AEA認定エステティシャンや上級認定エステティシャンを目指すケースが多いとされています。

独立・開業を目指す人

将来的に自分のサロンを開業したいと考えている人にとって、上位資格を持っていることはお客様への信頼材料のひとつになるとされています。資格更新制度があることも、継続的に学び続けている証として評価されることがあります。

スクール講師を目指す人

実務経験と上位資格を兼ね備えた人が、エステティックスクールで次世代のエステティシャンを育てる講師としての活動を目指すケースもあるとされています。

豆知識:エステ業界には複数の認定団体がある

AEA以外にも認定団体が存在する

エステティック業界には、AEA以外にも複数の認定団体が存在しており、それぞれが独自の認定資格制度を運営しています。代表的な団体としては、AEAより歴史の長い「日本エステティック協会(AJESTHE)」などが知られています。同じ「認定エステティシャン」という名前でも、運営団体によって試験内容や受験資格が異なる場合があるため、求人情報や講座を確認する際には、どの団体の資格かを確認することが大切とされています。

AJESTHE(日本エステティック協会)とは、AEAとは別に独自の認定エステティシャン資格を運営している業界団体です。AEAより歴史が長いとされ、エステ業界には複数の認定団体が並立している点が特徴です。

資格更新制度がある資格

AEA上級認定エステティシャンには5年ごとの資格更新制度が設けられており、一度取得すれば永久に有効というわけではありません。常に最新の美容知識や法令を学び続けることが、資格保有者に求められているとされています。

まとめ ― 実務経験と知識の両方を証明する資格

こんな方にとくにおすすめ

  • エステサロンで実務経験を積んでおり、技術・知識を証明したい方
  • 将来サロンの店長やエステティックスクールの講師を目指す方
  • 独立・開業に向けてお客様への信頼材料を増やしたい方
  • すでに他団体のエステ系資格を持ち、ステップアップしたい方

取得に向けた第一歩

まずはAEA認定校での学習や、サロンでの実務経験を積むことが第一歩になります。受験資格は実務経験の年数やカリキュラムの修了時間によって細かく定められているため、自分がどの条件を満たせるかを確認することが大切です。最新の受験資格や試験日程は、AEAの公式サイトで確認できます。

AEA公式サイト|資格取得について
AEAはエステティックサロン事業者の団体として、産業の健全な発展とエステティシャンの社会的地位の確立を目指し、消費者から信頼されるエステティックを普及させることを使命として活動しています。