モーショングラフィックス検定について

CBT・オンライン試験誰でも受験可
民間資格

モーショングラフィックス検定とは?

概要・難易度・取得後の活かし方を解説

モーショングラフィックス検定の概要

モーショングラフィックス検定は、画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が関連する検定の一つで、映像にアニメーションやテキスト・図形の動きを組み合わせた「モーショングラフィックス」の制作に関する知識を問うものです。映像・Web・広告など、さまざまな分野で活用できる知識を体系的に学べる検定です。

試験の出題範囲と形式

出題範囲は、モーショングラフィックスの基礎理論、映像表現の手法、制作ソフトの基本的な使い方、企画・構成の考え方など多岐にわたります。試験はCBT方式で実施され、パソコンの画面上で問題を解いていく形式です。

CBT方式とは、Computer Based Testingの略で、専用のテストセンターなどに設置されたパソコンを使って受験する試験形式のことです。会場や日程の選択肢が多く、結果がその場でわかることが多いのが特徴です。

受験資格・対象者

受験資格に学歴や実務経験などの制限はなく、誰でも受験できます。映像・デザイン系の学校に通う学生から、すでに映像制作の仕事をしている社会人まで、幅広い層が受験対象です。

CG-ARTS検定群の中での位置づけ

CG-ARTSは、CGエンジニア検定やCGクリエイター検定など、CG・映像・Web分野に関する複数の検定を実施している団体です。モーショングラフィックス検定は、その中でも特に「動きのある映像表現」に焦点を当てた知識を確認できる検定として位置づけられています。

CG-ARTS(画像情報教育振興協会)とは、CG・映像・画像処理分野の人材育成を目的とする団体で、複数の検定試験の実施や、教育機関向けの教材開発などを行っています。

難易度・学習時間の目安

★★★☆☆ 基礎理論と専門用語の理解が必要な中級レベル

学習時間の目安は100時間前後とされています。映像制作の経験がある方であれば、すでに知っている内容と用語を結びつけながら学習を進められますが、未経験の方は専門用語や制作の流れから丁寧に理解していく必要があります。

モーショングラフィックスとは、図形・テキスト・イラストなどに動きをつけて表現する映像技法のことです。テレビCMのタイトル表示や、ニュース番組のテロップアニメーションなどが代表例です。

学習の進め方としては、公式テキストで基礎理論を押さえたうえで、過去問題などを使って出題形式に慣れておくとよいでしょう。

合格率の目安:中級レベルの検定として、半数前後の受験者が合格しているとされています。

取得後に活かせる仕事・関連する職種

モーションデザイナー・映像クリエイター

テレビCMやWeb広告、企業のプロモーション映像などで使われる動きのある映像表現を手がける仕事です。検定で学ぶ基礎理論は、実際の映像制作における企画・構成の考え方にもつながります。

動画編集者

YouTubeやSNS向けの動画編集を行う仕事でも、テロップやアニメーションの動きに関する知識は役立ちます。視聴者の目を引く演出を考える際の土台として活用できます。

Web・広告業界のデザイナー

Webサイトのバナーやアニメーション、広告クリエイティブを制作するデザイナーにとっても、モーショングラフィックスの基礎知識は表現の幅を広げる材料になります。

誕生の背景・歴史

CG・映像分野の検定整備

CG-ARTSは、CG・映像分野の人材育成を目的として、CGエンジニア検定やCGクリエイター検定など複数の検定を整備してきました。映像表現の中でも、図形やテキストに動きをつける「モーショングラフィックス」という分野に特化した知識を確認できる検定として、モーショングラフィックス検定が位置づけられるようになったとされています。

SNS・動画配信の普及と需要の広がり

YouTubeやSNSでの動画視聴が広く普及したことで、企業のプロモーションだけでなく、個人の動画制作においてもモーショングラフィックスの技術が使われる場面が増えています。こうした流れの中で、モーショングラフィックスに関する知識を体系的に学ぶ意義も高まってきました。

どんな人が、どんな目的で取得しているのか

映像・デザイン系の専門学校生・大学生

映像制作やデザインを学ぶ学生が、授業で学んだ内容を整理し、知識を体系的に確認する目的で受験することがあります。就職活動の際に、映像分野への関心や基礎知識をアピールする材料にもなります。

動画編集・Web業界で働く社会人

実務の中で感覚的に身につけてきたモーショングラフィックスの知識を、改めて体系的に整理し直したいという社会人が受験するケースもあります。基礎理論を学び直すことで、クライアントへの説明や提案の精度が上がることもあります。

個人で動画制作・配信を行っている方

YouTubeなどで個人として動画を制作・配信している方が、より見やすく印象的な動画を作るための知識を体系的に学ぶ目的で受験することもあります。感覚だけで作っていた部分に、理論的な裏付けが加わるのが大きなメリットです。

豆知識:身近にあふれるモーショングラフィックス

アニメーションとモーショングラフィックスの違い

「アニメーション」はキャラクターなどが動くもの全般を指すのに対し、「モーショングラフィックス」は文字・図形・写真といったグラフィック要素に動きをつけて、情報やメッセージを伝えることに重点を置いた表現を指すことが多いとされています。インフォグラフィックス動画などは、モーショングラフィックスの代表的な例といえます。

インフォグラフィックスとは、データや情報をグラフ・図形・アイコンなどを使って視覚的にわかりやすく表現したものです。これに動きを加えたインフォグラフィックス動画は、ニュース解説や企業の事業紹介などで広く使われています。

テレビ番組のオープニングにも使われている技術

普段何気なく見ているテレビ番組のオープニングタイトルや、ニュース番組での図表アニメーションなども、モーショングラフィックスの技術が使われている例の一つです。意識して見てみると、街中の広告やWebサイトにも、こうした表現が数多く使われていることに気づくはずです。

まとめ ― 「動き」で伝える力を身につける

こんな方にとくにおすすめ

  • 映像・デザイン系の学校で学んでいる学生
  • 動画編集・Web制作の仕事に携わっている方
  • YouTubeやSNSで動画制作・配信を行っている方
  • CG-ARTS系の他の検定とあわせて知識を広げたい方

取得に向けた第一歩

まずはCG-ARTSが提供する公式テキストや過去問題集を入手し、モーショングラフィックスの基本的な用語や考え方に触れてみましょう。CGエンジニア検定やCGクリエイター検定とあわせて学習することで、映像・CG分野全体の理解をより深めることができます。